kotowazakaku01

「し」

針小棒大(しんしょうぼうだい)

分類 ことわざ 意味 小さな事実を大げさに話すこと。 針のように細くて小さいことを、棒のように太くて大きいことにして話すことから。 同類語・同義語 針程の事を棒程に言う(はりほどのことをぼうほどにいう) 針を棒 針程の事を柱程に言う(はりほ...
「は」

万死一生(ばんしいっしょう)

分類 ことわざ 意味 非常に危なかった命が、かろうじて助かること。 「万死」とは、無数の回数の死、ということ。とうてい助かるはずのない命に、一つの生を得る、という意味から。 同類語・同義語 万死に一生を得る 九死に一生を得る 万死に一生 九...
「は」

針程の事を棒程に言う(はりほどのことをぼうほどにいう)

分類 ことわざ 意味 些細な事を大げさに言うこと。 針のように小さな物を棒のように大きく表現することから。 同類語・同義語 針小棒大(しんしょうぼうだい) 針を棒 針程の事を柱程に言う(はりほどのことをはしらほどにいう)
「ふ」

風する馬牛も及ばず(ふうするばぎゅうもおよばず)

分類 ことわざ 意味 遠く隔たりがあって会うことのできないこと。または、無関係なことをいう。 「風する」は、盛りがついた、という意味。盛りのついた馬や牛が雄雌呼び合っても、遠く隔っていて及ばない、ということから。 同類語・同義語 風馬牛
「か」

画竜点睛(がりょうてんせい)

分類 ことわざ 意味 最後に肝要な一点に手を加えて物事を完成すること。あるいは、僅かなことで全体が引き立つことをいう。 絵の名人である中国の画人張僧繇が壁に竜を描き、最後の仕上げに瞳(睛)を書き加えたら、本物の竜が画面から抜け出して昇天した...
「か」

画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)

分類 ことわざ 意味 全体ではよくできているのに肝心の最後の仕上げができていないこと。また、一か所だけ不十分なところがあることをいう。 「画竜点睛」は竜の絵に瞳(睛・せい)を書き入れて完成させること。 同類語・同義語 仏作って魂入れず(ほと...
「ほ」

仏作って魂入れず(ほとけつくってたましいいれず)

分類 ことわざ 意味 物事を殆ど完成させているのに、最も大事なことが抜け落ちること。大切な最後の工夫を欠いていることのたとえ。 せっかく仏像を彫ったのに肝心な魂や目を入れていない、ということから。 同類語・同義語 仏造って魂入れず 仏造りて...
「な」

名を捨てて実を取る(なをすててじつをとる)

分類 ことわざ 意味 名誉を得るよりも、利得を得る方が良い、という意味。うわべの名誉や体裁など捨てても良いから、こだわらずに実利、実益を取る方が利口であるし大事である、ということから。 「名」は名声。「実」は実質・内容の意味。 同類語・同義...
「は」

白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)

分類 ことわざ 意味 度重なる心労や悲嘆のために、頭髪が白くなり驚くほど長く伸びてしまった、という意味。誇張された表現、または大げさな表現の例として言われる。 李白の詩句より。一丈は約3.1メートルで、三千丈は9300メートル。白髪が長く伸...
「は」

薄氷を踏む(はくひょうをふむ)

分類 ことわざ 意味 極めて危険なこと。または、たいへん危険な状態に臨むことをいう。 薄く張った氷の上を踏んで渡ろうとする、ということから。 同類語・同義語 薄氷を履む 薄氷を履むが如し 薄氷を踏む思い
「せ」

背中に眼はなし(せなかにめはなし)

分類 ことわざ 意味 人は前方のことはよく分かるが、背後のことは知ることができない、ということ。 また、前にある物は見えるが背中にある物は見えない、ということから、隠れてする悪事までは気づきようがないことをいう。 同類語・同義語 背中に目は...
「ま」

孫は子よりかわいい(まごはこよりかわいい)

分類 ことわざ 意味 孫というものは自分の子供よりも可愛いものだ、という意味。 祖父母にとって、孫は自分の子供以上にかわいい、ということ。 同類語・同義語 孫は目の中に入れても痛くない 孫は子よりも可愛い
「か」

金持ち喧嘩せず(かねもちけんかせず)

分類 ことわざ 意味 喧嘩をしても損することはあっても得することはないから、お金持ちは喧嘩をしないものだ、という意味。 お金持ちは損得に敏感で、損するようなことは決してしない、ということから。 同類語・同義語 金持ち身が大事(かねもちみがだ...
「か」

金の草鞋で捜す(かねのわらじでさがす)

分類 ことわざ 意味 辛抱強く歩き回って探し求めること。 鉄製の草鞋は、丈夫でいくら歩き回っても平気なことから。 同類語・同義語 金の草鞋で尋ねる 鉄の草鞋で尋ねてもない 金の草鞋
「な」

怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)

分類 ことわざ 意味 いつも怠けている人に限って、他人が休む日にわざと忙しそうに働くものである、という意味。 「節句」は「節供」に同じ。節句は、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日等の昔の休日のことで、この日は仕事を休んだ。節句の休みの日...
「い」

一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)

分類 ことわざ 意味 災難をどうにか切り抜けて一安心しているところへ、また別の災難がやってくることをいう。 同類語・同義語 前門の虎後門の狼
「よ」

世は回り持ち(よはまわりもち)

分類 ことわざ 意味 お金のことにせよ、人の幸せ・不幸にせよ、代わる代わるやってくるものである、という意味。世の中のことは、他人事と思っていたことが我が事となって、逆に、我が事も他人事となるものだ、ということ。
「せ」

前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)

分類 ことわざ 意味 やっと禍をひとつ逃れて、また次の禍に遭遇すること。 表の門の虎を退治したと思ったら、裏門から狼が入ってきた、ということから。 同類語・同義語 一難去ってまた一難 前門虎を防ぎ後門狼を進む
「に」

女房は半身上(にょうぼうははんしんじょう)

分類 ことわざ 意味 家が栄えるかどうかは、妻の良し悪しで決まることをいう。 「身上」は家の財産のこと。女房はその半分程の価値があることから、妻によって家の盛衰が半ば定まることをいう。
「な」

鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす)

分類 ことわざ 意味 思いを口に出して言う人よりも、口に出さない人の方が、心の中ではより一層深く思い焦がれているものである、という意味。 前に「泣く蝉よりも」と付け、「泣く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす」と続けて言うことも。蛍は蝉と違って鳴か...