kotowazakaku01

「ほ」

坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)

分類ことわざ意味人には立派なことを諭しながら、自分自身ではそれに反することをしていることをいう。「不信心」とは、信じる心の無いこと。人には仏の道を説きながら、不信心なことをしているお坊さんのことから。同類語・同義語 紺屋の白袴(こうやのしろ...
「い」

医者の不養生(いしゃのふようじょう)

分類ことわざ意味他人には立派に教えを諭しながら、自分ではそれを実行しないことをいう。患者には健康に注意し養生を説く医者が、自分自身は意外に不摂生なことから。同類語・同義語 紺屋の白袴(こうやのしろばかま) 坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)...
「こ」

紺屋の白袴(こうやのしろばかま)

分類ことわざ意味他人のことで忙しく、自分のことには手が回らないこと。また、いつでもできると思っていて、結局はやらずにいること。身に付けた専門技術が他人のために使われ、自分自身のためには使われないことのたとえ。紺屋とは、染物屋のこと。布を染め...
「こ」

尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)

分類ことわざ意味書物に書いてあることがすべて正しいという訳ではない。書物に書かれていることを全部信用してしまうくらいなら、書物は無い方がましで読まない方が良い、という意味。自分の判断力を生かして読書をせよ、ということ。
「す」

寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)

分類ことわざ意味短いが鋭く的確な警句が、相手の急所を突くことになることのたとえ。短いが深い意味を持つ言葉が人の心に強い感銘を与える、という意味も。短く小さい刃物(寸鉄)でも、急所を刺せば人を殺すことができる、ということから。同類語・同義語 ...
「き」

木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)

分類ことわざ意味しっくりとせず不調和なこと。また、物事の筋が通らないことをすることや、釣り合いが取れないことをいう。木と竹のように、まったく性質の違うものをつなぎ合わせることから、調和しないことのたとえ。
「ゆ」

湯屋と床屋は噂の掃寄せ(ゆやととこやはうわさのはきよせ)

分類ことわざ意味湯屋(銭湯)と床屋は、人々が集まって噂話の集まる場所である、という意味。
「ひ」

人の褌で相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)

分類ことわざ意味他人のものを利用して、我が用を足すこと。他人の物を自分の物のように使用して、用を足したり、利益を得たりすることをいう。他人のまわしを使って相撲を取る、ということから。同類語・同義語 人の太刀で功名する(ひとのたちでこうみょう...
「た」

大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり)

分類ことわざ意味大きな望みを持つ人は、小さな利益などにも目もくれないため、一見したところ無欲のように見えるものだ、という意味。また、欲の深い人は、欲に目がくらんで損をしがちであるから、結局は欲望を持たない無欲な人と同じ結果になる、という意味...
「た」

大疑は大悟の基(たいぎはたいごのもと)

分類ことわざ意味疑い・疑問を持たなければ悟りを得ることもなく、疑いこそ悟りの基である、という意味。大きな疑いを持つことが大きな悟りに達することでもある、ということ。同類語・同義語 迷わぬ者に悟りなし(まよわぬものにさとりなし)
「ま」

迷わぬ者に悟りなし(まよわぬものにさとりなし)

分類ことわざ意味迷って後に悟ることができる、という意味。大いに迷い続けた者こそが、本当の悟りに達するものである、ということ。同類語・同義語 大疑は大悟の基(たいぎはたいごのもと)
「ま」

迷えば凡夫、悟れば仏(まよえばぼんぷ、さとればほとけ)

分類ことわざ意味迷える者は普通の平凡な男であり、悟れば仏である、ということから、仏も元は凡夫である、という意味。
「け」

下衆の勘繰り(げすのかんぐり)

分類ことわざ意味身分の卑しい者は、つまらぬことに気を回してあらぬことを考えるものだ、という意味。
「け」

下衆の後知恵(げすのあとぢえ)

分類ことわざ意味愚かな者は物事が済んでしまってから、やっとよい知恵が浮かんでくる、という意味。下衆は、判断が必要な時には考えがまとまらず、物事が終わってから何か考えつくものだ。下衆は身分の卑しい者のこと。同類語・同義語 下衆の後知恵 下衆の...
「ひ」

匹夫の勇(ひっぷのゆう)

分類ことわざ意味血気にはやった勇気(小勇)。浅はかな人の勇気をいう。匹はスケールの小さいこと。同類語・同義語 暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)
「く」

薬人を殺さず医師人を殺す(くすりひとをころさずいしひとをころす)

分類ことわざ意味その物の罪ではなく、これを用いる人の責任である、という意味。万事は物を扱う人によって毒にも薬にもなるものだ、ということ。薬そのものは人を殺す者でなく、薬を使う医者の処方の仕方が人を殺すことになる、ということから。
「ひ」

庇を貸して母屋を取られる(ひさしをかしておもやをとられる)

分類ことわざ意味一部分を貸しただけのつもりでいたら、それに付け込まれて、いつの間にか全部を取られてしまう、という意味。また、世話をした相手から損害を受けることをいう。軒先を貸しただけのつもりが、いつの間にか家の全部を取られた、ということから...
「ろ」

論語読みの論語知らず(ろんごよみのろんごしらず)

分類ことわざ意味書物の上での知識だけで、その真の精神を理解せず、実行を伴わないこと、または実行できないことをいう。書物には詳しいが自分の人生には反映させていない人間を皮肉っていう言葉。『論語』は中国の孔子の教えを書いた本。孔子の日常の話や行...
「こ」

コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)

分類ことわざ意味当人同士にとっては一大事であるが、脇から見たら些細な争いのこと。嵐は嵐でも、外に影響を及ぼさないものは、コップの中の嵐のようなものだ、ということから。イギリスのバーナード・ショー作の劇の題名から。
「こ」

コックが多いとスープがまずくなる

分類ことわざ意味物事は他人の干渉が多いと、うまくいかないものだ、という意味。英語での表記Too many cooks spoil the broth.同類語・同義語 コックが多いとスープが台無しになる 船頭多くして船山に上る(せんどうおおく...