kotowazakaku01

「て」

天網恢々疎にして漏らさず(てんもうかいかいにしてもらさず)

分類ことわざ意味悪いことをした者は、必ず天罰を受ける、という意味。悪人を懲らしめるために張り巡らされた天の法の網は、目が粗いようだが決して悪事を逃げ漏らすことはなく捕らえる、ということから。「天網」は、天が張り巡らす網のこと。「恢々(恢恢)...
「か」

火事あとの釘拾い(かじあとのくぎひろい)

分類ことわざ意味家が火事で焼けてしまった後で釘を拾ってもどうにもならない、ということから、大損をした後でちょっとした倹約をしたところで役には立たない、という意味。
「た」

大の虫を生かして小の虫を殺す(だいのむしをいかしてしょうのむしをころす)

分類ことわざ意味やむを得ない時には大事な物事を守るため、小さな物事を犠牲にするもの仕方がない、という意味。同類語・同義語 大の虫を生かす 小を捨てて大に就く 小の虫を殺して大の虫を助ける 大事の前の小事
「た」

大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ)

分類ことわざ意味大きな事の前にある小さな事は大事に比べるとごく小さなものであるため、大きな事を成し遂げるためには小さな事にはこだわらないで問題にしない方が良い、という意味。または、大きな事を行うには、どんな些細な事でも油断をしないで注意しな...
「し」

小の虫を殺して大の虫を助ける(しょうのむしをころしてだいのむしをたすける)

分類ことわざ意味比較的小さいと思われる方のものを犠牲にして、大きい方を助ける、ということから、大きな事業を成功させるためには、小さく重要でない物事を犠牲にすること。全体を生かすためには一部が犠牲になってもやむを得ない、という意味。また、さほ...
「し」

小を捨てて大に就く(しょうをすててだいにつく)

分類ことわざ意味大きく重要な物事を実行するために、小さく重要でない物事を切り捨てること。大小を比較して、小を捨てて大を取ることをいう。同類語・同義語 小の虫を殺して大の虫を助ける 大の虫を生かして小の虫を殺す 大の虫を生かす 大事の前の小事
「て」

出遣いより小遣い(でづかいよりこづかい)

分類ことわざ意味まとまった大きな出費をするより、目立たない細々とした出費の方が、気づかないうちに積もり積もってかえって多くかかるものである、という意味。
「こ」

子を持って知る親の恩

分類ことわざ意味子育てをしてはじめて、自分に対して注がれた親の恩の深さを知ることができ、また、親の有難さが分るようになる、という意味。
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類ことわざ意味どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。同類語・同義...
「て」

天を仰いで唾する(てんをあおいでつばをする)

分類ことわざ意味他人に危害を与えたり損害を与えようとして、かえって自分が害を被ること。天を仰いで吐いた唾は、そのまま自分の顔にかかってくるだけだ、ということから。同類語・同義語 天に唾する 天に唾す 天を仰ぎて唾はく
「ひ」

人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)

分類ことわざ意味人を呪って害を与えようとすれば自分にもその害が及んでくる、という意味。人を呪い殺そうとすれば、相手の分だけでなく自分の墓穴も掘らなければならなくなる、ということから。同類語・同義語 人を祈らば穴二つ
「つ」

杖ほどかかる子はない

分類ことわざ意味老人にとって、杖ほどに頼りがいのある子供はいない、真に頼りになる子は少ないものだ、という意味。同類語・同義語 杖も孫ほどかかる
「た」

玉磨かざれば光なし(たまみがかざればひかりなし)

分類ことわざ意味玉も磨かなければ光は出ないものである、ということから、天性で素晴らしい素質や才能を持っている人も、努力を重ねて自分を磨き切磋琢磨しなければ、本当の価値を発揮できず、また、立派な人になることはできない、という意味。「玉」は宝石...
「は」

八面六臂(はちめんろっぴ)

分類ことわざ意味たった一人で多方面にわたり何人分もの働きをし大活躍することをいう。「面」は顔。「臂」は肘(ひじ)のこと。八つの顔と、六本の腕を持つ仏像のことから、一人の人間が、八つの顔と六本の腕を持っているかのような働きをすることから。同類...
「せ」

善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)

分類ことわざ意味ある人が善人であるか、悪人であるかは、その友人を見ればわかる、という意味。同類語・同義語 善悪は友による
「せ」

善悪は友による(ぜんあくはともによる)

分類ことわざ意味人が善人となるのも、悪人となるのも、皆その友人の影響によるものである、という意味。選ぶ友人の良し悪しで、人は善人にも悪人にもなるものである、ということ。同類語・同義語 善悪は友を見よ
「た」

高嶺の花(たかねのはな)

分類ことわざ意味ただ見ているだけで、実際には自分のものすることができないもの。遠くから眺めることはできるが、手に入れることができない、美しいものや高価なもの、魅力的なものを指す。「高嶺」は、高い峰、高い山の頂のこと。高い峰に咲いている花は、...
「は」

花は折りたし梢は高し(はなはおりたしこずえはたかし)

分類ことわざ意味欲しいものを手に入れたいけれど、それを得る方法が見つからないことのたとえ。思うようにいかないことをいう。美しく咲いた花が実った枝を折ってその花を手に入れたいけれど、梢が高く登ることができず届かないことから。同類語・同義語 高...
「り」

李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)

分類ことわざ意味他人から嫌疑を受けるような行為や疑いを招くような行動は慎まなくてはならない、という戒め。李(スモモ)の木の下で冠を正す行為をすると、その木に実っている李の実を盗むのではないかと疑われるためにそのような行為をするべきではない、...
「う」

瓜田に履を納れず(かでんにくつをいれず)

分類ことわざ意味人に疑われるような言動は慎んだ方が良い、という戒め。「瓜田」とは、瓜(ウリ)の畑のこと。「履を納れる」とは、靴等の履物が脱げてしまったので、かがんで足を履物に入れて履きなおす様をいう。ともすると、瓜泥棒と疑われかねないため、...