「こ」

怖いもの見たさ(こわいものみたさ)

分類ことわざ意味恐ろしいものと聞けば、かえって好奇心をそそられ見たくなるものだ、という意味。同類語・同義語恐い物見たさ
「こ」

コロンブスの卵(ころんぶすのたまご)

分類ことわざ意味後で考えると誰でもできそうな平易なことでも、初めに考え付いたり、それを行動に起こすことは、大変難しいことだ、という意味。新大陸を発見したコロンブスが、ある時「そんな発見なら誰にでもできる」と人から言われた。コロンブスは、茹で...
「こ」

五里霧中(ごりむちゅう)

分類ことわざ意味事情が全く把握できずに、どうすれば良いのか分からなくなってしまうこと。「五里霧」とは、五里四方を包む深い霧のこと。昔中国に五里霧を巻き起こし道も方角も分からなくしてしまう人がいた、という話から、判断に苦しみ進退に苦慮すること...
「こ」

転んでもただは起きぬ(ころんでもただはおきぬ)

分類ことわざ意味失敗しても、その失敗を利用して何か利益を得ようとすること。要領良く貪欲な人のたとえ。けちん坊の人のことをいう。転んでも必ず何かを拾って起き上がる、手ぶらでは起きない、ということから。同類語・同義語転んでも従手は起きぬ転んでも...
「ふ」

蚊虻牛羊を走らす(ぶんぼうぎゅうようをはしらす)

分類ことわざ意味小さな者が大きな者を動かすことをたとえた言葉。小さな者でも大きくて強い者に揺さぶりをかけ動揺させられる、ということ。「蚊虻」は、蚊(カ)と虻(アブ)のこと。これらのような小さな虫でも、大きな牛や羊に集ると、うるさがって走り出...
「ふ」

分別過ぎれば愚に帰る(ぶんべつすぎればぐにかえる)

分類ことわざ意味あまりに考えすぎると、かえって愚策に陥ることをいう。分別は物事の理非をわきまえることだが、それも考えすぎるとかえって失敗する、ということ。同類語・同義語分別過ぐれば愚に帰る
「ふ」

文人相軽んず(ぶんじんあいかろんず)

分類ことわざ意味文人墨客は、自尊心が高いので自分自身を高く構えて、互いに軽蔑し合っているきらいがある、という意味。
「ふ」

分相応に風が吹く(ぶんそうおうにかぜがふく)

分類ことわざ意味人それぞれの身分や立場に応じた相応しい処世の法や暮らし方があるものだ、という意味。風というものは、その人に相応しく吹いてくる、ということから。
「え」

栄耀に餅の皮を剥く(えようにもちのかわをむく)

分類ことわざ意味非常に贅沢な暮らしに慣れた様子。過度な贅沢のたとえ。贅沢に慣れた生活をする者が、剥く必要のない餅の皮まで硬いと言って剥いて食べる、ということから。同類語・同義語蝦跳れど斗を出でず(えびおどれどとをいでず)
「え」

蝦踊れども川を出でず(えびおどれどもかわをいでず)

分類ことわざ意味物にはそれぞれ定まった運命というものがあり、器でないことはできない、という意味。海老(エビ)はどんなに跳ね上がっても川からは出ない、ということから。同類語・同義語蝦跳れど斗を出でず(えびおどれどとをいでず)
「え」

得手に鼻つく(えてにはなつく)

分類ことわざ意味自分の得意とすることによって、失敗すること。
「え」

似非侍の刀いじり(えせざむらいのかたないじり)

分類ことわざ意味力の無い者に限って、実力を大袈裟に見せかけ、空威張りするものである、という意味。「似非侍」は、武士にあるまじき行動をする武士のこと。臆病な侍に限って、何かというとすぐに刀を振り回して人を脅かすものである、ということから。
「と」

当意即妙(とういそくみょう)

分類ことわざ意味その場に応じて、素早く機転を利かすこと。気の利いた対応をすること。「当意」は、その場で考えること。「即妙」は、機転が利くこと。同類語・同義語臨機応変(りんきおうへん)
「り」

臨機応変(りんきおうへん)

分類ことわざ意味物事をその時その場の状況に合わせて適切に処理すること。また、どんな事態になっても柔軟に対応することをいう。「臨機」は、場合に臨んで、「応変」は、変化に応じて、という意味。同類語・同義語当意即妙(とういそくみょう)
「り」

両天秤に掛ける(りょうてんびんにかける)

分類ことわざ意味対立する両方に関係をつけておき、どちらかに転んでも自分は損をしないようにすること。二股をかけておくこと。「両天秤」は、計量器の天秤のこと。棒の真ん中を支えとして、両端に物を載せて二つの皿の釣り合いをとって量ることから。同類語...
「り」

梁塵を動かす(りょうじんをうごかす)

分類故事意味優れた歌声で歌うこと。歌の上手なことをいう。中国の魯の国の虞公という歌の上手な美声の人が歌うと、梁(はり)の上の塵までも動いた、ということから。
「と」

灯台下暗し(とうだいもとくらし)

分類ことわざ意味自分の身近なことは案外分からないものだ、という意味。「灯台(燈台)」は、昔、蠟燭(ロウソク)を立てる明かりを灯すための台のことで、遠くは明るいがそのすぐ下は陰になって暗い、ということから。遠いことはよく気が付くが、身近にある...
「と」

冬扇夏爐(とうせんかろ)

分類ことわざ意味時勢に合わず、何の役にも立たないこと。冬の扇、夏の炉(暖炉)、ということから。
「と」

頭角を現す(とうかくをあらわす)

分類ことわざ意味才能や技能が他の人よりも特に優れて目立つこと。「頭角」は頭の先のこと。頭の先が人よりも抜きんでて目立つ、ということから。
「と」

同床異夢(どうしょういむ)

分類ことわざ意味同じ生活をしているのに心では別の考えをしていること。また、一緒に仕事をしながら目標や意見が違うことをいう。