「う」

怨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)(うらみこつずいにいる)

分類ことわざ意味相手の仕打ちの憎む心が非常に強いこと。ひどい目にあわされて人に対する怨念が骨の髄(中心)まで深く染み込み、極端に恨んでいる様子から。『史記』からの言葉。同類語・同義語怨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)恨み骨髄(うらみこ...
「う」

噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)

分類ことわざ意味人の噂をしていると、ちょうど話題の本人がやって来るものだ、という意味。「影が差す」とは、姿がちょっと見える、ということ。同類語・同義語噂をすれば影(うわさをすればかげ)
「と」

鳥は枝の深きに集まる(とりはえだのふかきにあつまる)

分類ことわざ意味常に人が多く賑わっている繁華な場所には、人の出入りが多い、という意味。鳥はよく茂った枝に集まる、ということから。
「と」

鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し(とりのまさにしせんとするそのなくやかなし)

分類ことわざ意味「鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し」の後に、「人の将に死せんとするその言や善し」と続き、人が死に臨んで口にする言葉には、紛れもない真実が込められている、という意味。また、鳥の死に際の鳴き声は、胸をえぐるほど悲しい響きを持っ...
「と」

虎は千里の藪に住む(とらはせんりのやぶにすむ)

分類ことわざ意味優れた人物は奥深い舞台を必要とする、という意味。一日に千里を往復する虎は、狭小な土地には住まない、ということから。同類語・同義語虎は千里続く国ならでは住まず(とらはせんりつづくくにならではすまず)
「と」

鳥の両翼、車の両輪(とりのりょうよく、くるまのりょうりん)

分類ことわざ意味密接な繋がりを持つ間柄のこと。鳥の翼も、車の車輪も、どちらも両方(2つ)揃って役に立つものである、ということから。
「お」

女三界に家無し(おんなさんがいにいえなし)

分類ことわざ意味女性は世界のどこにも安心して住むところはない、という意味。女性は親(父)に、夫に、子に従うもので、この世に自分の家というものはない、ということから。「三界」は、仏教の言葉で、欲界、色界、無色界のこと、全世界の意味。女性は幼い...
「お」

女の猿知恵(おんなのさるぢえ)

分類ことわざ意味女性の知恵の浅薄さを嘲笑した言葉。同類語・同義語女の鼻の先思案(おんなのはなのさきしあん)女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
「お」

女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)

分類ことわざ意味女性の知恵は浅はかなもので、極目の前の些細なことにばかり気が付いて、将来の大きなことにまで思い及ばないものである、という意味。同類語・同義語女の鼻の先思案(おんなのはなのさきしあん)女の猿知恵(おんなのさるぢえ)
「か」

櫂は三年、櫓は三月(かいはさんねん、ろはみつき)

分類ことわざ意味何事も上達するまでにはある期間の練磨が必要である、という意味。櫂を操るようになるまでには三年、櫓を操るようになるまでには三月の歳月を要する、ということから。「櫂」と「櫓」はどちらも舟を動かすための道具で、「櫂」は平たい板(ブ...
「す」

雀の涙(すずめのなみだ)

分類ことわざ意味分量がごく少ない様子。また、金額が大変少ないこと。雀(スズメ)は、小さい鳥なので、涙の量もごくわずかだろう、ということから。
「す」

捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)

分類ことわざ意味世の中はうまくできていて、ある人に見放されても、別の人に助けられることもよくあるものだ。だから不運に見舞われたとしても落胆することはない、という意味。また、他人に悪口を言われたり相手にされなかったりしても、くよくよするな、と...
「す」

擂粉木で重箱を洗う(すりこぎでじゅうばこをあらう)

分類ことわざ意味隅々まで行き渡らないようにすることをいう。擂粉木(すりこぎ)で重箱を洗おうとすると、重箱の隅まで綺麗に洗えないことから。
「せ」

生ある者は死あり(せいあるものはしあり)

分類ことわざ意味生命のある者は、必ず死ぬ、という意味。
「お」

親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせい、ふうふはにせい、しゅじゅうはさんせい)

分類ことわざ意味親子は現世だけの縁で、夫婦の間柄は現世、来世に続く縁であり、師弟や主従の関係は、前世、現世、来世の縁である、という意味。同類語・同義語夫婦は二世(ふうふはにせい)夫婦は二世、師は三世、親子は一世(ふうふはにせい、しはさんせい...
「ふ」

夫婦は二世(ふうふはにせい)

分類ことわざ意味夫婦は、今生きているこの世(現世)だけでなく、死んだ後の来世まで続く、深い縁で結ばれた関係である、という意味。同類語・同義語親子は一世、夫婦は二世、主従は三世(おやこはいっせい、ふうふはにせい、しゅじゅうはさんせい)夫婦は二...
「ふ」

不倶戴天(ふぐたいてん)

分類ことわざ意味憎しみや恨みが深いこと。激しい憎しみから報復しないではいられない程であること。「不倶戴天」は、「倶(とも)に天(てん)を戴(いただ)かず」と読む。相手を殺すか自分が殺されるか、という、この世に共に生きてはいられない間柄である...
「ふ」

武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)

分類ことわざ意味武士たるもの貧しくとも不義を行わず誇り高く生きることをいう。また、武士は気位を高く持って人に弱みを見せてはならない、という意味。「高楊枝」は、食後に悠然と使う楊枝のこと。武士は、貧しいために食事が出来なくてもひもじそうな顔一...
「よ」

ふくろうの宵だくみ(よくろうのよいだくみ)

分類ことわざ意味計画ばかり立派で、いっこうに実行できないこと。「宵だくみ」は、前の晩に計画すること。梟(ふくろう)は、昼間は目が効かないために実行できない、ということから。同類語・同義語夜が明けたら巣を作ろう(よがあけたらすをつくろう)
「き」

錐を以て地をさす(きりをもってちをさす)

分類ことわざ意味貧しい判断で壮大な真理を知ろうとすること。見識の狭いことをいう。錐を地面に刺して、大地の深さを測る、ということから。