「や」

八百長(やおちょう)

分類ことわざ意味前もってこっそりと打ち合わせで勝ち負けを決めておき、真剣に戦うふりをして勝敗を争うこと。馴れ合いで事を運ぶこと。また、わざと負けること。 昔、八百屋と相撲茶屋を経営していた長兵衛(通称、八百長)が、ある親方と囲碁を打ち、強い...
「や」

薬石効なし(やくせきこうなし)

分類ことわざ意味一生懸命に看護をしたがその甲斐もない。または、手当の甲斐もなく病死したときに使用する言葉。 「薬石」は、昔の中国で鍼治療に使用した器具で、石で製作した針のこと。この言葉は、死亡通知をするときによく用いられる。
「や」

薬石の言(やくせきのげん)

分類ことわざ意味薬や治療のように身のためになる言葉や忠告。 「薬石」は薬と石鍼(いしばり)を指し、転じて、治療全般のこと。
「も」

門前雀羅を張る(もんぜんじゃくらをはる)

分類ことわざ意味訪れて来る人もなく寂しい様子。 門の前に雀(スズメ)を捕獲する網(羅)を張る、ということから。
「ほ」

忙中閑あり(ぼうちゅうかんあり)

分類ことわざ意味忙しい中にも一時のんびりすることがあること。 「忙中」は、忙しい最中。「閑」は、暇のこと。
「ほ」

蒲柳の質(ほりゅうのしつ)

分類ことわざ意味生まれつき身体が弱いこと。ひ弱な体質のこと。 「蒲柳」は、カワヤナギ(川柳)のこと。カワヤナギは、秋になると葉が早々と落ちることから。
「ほ」

盆と正月が一緒に来たよう(ぼんとしょうがつがいっしょにきたよう)

分類ことわざ意味非常に忙しいことの形容。また、嬉しいことが重なること。 賑やかになるお盆とお正月が同時に来たような、ということから。同類語・同義語盆と正月が一緒に来たような
「ほ」

本来無一物(ほんらいむいちぶつ)

分類ことわざ意味心は本来、空虚で何物も存在しない。すべての物は仮のもので実ではない、という意味。
「と」

独立影に慚じず(どくりつかげにはじず)

分類ことわざ意味常時品行方正を心掛ける、という意味。 自分の心にやましいことがなければ、たった一人立っていても自分の影に恥じることがない、ということから。
「と」

年が薬(としがくすり)

分類ことわざ意味年を取ってくると全ての事に対して思慮分別ができてくるものである、という意味。 若い時は乱暴だった者が、年を取ると温和になったりする。年齢を重ねたことが薬となり、思慮分別がつく、ということから。
「と」

塗炭の苦しみ(とたんのくるしみ)

分類ことわざ意味酷く辛い苦しみ。甚だしく苦しいことを表現していう。 「塗」は、泥。「炭」は炭火のこと。泥にまみれ火に焼かれるのと同じような苦しみ、ということから。
「と」

年寄れば欲深し(としよればよくふかし)

分類ことわざ意味年寄りになると、物事に対する欲が深くなる、という意味。
「せ」

生は難く死は易し(せいはかたくしはやすし)

分類ことわざ意味生きていくことは難しく、死ぬことはかえって容易である、という意味。
「せ」

隻鳧の別れ(せきふのわかれ)

分類ことわざ意味親しい人と別れて旅立つこと。惜別のこと。 「隻鳧」は、つがいだったのが逸れて一羽になってしまった鴨のこと。
「せ」

赤手を以て江河を障う(せきしゅをもってこうがをささう)

分類ことわざ意味他の力を借りずに、単独で大事業にあたること。また、不可能なこと。 「赤手」は素手のこと。「江河」は大きな川、大河のこと。素手で大河の流れを止めようとする、ということから。
「せ」

節は時を嫌わず(せつはときをきらわず)

分類ことわざ意味時節が来たならば、その日の吉凶は問題にしなくともよい、という意味。
「か」

快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)

分類ことわざ意味厄介な事件や物事、論争等を、テキパキと処理し解決すること。紛糾した物事を見事に解決すること。 絡み合ってもつれた麻を、鋭利な刀で断ち切る、ということから。同類語・同義語快刀乱麻(かいとうらんま)
「お」

温故知新(おんこちしん)

分類ことわざ意味昔のことや古い事柄を研究して、そこから新しい真理を発見すること。 「温」は、復習すること。「故」は、古い事柄。 『論語』で孔子が教師の資格として述べた言葉。同類語・同義語故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきを...
「ふ」

故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)

分類ことわざ意味古いことを研究して新しい道を発見する。昔のことをよく調べ、そこから新しい考えを見つけ出すこと。 『論語』のなかの孔子の言葉。同類語・同義語温故知新(おんこちしん)
「ふ」

古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず)

分類ことわざ意味古く由緒のあるものは滅びることはない、という意味。同類語・同義語古川に水絶えぬ(ふるかわにみずたえぬ)