kotowazakaku01

「さ」

先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)

分類ことわざ意味他の人よりも先に実行した方が、有利な立場に立つことができる、という意味。先手は相手を制圧することに通じる、ということ。また、人に先立って物事を行えば、人の機先を制すことができる、という意味。「制す」は抑えつける、制圧する、と...
「さ」

魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ

分類ことわざ意味何にでも向き不向き、誰にでも得手不得手があるものだ、という意味。殿様はひもじい暮らしをしていないので魚を焼かせるといじることがないため姿のまま上手に焼き上がる。一方、乞食はいつも腹が減っているから餅を焼かせると待ちかねてよく...
「さ」

才余りありて識足らず(さいあまりありてしきたらず)

分類ことわざ意味才気は有り余る程に十分に備えているにもかかわらず、見識は不足している、という意味。同類語・同義語 才余りて識足らず
「さ」

賽は投げられた(さいはなげられた)

分類ことわざ意味結果はどうあろうと、始まった以上は予定通り行動するしかない、という意味。決心したからには後戻りはできずもう実行するほかない。シーザーがローマへ進軍した際に、ルビコン川を渡ろうとした時の言葉。「賽」は、サイコロのこと。サイコロ...
「さ」

才知は身の仇(さいちはみのあだ)

分類ことわざ意味自分の才能を鼻にかけ才知を弄すれば、かえって身を滅ぼす元凶となる、という意味。
「さ」

才子多病

分類ことわざ意味才能のある人間は、とかく病気がちである、という意味。
「さ」

才子才に倒れる(さいしさいにたおれる)

分類ことわざ意味自分の才能を過信する人間は、その才能への過信から失敗しがちである、という意味。
「さ」

細工貧乏人宝(さいくびんぼうひとだから)

分類ことわざ意味細工仕事が上手な手先の器用な人は、とかく他人には重宝がられ利用されるが、自分自身はかえってうだつが上がらずいつも貧乏である、という意味。同類語・同義語 器用貧乏(きようびんぼう)
「さ」

細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)

分類ことわざ意味細工の方法は、よく念を入れて色々とあるのだから、方法そのものを批判をせずに、結果を見て判断してくれと、自慢するときの言い方。結果がどんなに見事であるかを今にご覧にいれることができるでしょう、どうぞご期待ください、という意味。
「あ」

秋茄子嫁に食わすな(あきなすびよめにくわすな)

分類ことわざ意味秋に収穫する茄子は味が良いから、嫁には勿体無いので食べさせるな、という意味。または、秋茄子は身体を冷やして毒なので、嫁に食べさせるなという逆の意味も。一つ目は、姑が嫁に意地悪をする様子(嫁いびり)をいう。二つ目は、嫁を大事に...
「あ」

商いは数でこなせ(あきないはかずでこなせ)

分類ことわざ意味商売は薄利多売が本道である。利益は少なく、多く売ることがコツ。薄利多売を主義とするのが、結局のところ、利益を上げることにつながる、ということ。
「か」

枯れ木も山の賑わい(かれきもやまのにぎわい)

分類ことわざ意味つまらないものでも、ないよりはましである、という意味。たとえ枯れ木でも、あれば山が賑やかになり趣を添える、ということから。自分のことをへりくだって使う言葉で、他人に対しては使わない。同類語・同義語 蟻も軍勢(ありもぐんぜい)
「く」

腐り縄に馬繋ぐ(くさりなわにうまつなぐ)

分類ことわざ意味頼りにならない様子をたとえた言葉。また、成功など有り得ないことのたとえ。腐った縄に馬を繋げば、馬はいつしか放たれてしまうかもしれない、ということから。同類語・同義語 腐り縄に馬繋ぐ如し
「お」

落ち武者は薄の穂に怖ず(おちむしゃはすすきのほにおず)

分類ことわざ意味臆病になっていると、何でもないことまでもが恐ろしく感じること。敗戦し逃亡している武士である落ち武者は、気力もなくなって四六時中びくびくして臆病になっているために、薄(ススキ)の穂を見ても敵の矛先に見えてしまう、ということから...
「ひ」

百足の虫は死して僵れず(ひゃくそくのむしはししてたおれず)

分類ことわざ意味助ける者が多いと、容易に滅びないことをいう。百足とはムカデのこと。ムカデは足が多いので、死んでも、横に倒れたり仰向けになったりすることはない、という意味から。多い足が助け手となって、なかなか滅びないで済むということ。同類語・...
「ま」

曲がらねば世が渡られぬ

分類ことわざ意味自分を曲げてでも気に入らない世俗の習慣に従わなければ、世間を渡っていくことは難しい、という意味。正義や道理の一点張りでは、世渡りはうまくいかないことが多いことをいう。同類語・同義語 曲がらねば世が渡れぬ 曲がらねば世に立たぬ
「ろ」

櫓櫂の立たぬ海はなし(ろかいのたたぬうみはなし)

分類ことわざ意味どんな難題でも必ず解決に至る方法は存在するものだ、という意味。海であればどこでも、船のオールである櫓(ろ)や櫂(かい)は用いられるものであり、何事にもこれに対処する方法があることをいう。同類語・同義語 櫓櫂の立たぬ海もなし ...
「は」

半畳を入れる(はんじょうをいれる)

分類ことわざ意味人の言動を非難したり、茶化したりすることをいう。半畳はござの大きさで、昔、芝居小屋で見物人が敷いた畳のこと。芝居で役者の芸や筋立てに対する不満や反感の気持ちを表現するために、その半畳を舞台に投げた。これより転じて、芸に対して...
「し」

小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)

分類ことわざ意味徳の至らない品性の低い人間は、暇になるととかく問題を起こしがちなものである、という意味。「小人」は、小さいくだらない人間、「閑居」は、暇でゴロゴロしていること。同類語・同義語 小人閑居
「い」

犬骨折って鷹に取られる(いぬほねおってたかにとられる)

分類ことわざ意味無駄骨を折って、手柄や功績を他の者に取られてしまうこと。鷹狩りで、犬が骨折って駆け回って追い出した獲物を、鷹に横取りされてしまうことから。