kotowazakaku01

「し」

尻切れトンボ(しりきれとんぼ)

分類ことわざ意味物事が完成しないで、途中で終わってしまうこと。また、何を始めても最後までやり通せずに途中で止めてしまい長続きしないこと。蜻蛉(トンボ)の尾の部分が、千切れてなくなっている姿に似ていることから。同類語・同義語尻切れ蜻蛉尻切れと...
「し」

汁を啜って同罪(しるをすすってどうざい)

分類ことわざ意味ほんの少しばかり悪事に関係したというだけの程度でも、罪を犯したということについては同じである、という意味。汁を啜っただけっで中身を食べなくても、中身を食べた者と同じ罪にあたり、分け前の多少ではない、ということから。同類語・同...
「し」

白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)

分類ことわざ意味大勢の人の中から特に選んで指名することをいう。生贄(人身御供)として選んだ娘の家の屋根に神が白い羽根の付いた矢を立てた、という伝説から。同類語・同義語白川夜船白川夜舟
「し」

白河夜船(しらかわよふね)

分類ことわざ意味よく眠っていて何が起きたかを少しも知らないこと。何も気づかずにぐっすり眠っていること。京都へ行かないのにいったふりをした人が、白河という地名を聞かれ、川の名前と思って夜中に舟で寝ながら通っただけだから何も知らないと答えた、と...
「う」

鵜の真似をする烏(うのまねをするからす)

分類ことわざ意味自分に才能もないのに、人の真似をして失敗する人のこと。また、自分の実力や身分をかえりみず、むやみに他の人の真似をして失敗すること。鵜は、水中に潜って魚を捕えることができる。同じように黒い鳥である烏(カラス)が、それを真似て水...
「う」

海千山千(うみせんやません)

分類ことわざ意味長年にわたり世の中のいろいろな経験を重ね、社会の裏も表も、物事の表裏もすべて知り尽くした悪賢い人のこと。また、海に千年も山に千年も過ごすほど、世の中のあらゆる辛苦を経験してきた人。またはそういった経験にものをいわせて、非常に...
「う」

怨み骨髄に入る(うらみこつずいにいる)(うらみこつずいにいる)

分類ことわざ意味相手の仕打ちの憎む心が非常に強いこと。ひどい目にあわされて人に対する怨念が骨の髄(中心)まで深く染み込み、極端に恨んでいる様子から。『史記』からの言葉。同類語・同義語怨み骨髄に徹す(うらみこつずいにてっす)恨み骨髄(うらみこ...
「う」

噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)

分類ことわざ意味人の噂をしていると、ちょうど話題の本人がやって来るものだ、という意味。「影が差す」とは、姿がちょっと見える、ということ。同類語・同義語噂をすれば影(うわさをすればかげ)
「と」

鳥は枝の深きに集まる(とりはえだのふかきにあつまる)

分類ことわざ意味常に人が多く賑わっている繁華な場所には、人の出入りが多い、という意味。鳥はよく茂った枝に集まる、ということから。
「と」

鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し(とりのまさにしせんとするそのなくやかなし)

分類ことわざ意味「鳥の将に死せんとするその鳴くや哀し」の後に、「人の将に死せんとするその言や善し」と続き、人が死に臨んで口にする言葉には、紛れもない真実が込められている、という意味。また、鳥の死に際の鳴き声は、胸をえぐるほど悲しい響きを持っ...
「と」

虎は千里の藪に住む(とらはせんりのやぶにすむ)

分類ことわざ意味優れた人物は奥深い舞台を必要とする、という意味。一日に千里を往復する虎は、狭小な土地には住まない、ということから。同類語・同義語虎は千里続く国ならでは住まず(とらはせんりつづくくにならではすまず)
「と」

鳥の両翼、車の両輪(とりのりょうよく、くるまのりょうりん)

分類ことわざ意味密接な繋がりを持つ間柄のこと。鳥の翼も、車の車輪も、どちらも両方(2つ)揃って役に立つものである、ということから。
「お」

女三界に家無し(おんなさんがいにいえなし)

分類ことわざ意味女性は世界のどこにも安心して住むところはない、という意味。女性は親(父)に、夫に、子に従うもので、この世に自分の家というものはない、ということから。「三界」は、仏教の言葉で、欲界、色界、無色界のこと、全世界の意味。女性は幼い...
「お」

女の猿知恵(おんなのさるぢえ)

分類ことわざ意味女性の知恵の浅薄さを嘲笑した言葉。同類語・同義語女の鼻の先思案(おんなのはなのさきしあん)女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)
「お」

女の知恵は鼻の先(おんなのちえははなのさき)

分類ことわざ意味女性の知恵は浅はかなもので、極目の前の些細なことにばかり気が付いて、将来の大きなことにまで思い及ばないものである、という意味。同類語・同義語女の鼻の先思案(おんなのはなのさきしあん)女の猿知恵(おんなのさるぢえ)
「か」

櫂は三年、櫓は三月(かいはさんねん、ろはみつき)

分類ことわざ意味何事も上達するまでにはある期間の練磨が必要である、という意味。櫂を操るようになるまでには三年、櫓を操るようになるまでには三月の歳月を要する、ということから。「櫂」と「櫓」はどちらも舟を動かすための道具で、「櫂」は平たい板(ブ...
「す」

雀の涙(すずめのなみだ)

分類ことわざ意味分量がごく少ない様子。また、金額が大変少ないこと。雀(スズメ)は、小さい鳥なので、涙の量もごくわずかだろう、ということから。
「す」

捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)

分類ことわざ意味世の中はうまくできていて、ある人に見放されても、別の人に助けられることもよくあるものだ。だから不運に見舞われたとしても落胆することはない、という意味。また、他人に悪口を言われたり相手にされなかったりしても、くよくよするな、と...
「す」

擂粉木で重箱を洗う(すりこぎでじゅうばこをあらう)

分類ことわざ意味隅々まで行き渡らないようにすることをいう。擂粉木(すりこぎ)で重箱を洗おうとすると、重箱の隅まで綺麗に洗えないことから。
「せ」

生ある者は死あり(せいあるものはしあり)

分類ことわざ意味生命のある者は、必ず死ぬ、という意味。