kotowazakaku01

「と」

毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)

分類ことわざ意味何をするにも徹底した方が良い、という意味。また、一度罪を犯したのならば、徹底的に罪を重ねる、という意味も。どうせ毒を食ってしまったのだから、同じ毒を食って死んでしまう以上は、毒を盛った皿まで舐めてしまう方が良い、ということか...
「と」

毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)

分類ことわざ意味悪人や悪事を抑えるために、他の悪人や悪事を使うことをいう。毒に当たった人に対して別の毒薬を使って治療をすることから。毒で毒を制御する、ということから。ここでの毒は、社会的な毒の意味で、悪一般を指す。悪を使って社会悪を取り除く...
「て」

天高く馬肥ゆ(てんたかくうまこゆ)

分類ことわざ意味秋のさわやかな気持ちの良い季節をいう言葉。秋は空(天)も高く澄み渡り、馬も食欲が出て餌をよく食べてたくましく太る季節である、ということから。同類語・同義語 秋高く馬肥ゆ(あきたかくうまこゆ) 天高く馬肥ゆる秋 天高く馬肥える...
「に」

二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)

分類ことわざ意味一人で二つの異なる職業を兼ねることをいう。一人に人が相互に矛盾する二つの職業を持つこと。一度に一足しか履けないはずの足に、二足の草鞋を履く、ということから。江戸時代では、博徒(賭博を職業とする者。博打打)が罪人を捕える捕り手...
「に」

二足の草鞋は履けぬ(にそくのわらじははけぬ)

分類ことわざ意味二つの事を同時に行うことはできない、という意味。同類語・同義語 二足草鞋は履けぬ 二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)
「ひ」

火水の争い(ひみずのあらそい)

分類ことわざ意味お互いに許し合うことのない者同士の争いのこと。火と水は、お互いに相容れない存在であることから。
「た」

旅の恥は搔き捨て(たびのはじはかきすて)

分類ことわざ意味人は旅行先だと、知人もいないし、長く滞在するわけでもなくその場限りだから、普段なら恥ずかしいようなことでも平気でやってのけるものだ、という意味。旅行中に恥ずかしい行為をしても、後までは恥とはならない、ということ。同類語・同義...
「た」

頼めば鬼も人食わず(たのめばおにもひとくわず)

分類ことわざ意味普通の心を持った人に頭を下げて頼めば、決して無茶なことはするものではない、という意味。鬼のような恐ろしいものでも、こちらから頼んだならば人を食ったりはしないものだから、ということから。同類語・同義語 鬼も頼めば人食わず(おに...
「け」

下駄も阿弥陀も同じ木のきれ(げたもあみだもおなじきのきれ)

分類ことわざ意味身分の違いは、心掛けや境遇の違いで生じるのであり、根本は同じだということのたとえ。貴賤の別はあるけれど、元は同じものから出たものだ、ということ。一方は下駄になり、一方は木造の仏像である阿弥陀になっているが、元は同じ木の端で作...
「は」

馬鹿に付ける薬はない(ばかにつけるくすりはない)

分類ことわざ意味薬は沢山あるけれど、馬鹿を治す薬はない、馬鹿はどうにもしようのないものである、という意味。馬鹿はどんな薬を付けても利口になるわけではない。救いようのないことを表した言葉。
「は」

馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)

分類ことわざ意味人を使うときは、その人に合わせて使わなくてはならない、という意味。鋏(はさみ)は、使い方でよく切れるものである。馬鹿な者でも何か優れた点を持っているから、使い方によっては結構役に立つものである。切れない鋏もうまく使えば切れる...
「せ」

聖人に金無し(せいじんにかねなし)

分類ことわざ意味清廉潔白にその身を持している人は、貧乏なものである、という意味。
「に」

二度教えて一度叱れ(にどおしえていちどしかれ)

分類ことわざ意味子供の教育法をいったもの。子供は叱って育てるものではない。子供は間違えながら育つものだから、叱るにしても何度もよく教えてからにしなければならない、という意味。同類語・同義語 二度褒めて一度叱れ(にどほめていちどしかれ)
「ね」

猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころしらず)

分類ことわざ意味小人物は、大人物の考えを理解できないものである、という意味。よく似ていても猫のように小さな動物は、虎のように大きな動物の心を理解できない、ということから。
「え」

縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)

分類ことわざ意味人の意見を聞こうとしない者は、どうしようもない、という意味。また、仏に縁のない人は、いくら説法しても悟らせることはできない、という意味も。度す(どす)とは、悟りの道に入らせること。信仰心のない人間は、万人に慈悲を施す仏であっ...
「こ」

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類ことわざ意味功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すものは得...
「く」

苦しい時の神頼み(くるしいときのかみだのみ)

分類ことわざ意味人間は身体が達者で心配事のない時には神のことを忘れて暮らしがちであるが、病気にかかったり心配があったり災難にあったりすると、神に祈願を込めるものである、という意味。普段は神や仏を信じない、信心のない人であっても、苦しい時、困...
「く」

君子危うきに近寄らず(くんしあやうきにちかよらず)

分類ことわざ意味立派な人間は、危険な所には初めから近寄らないものだ、という意味。「君子」は、人柄や行いが立派な人のこと。君子は、不用意な言動を慎みつつ、自分から進んで危険な場所に近づいたり、禍を招くというような愚かな行動はしない、ということ...
「や」

柳は緑花は紅(やなぎはみどりはなはくれない)

分類ことわざ意味物事が自然のままである様子や真実の姿を表している様子をいう。また、春の景色が美しい様子もいう。柳の葉が緑になり、花が紅に(赤く)咲くという、当たり前の姿が、物事の真実をも表すことから。物には、天然・自然の理があることをいう。
「の」

能なしの口たたき(のうなしのくちたたき)

分類ことわざ意味才能の無い者や役にも立たない者に限って、口だけは達者で、口数が多くよくしゃべる、という意味。