「も」

孟母三遷の教え(もうぼさんせんのおしえ)

分類故事意味子供の教育には良い環境が必要であり、親はその環境を与えるために努力すべきだ、という教え。「孟母」とは、孟子の母のこと。「三遷」は三度の引っ越しのこと。昔中国の大学者孟子の母が、子供に良い環境を与えるために。三回の引っ越しをした、...
「も」

もうはまだなり、まだはもうなり

分類ことわざ意味相場の予測しにくいたとえ。もう上がると思えばまだ上がるし、まだ上がるだろうと思えばもう上がらない。米相場のみならず、全ての物事の予測が困難な時のたとえ。
「せ」

千金の子は市に死せず(せんきんのこはいちにしせず)

分類ことわざ意味裕福な家の子供は、お金の力で危険を免れる、ということ。
「せ」

是々非々(ぜぜひひ)

分類ことわざ意味善悪の区別を正しく判断すること。また、良いことは良いと認め、悪いことは悪いと認め、全て公平な立場から判断すること。「是」は正しいこと。「非」は正しくないこと。同類語・同義語是を是とし、非を非とす(ぜをぜとし、ひをひとす)
「せ」

背に腹は代えられぬ(せにはらはかえられぬ)

分類ことわざ意味小さな苦痛を我慢して、大きな苦痛を免れようとすること。また、大切なものを守るのに他のものを犠牲にせざるを得ないこともある、という意味。同じ身体の一部分ではあるが、大切な内臓の入っている腹の部分は、そうでない背中の部分の代わり...
「せ」

銭金は儲かり物(ぜにかねはもうかりもの)

分類ことわざ意味金銭の事については、それほど心配することはない。欲しいと思えば、また得ることもできるものである、という意味。
「ひ」

膝とも談合(ひざともだんごう)

分類ことわざ意味どんな相手とでも相談をすればそれなりに成果はあるものだ、という意味。判断が付かない時やよくよく困った時には、自分の膝を抱えて、自分の膝でも相談相手にする、ということから。
「ひ」

膝詰め談判(ひざづめだんぱん)

分類ことわざ意味相手に詰め寄って厳しく話し合うこと。膝と膝を突き合わせて話し合う、ということから。
「ひ」

飛耳長目(ひじちょうもく)

分類ことわざ意味物事の観察に鋭いこと。いながらにして、遠くの事を聞き、古の事を見る、ということから。
「ひ」

膝枕に頬杖(ひざまくらにほおづえ)

分類ことわざ意味気楽な暮らしのたとえ。非常に気楽な様子のこと。また、美人の膝を枕にして寝るのと一人で頬杖をついているのとでは大変な違いだ、ということ。
「ひ」

人窮すれば知短し(ひときゅうすればちみじかし)

分類ことわざ意味困窮する時は知恵も衰える、という意味。
「ひ」

人ある中に人なし(ひとあるなかにひとなし)

分類ことわざ意味人の数が多いけれども本当に優秀な人らしい人はいない、という意味。
「ひ」

人中が薬(ひとなかがくすり)

分類ことわざ意味若者にとって一番良い薬となるものは、他人の中に混じって苦労を重ね、人生の経験を豊かにすることである、という意味。
「ひ」

人の嘘は我が嘘(ひとのうそはわがうそ)

分類ことわざ意味人が語ったからといって、よく吟味もせずに我知り顔に語ってはならない、もしそれが嘘である時は自分で作った嘘のように思われる、という意味。
「ふ」

舟に刻み剣を求む(ふねにきざみけんをもとむ)

分類故事意味移り行く時勢に対して古いしきたりに固執しても無駄である、という意味。また、時勢が移るのにお構いなく古いしきたりに拘ること。動いている舟から剣を落としてしまい、その落とした場所の目印のために舟を刻んで船端に印をつけて、岸についてか...
「ふ」

淵に塩(ふちにしお)

分類ことわざ意味きりがないこと。不可能なこと。また、少しばかりの物を付け加えても大した効果はないこと。川の中の深い淵で塩を薄めようとする、ということから。
「ふ」

釜中の魚(ふちゅうのうお)

分類ことわざ意味死が迫っている様をたとえた言葉。
「ふ」

船を陸に推すがごとし(ふねをりくにおすがごとし)

分類ことわざ意味骨を折ってもその甲斐が無く、かえって災いのあること。
「ち」

近道は遠道(ちかみちはとおみち)

分類ことわざ意味物事を手っ取り早く仕上げようとして、途中で手を抜いたりすると、かえって後で手数がかかる事態になる、という意味。
「ち」

近火で手をあぶれ(ちかびでてをあぶれ)

分類ことわざ意味遠い将来の大きな利益を求めるよりも、小さくても手近な利益を確保すべきだ、という意味。手をあぶるなら遠くの火を当てにするより、小さくても近い所の火で暖を取るべき、ということから。同類語・同義語近い火で手をあぶれ(ちかいひでてを...