kotowazakaku01

「こ」

好事門を出でず悪事千里を行く(こうじもんをいでずあくじせんりをいく)

分類ことわざ意味良い評判は門を出ないで世間には伝わらないものであるが、悪い評判は瞬く間に伝播していくものだ、という意味。同類語・同義語 悪事千里 悪事千里を行く 悪事千里を走る 好事門を出でず悪事千里を走る 好事は門を出でず悪事は千里に行く
「あ」

悪事千里を走る(あくじせんりをはしる)

分類ことわざ意味悪い噂や悪い行為は、すぐに世間に知れ渡ってしまい隠し通することはできない、という意味。同類語・同義語 悪事千里 悪事千里を行く 悪事千里に伝わる 好事門を出でず悪事千里を走る 好事門を出でず悪事千里を行く 好事は門を出でず悪...
「あ」

麻につるる蓬(あさにつるるよもぎ)

分類ことわざ意味麻は真っ直ぐに伸び、一方で、蓬は枝を多く出して生え茎が曲がりやすい植物。蓬のような草でも、麻の中で育つと真っ直ぐに成長する。人間も立派な人や善人の中に囲まれていれば、自然と本人も感化され向上して立派になる、という意味。同類語...
「あ」

商い三年

分類ことわざ意味商売は開業してから三年は経たなければ儲けは出てこないものだから、三年は辛抱しなくてはならない、という意味。
「の」

能なし犬の高吠え(のうなしいぬのたかぼえ)

分類ことわざ意味才能のない犬に限って高吠えすることから、才能のない何もできない者に限って口数が多く、大言壮語したり大騒ぎしたりすることのたとえ。同類語・同義語 浅瀬に仇波
「あ」

商いは牛の涎(あきないはうしのよだれ)

分類ことわざ意味商売というものは、牛の涎(よだれ)が細長く地面に少しずつ垂れて絶えないように、急がず焦らず気長に構えて、また、じっくりと辛抱して行うことをしなければ成功しない、という意味。
「お」

鬼瓦にも化粧(おにがわらにもけしょう)

分類ことわざ意味醜い容貌の女性でも、化粧をすれば少しは美しく見えるものである、という意味。同類語・同義語 藁人形も衣装から 馬子にも衣裳 馬子にも衣裳、髪かたち
「ま」

馬子にも衣裳(まごにもいしょう)

分類ことわざ意味どんな人間でもよい服を着て身なりを飾ればそれなりに立派な人間に見える、という意味。「馬子」は、荷物や人を載せた馬を引いて歩く職業の人で最下級の労働者とされたが、そのような人でも良い衣装を身に着ければ立派に見えるものである、と...
「わ」

藁人形も衣裳から(わらにんぎょうもいしょうから)

分類ことわざ意味つまらない人間も美しい着物で着飾ると立派に見えるものだ、という意味。同類語・同義語 馬子にも衣裳 鬼瓦にも化粧
「わ」

我が門で吠えぬ犬無し(わがかどでほえぬいぬなし)

分類ことわざ意味どんなに弱い犬でも自分の家の前にいる時には元気良く大声で吠えるものであるが、そのように弱い人間でも自分の家では元気が良く威張りかえっているものだ、という意味。同類語・同義語 うちの前のやせ犬
「わ」

若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ)

分類ことわざ意味笠を脱ぐという行為は、尊敬の念を示す動作のこと。若い木は後にどんな大木になるか分からないものであるが、人もまた、若者は将来どんなに立派な人に成長するか分からない。そのため、そういった若者の前では軽んじたりせずに笠を脱いで敬い...
「わ」

我が家楽の釜盥(わがいえらくのかまだらい)

分類ことわざ意味お釜と盥(たらい)を兼用で使用するような道具の無い貧乏で不自由な生活でも、我が家は楽しいものである、という意味。同類語・同義語 我が栄楽の金盥(わがえいらくのかなだらい)
「ろ」

魯魚の誤り(ろぎょのあやまり)

分類ことわざ意味文字の書き誤りのこと。「魯」の字と「魚」の字は字形がよく似ていて間違えやすいことから。
「ろ」

老少不定(ろうしょうふじょう)

分類ことわざ意味老人は死に若者は生きながらえるとは必ずしも決まってなく、死というものは老人も若者も定めずにやってくる。この世のことは定めがたく未来のことは一向に分かることはないため、人の寿命は年齢の多少とは関わりがなく、いつどのようにして燃...
「ろ」

労多くして功少なし(ろうおおくしてこうすくなし)

分類ことわざ意味苦労ばかり多くて結果は大したことがない、という意味。いくら骨を折っても効果がないことをいう。「労」は、はたらき・骨折りの意、「功」は、効果・利益、の意。同類語・同義語 労して功無し
「れ」

礼も過ぎれば無礼になる

分類ことわざ意味礼儀にも程度が大切である、ということ。礼儀正しさも度を超すと、かえって相手は馬鹿にされたと思い、逆に失礼になるものである、という意味。
「れ」

礼に始まり乱に終わる

分類ことわざ意味酒宴のこと。酒の席では、始めは礼儀正しく振舞っているが、最後は取り乱してしまうものだ、ということから。
「り」

両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)

分類ことわざ意味力の等しい二人の英雄がいると、必ず争うようになってどちらか一方が負けるものであり、共に立つことはできない、という意味。『史記』にある言葉。同類語・同義語 両雄並びに立たず
「り」

良馬は鞭影を見て行く(りょうばはべんえいをみていく)

分類ことわざ意味優れた人物は、他人の指示や指導を待たずに行動ができる、という意味。良い馬というものは、鞭でその尻を叩かれる前に、鞭の影を感じ取るだけで走る速度を上げることができる、ということから。同類語・同義語 良馬は鞭声を見て行く(りょう...
「り」

梁上の君子(りょうじょうのくんし)

分類ことわざ意味盗賊・泥棒のこと。また、鼠(ネズミ)のこともいう。梁(はり)は家の天井に横に渡して棟を支える木材のこと。昔、中国である人が梁の上に潜んでいる泥棒を見て、その人の子供に「悪い癖を身につけると、あの梁の上の君子のようになる」と言...