「し」 詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ) 分類 ことわざ 意味 詩を作ってもなかなか金にはならないものである。金にならない詩を作るよりも、田でも作って実益を上げる方が良い、という意味。 風流に耽るよりも実益の上がることに努力せよ、という戒め。 同類語・同義語 念仏申すより田を作れ(... 2023.04.05 「し」お金
「え」 猿猴が月を取る(えんこうがつきをとる) 分類 ことわざ 意味 出来もしないことをして失敗すること。また、愚かな人間が自らの達し得ぬ望みに苦労する様のこと。 猿が水に映った月を取ろうとして水に落ちたという故事から。 同類語・同義語 猿猴月を捉(えんこうつきをとる) 2023.04.04 「え」動物自然
「く」 愚公山を移す(ぐこうやまをうつす) 分類 故事 意味 事を成すにあたっては、狡知(悪賢い知恵)を弄せず誠心誠意努力をすれば、いずれその目的を達することになる、という意味。 中国の愚公という人が、太形・王屋の二つの山の位置を、よそに移そうと長年努力し、神がそれを愛でて移したとい... 2023.04.03 「く」自然
「う」 打たれても親の杖(うたれてもおやのつえ) 分類 ことわざ 意味 親は子供が可愛いからこそ杖で打つのだから、決して恨んではならない、という意味。 杖で打つ親の厳しい叱りも、子への愛ゆえのもので、ありがたいものだ、ということ。 2023.03.30 「う」家族道具
「お」 狼に衣(おおかみにころも) 分類 ことわざ 意味 内心と外面とが大変に違うこと。また、非常に瘦せた人が緩やかな着物を着た様子を形容する時にもいう。 狂暴・凶悪な性質の狼に、慈悲の姿である法衣を着せたようだ、ということから。狂暴凶悪な人間が、表面だけ情の深い善人ぶって言... 2023.03.29 「お」動物道具
「ち」 茶碗を投げれば綿で抱えよ(ちゃわんをなげればわたでかかえよ) 分類 ことわざ 意味 相手が強く出てきたら柔らかく受けた方が、かえって相手に勝る方法となる、という意味。 立腹した相手が、茶碗を投げつけてきたようなときには、真綿でそっと割れないように受け止めるのが良い方法である、ということから。 同類語・... 2023.03.28 「ち」道具
「か」 亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう) 分類 ことわざ 意味 長年の経験は値打ちがあり何よりも大切である。年長者の知恵を褒め称える言葉。 「甲」は甲羅、「劫」は無限に長い時間、あるいは世の中という意味。「甲」と「劫」が同じ音であることから引き合いに出して亀の甲も値打ちがあるが、年... 2023.03.27 「か」人生動物
「は」 花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし) 分類 ことわざ 意味 花の中では桜が最も優れ、人の中では武士が最も優れいている、という意味。武士の美意識を示した言葉。 桜の咲き際と散り際の鮮やかさと、武士の死に際のイメージを重ねたもの。 2023.03.20 「は」植物職業
「も」 物言えば唇寒し秋の風(ものいえばくちびるさむしあきのかぜ) 分類 ことわざ 意味 余計なことを話したために、かえって自分に災難を招いてしまうこと。口(唇)は災いの元であるから、言葉は慎むべきものである、という意味。 松尾芭蕉の座右の銘としていた句。自慢したり人の悪口を言ったりした後は、秋の風のような... 2023.03.18 「も」自然身体
「く」 君子は和して同ぜず小人は同じて和せず 分類 ことわざ 意味 立派な人物は、他人と調和するが訳もなく同意するようなことはしない。反対に、器の小さい人物は、訳もなく付和雷同するが、調和することはないものである、という意味。 君子は和を重んずるが理に反して同調せず、つまらぬ人間は、や... 2023.03.15 「く」
「く」 君子は豹変す(くんしはひょうへんす) 分類 ことわざ 意味 立派な人物は間違いに気づくとすぐに考えを改める、という意味。君子は過ちに気づくと、改めることはきっぱりと改め、善に移ることが早い。また、時世に応じて態度や意見をころりと変えることもいう。良いにつけ、悪いにつけ、思考や言... 2023.03.14 「く」動物
「へ」 下手の長談義(へたのながだんぎ) 分類 ことわざ 意味 話の下手な人に限って、話が長い、という意味。 「談義」は話をすること。 同類語・同義語 下手の長談義後座の妨げ(へたのながだんぎこうざのさまたげ) 2023.03.13 「へ」
「へ」 下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむにいたり) 分類 ことわざ 意味 下手な人が考えるのは時間を費やすばかりで、良い考えが浮かばず、結局休んでいるのと同じようなものである、という意味。 囲碁や将棋で、長時間考えている人をからかって言う言葉。 2023.03.10 「へ」
「と」 虎を描きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす) 分類 ことわざ 意味 力量の乏しい人が優れた人物から真似してもかえって軽薄に見えるだけである、という意味。立派で優れたものを真似ようとして学び損ね、かえって見苦しいものになる、ということのたとえ。また、崇高なものを求め過ぎると不成功に終わる... 2023.03.08 「と」動物
「や」 焼きが回る(やきがまわる) 分類 ことわざ 意味 頭の働きや技術が落ちてくること。愚鈍になること。また、年を取って頭の働きや能力が鈍り、役に立たなくなることをいう。 金属を鍛えて刀や刃物を作るときに、火が回り過ぎて焼き過ぎると切れ味が鈍くなる、ということから。 2023.03.06 「や」自然身体道具
「か」 金は天下の回り物(かねはてんかのまわりもの) 分類 ことわざ 意味 お金は一つの所に止まっているものではなく、富者(お金持ち)もお金を失いことがあり、同様に貧者(貧乏人)にも回ってくることもある、という意味。 お金は人の手から人の手へと渡っているものだから、いつかは自分のところにも回っ... 2023.03.01 「か」お金
「は」 歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ) 分類 ことわざ 意味 思っていることを遠慮せずに、ずばずばと言うこと。 歯に、衣(衣服)を着せない、ということから。包み隠すところなくものをいう、という意味。 同類語・同義語 歯に衣着せない 2023.02.28 「は」身体道具
「よ」 宵だくみの朝臥せり(よいだくみのあさぶせり) 分類 ことわざ 意味 宵の時分に翌朝のことを考えながら、朝には朝寝坊して怠ることをいう。宵の計画が寝坊によってその計画が台無しになること。 「宵」とは、日が暮れて間もない時間帯のこと。 同類語・同義語 宵っ張りの朝寝坊(よいっぱりのあさねぼ... 2023.02.27 「よ」