kotowazakaku01

「か」

渇しても盗泉の水を飲まず(かっしてもとうせんのみずをのまず)

分類ことわざ意味どんなに苦しく困っていようとも、不正なことはしない、という意味。孔子が山東省の泗水の「盗泉」という泉の傍を通りかかったときに、喉が渇いていたが名前の悪さからその泉の水を飲まなかったという故事から。清廉潔白な人間は、たとえ自分...
「さ」

三十振袖四十島田(さんじゅうふりそでしじゅうしまだ)

分類ことわざ意味その時期でもない年齢になった女性が、なお化粧をすること。女性が年齢不相応に若い服装や化粧をすることをいう。三十歳で振袖の着物を着て、四十歳で島田の髪を結う、ということから。水商売の女性などの若作りを馬鹿にしていう。
「さ」

山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)

分類ことわざ意味物事が起ころうとして、その前兆があることを例えたもの。変事が起こる前に不穏な気配がただよう様子をいう。山からの雨が降ろうとして、風は楼に満ちた、ということから。
「さ」

触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)

分類ことわざ意味ある物事に関係さえ持たなければ、そのことによって災いを受けるいこともないため、なるべく余計なことには手を出すなという戒め。どんなに恐ろしい神様も、触らない限り無関係な人間に祟りはしないという意味から。どんなことでもいたずらに...
「さ」

去る者は追わず来る者は拒まず

分類ことわざ意味自分の元から離れ去っていく人は、その人の心に任せ、無理に引き止めない、という意味。去る者も来る者も人の自由に任せて、自分は頓着をしない、ということ。同類語・同義語 去る者は追わず 去る者は追わず来たる者は拒まず
「さ」

去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし)

分類ことわざ意味死んだ人のことは月日が経つにつれて徐々に忘れていくものであるし、また、親しかった人も遠く離れ永く会わずにいれば徐々に疎遠になっていくものだ、という意味。死者は日に日に忘れられ、また、別れた者も日に日に忘れられていく、というこ...
「し」

上手の手から水が漏る(じょうずのてからみずがもる)

分類ことわざ意味物事をうまくこなす人でも、時にはその中にわずかな手抜かりがあることをいう。どんな名人でも時には失敗することがある、という意味。名人といわれる人の失敗を評していう。「水が漏る」は、注意が行き届いている意味の「水も漏らさぬ」から...
「か」

河童の川流れ(かっぱのかわながれ)

分類ことわざ意味その道で優れている人でも、時には失敗することもある、という意味。得意なはずなのに失敗すること。泳ぎが上手な河童でも、川の水に押し流されることがある、ということから。同類語・同義語 猿も木から落ちる 弘法にも筆の誤り 上手の手...
「こ」

弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)

分類ことわざ意味その道の名人や達人のような技芸の優れた者でも、失敗することがあるものだ、という意味。弘法大師のような書道の名人でも、時には書き誤ることがある、ということから。「弘法」は、僧侶の空海のことで、嵯峨天皇、橘逸勢と並んで三筆と称さ...
「さ」

猿も木から落ちる(さるもきからおちる)

分類ことわざ意味その道に秀でた者でも、時にはその得意技で失敗する場合もある、という意味。猿のような木登りが達者なものでも、時には木から落ちることもある、ということから。同類語・同義語 弘法にも筆の誤り 河童の川流れ 上手の手から水が漏る 算...
「さ」

皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう)

分類ことわざ意味主犯や大悪党は捕らえられずに、その下っ端の小物だけが捕らえらること。また、後から行っても割が合わないことをいう。魚を食べた猫は逃げた一方、後で皿だけなめている猫がその罰を受ける、ということから。
「さ」

雑草ははびこりやすい

分類ことわざ意味雑草というものは、いくら踏みつけられても、どんどんと拡がって成長していく、という意味。悪い種は広がりやすいということ。英語での表記Ill weeds grow apace.同類語・同義語 憎まれっ子世に憚る 雑草は早く伸びる
「に」

憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)

分類ことわざ意味人から憎まれるような人に限って、かえって世の中では権力があって幅を利かせ、威勢をふるうものだ、という意味。また、憎まれたり嫌われたりするような子ほど、世間を上手に渡って出世するものだ、という意味。「憚る」とは、幅を利かせる、...
「さ」

囁き千里(ささやきせんり)

分類ことわざ意味耳から耳へそっと囁いた秘密のことは、千里先まで知れ渡る、ということから、人に聞かれたくないことは、かえってすぐに知られてしまうことをいう。内緒のつもりでする話ほど、遠くまで届いてしまう、という意味。同類語・同義語 囁き八丁
「さ」

砂上の楼閣(さじょうのろうかく)

分類ことわざ意味見たところは立派でも、基礎が脆弱ですぐに駄目になり長続きしない事や実現できない事を指していう。「楼閣」は、高い建物のこと。砂の上に建てられた高い建物は、不安定で壊れやすい、という意味。
「さ」

酒飯雪隠(さけめしせっちん)

分類ことわざ意味客を招く時の心得のこと。「酒」は良い酒。「飯」は美味いご飯。「雪隠」は清潔な便所(お手洗い)。お客様を招く時には、良い酒、美味いご飯、清潔な便所を用意することが大事である、という意味。
「さ」

左顧右眄(さこうべん)

分類ことわざ意味周囲に気を遣って、右へ行くか左へ行くか、決断が付かないことをいう。「左顧」は左を振り向くこと、「右眄」は右を流し目で見る、という意味。
「さ」

雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)

分類ことわざ意味弱く小さいものが、強く大きいものの中に交わることをいう。身分不相応な地位に就くことの喩え。「雑魚」とは、小さい魚のこと。大きな魚の中に小さな魚がいるように、無能な者が有能な者の中に混じってすましていること。同類語・同義語目高...
「さ」

酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

分類ことわざ意味酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良い、という意味。「百薬の長」は、全ての薬の大将という意味。同類語・同義語 百薬の長対義語・反対語 酒は百毒の長
「さ」

酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)

分類ことわざ意味人間の身体に有毒で有害なものは沢山あるが、酒は中でも最大の毒物である、という意味。対義語・反対語 酒は百薬の長