「け」 下衆の後知恵(げすのあとぢえ) 分類ことわざ意味愚かな者は物事が済んでしまってから、やっとよい知恵が浮かんでくる、という意味。下衆は、判断が必要な時には考えがまとまらず、物事が終わってから何か考えつくものだ。下衆は身分の卑しい者のこと。同類語・同義語 下衆の後知恵 下衆の... 2022.05.20 「け」
「ひ」 匹夫の勇(ひっぷのゆう) 分類ことわざ意味血気にはやった勇気(小勇)。浅はかな人の勇気をいう。匹はスケールの小さいこと。同類語・同義語 暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう) 2022.05.19 「ひ」
「く」 薬人を殺さず医師人を殺す(くすりひとをころさずいしひとをころす) 分類ことわざ意味その物の罪ではなく、これを用いる人の責任である、という意味。万事は物を扱う人によって毒にも薬にもなるものだ、ということ。薬そのものは人を殺す者でなく、薬を使う医者の処方の仕方が人を殺すことになる、ということから。 2022.05.18 「く」職業
「ひ」 庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる) 分類ことわざ意味一部分を貸しただけのつもりでいたら、それに付け込まれて、いつの間にか全部を取られてしまう、という意味。また、世話をした相手から損害を受けることをいう。軒先を貸しただけのつもりが、いつの間にか家の全部を取られた、ということから... 2022.05.16 「ひ」建物
「ろ」 論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず) 分類ことわざ意味書物の上での知識だけで、その真の精神を理解せず、実行を伴わないこと、または実行できないことをいう。書物には詳しいが自分の人生には反映させていない人間を皮肉っていう言葉。『論語』は中国の孔子の教えを書いた本。孔子の日常の話や行... 2022.05.15 「ろ」人生道具
「こ」 コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし) 分類ことわざ意味当人同士にとっては一大事であるが、脇から見たら些細な争いのこと。嵐は嵐でも、外に影響を及ぼさないものは、コップの中の嵐のようなものだ、ということから。イギリスのバーナード・ショー作の劇の題名から。 2022.05.14 「こ」自然道具
「こ」 コックが多いとスープがまずくなる 分類ことわざ意味物事は他人の干渉が多いと、うまくいかないものだ、という意味。英語での表記Too many cooks spoil the broth.同類語・同義語 コックが多いとスープが台無しになる 船頭多くして船山に上る(せんどうおおく... 2022.05.13 「こ」職業食べ物
「こ」 郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ) 分類ことわざ意味人はその住む土地の慣例・風俗・習慣に従うのがよい、という意味。「郷」は地方・田舎・土地、の意味。郷(村)に行けば、その郷(村)の慣習に従え、ということ。同類語・同義語 郷に入りては郷に従え 郷に入っては郷に従う 2022.05.12 「こ」
「と」 飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて) 分類ことわざ意味早とちりのこと。空を飛ぶ鳥を見て、まだ捕まえてもいないのに、鳥料理の献立を考えてる、ということから。同類語・同義語 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう) 2022.05.11 「と」動物食べ物
「と」 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう) 分類ことわざ意味手に入るかどうかわからない収入を当てにして、それをもとに計画を立てること。当てにならない計画のたとえ。確実でないことを当てにして気楽な計画を立てること。まだ狸(タヌキ)を捕らないうちから、狸を捕まえたらその毛皮がいくらで売れ... 2022.05.10 「と」お金動物
「て」 出物腫れ物所嫌わず(でものはれものところきらわず) 分類ことわざ意味おならやおでき等の出物腫れ物は、出る場所や場合に関係なく出るものだ。それらは、好きな時、好きな所に出るものだから、防ぎようがない、という意味。「出物」は、人体から出るもののこと。具体的には、おならや大小便のこと。「腫物」はお... 2022.05.09 「て」身体
「て」 手前味噌で塩が辛い(てまえみそでしおがからい) 分類ことわざ意味自家製の味噌だから美味しいと言われ、食べてみたら塩辛すぎてまずかった、ということから、自慢話ばかりで聞き苦しいことをいう。同類語・同義語 手前味噌 自画自賛 2022.05.07 「て」食べ物
「り」 良禽は木を見て棲み、賢臣は主を選びてつかう 分類ことわざ意味賢い鳥は木を選んで巣を作り、優れた人物は自分が仕えるべき主君をよく選んで仕える。つまり、物事はよく見定めてから選びなさい、という意味。(※「良禽は木を見て棲み、賢臣は主を選びてつかう」→りょうきんはきをみてすみ、けんしんはし... 2022.05.06 「り」動物植物
「こ」 恒産無き者は恒心無し(こうさんなきものはこうしんなし) 分類ことわざ意味定まった職業や財産のない者は、良い心を常に保って動揺せずにいるということができず、落ち着いた心に欠け、往々にして悪い心を起こしがちである。暮らしや生活が安定していないと、心も安定せず、精神的な安定もない、という意味。「恒産」... 2022.05.05 「こ」職業
「ね」 猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける) 分類ことわざ意味素晴らしい計画も実行者がいなければ議論倒れだ、ということ。また、良い考えだが、実際には難しくて実行できないこと。または、実行が困難なことでも、提案するだけなら楽だということ。鼠(ネズミ)が猫から身を守るために、襲ってきてもす... 2022.05.04 「ね」動物道具
「り」 利食い千人力(りぐいせんにんりき) 分類ことわざ意味高値で売ろうとして商品を蓄えておくと利子が多くついて損失を招くため、商品を蓄えずに早めに決済して利益を確保する方が良い、という格言。 2022.05.03 「り」商売(ビジネス)
「き」 驥をして鼠を捕らしむ(きをしてねずみをとらしむ) 分類ことわざ意味千里を走るという駿馬(千里の馬)に鼠(ネズミ)を捕獲させる、ということから、物を使う用途を誤ることをいう。また、人の使い道を誤って、有能な人をその能力に適した地位につけて才能を十分に発揮させるということをせずに、平凡な仕事を... 2022.05.02 「き」動物
「と」 とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ) 分類ことわざ意味とかくこの世の中はというものは男女の色事と、酒が一番である、という意味。浮世は浮かれて渡る世間のこと。楽しみといえば何といっても情事と酒を飲むことである、ということ。 2022.04.30 「と」食べ物
「と」 遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか) 分類ことわざ意味男女の仲は、一見かけ離れているように見えて、意外に早く結ばれたりするものだ、という意味。『枕草子』の「遠くて近きもの、極楽、舟の路、男女の仲」という語句から。同類語・同義語 遠くて近きもの 2022.04.29 「と」