kotowazakaku01

「ら」

楽人楽を知らず(らくじんらくをしらず)

分類ことわざ意味常に心や身体に苦痛や生活する上での気苦労がない者は、真の安楽を知らない、という意味。普段から気楽に生きている者は本当の意味で心身の安寧を理解するができない、または、楽をせず苦労してこそ楽のありがたさが分かる、ということ。
「ふ」

踏んだり蹴ったり

分類ことわざ意味重ね重ね辛い目にあわされること。ひどい目にあわされた上にさらにまた痛めつけられること。踏まれたり蹴られたりするということから。同類語・同義語 泣き面に蜂 泣き面を蜂が刺す 弱り目に祟り目
「な」

泣き面に蜂

分類ことわざ意味不幸の上に不幸が重なること。困って苦しんでいる上にさらに苦労が重なって起こること。泣いている顔をさらに蜂が刺すという意味から。同類語・同義語 泣き面を蜂が刺す 弱り目に祟り目 踏んだり蹴ったり
「よ」

弱り目に祟り目

分類ことわざ意味困っているときに、さらに神仏の祟りが重なったということから、不運の上にさらに不運が重なって起こることをいう。「弱り目」は弱っているとき。「祟り目」は、神仏の祟りを受けること。同類語・同義語 泣き面に蜂 泣き面を蜂が刺す 踏ん...
「む」

婿は座敷から貰え嫁は庭から貰え

分類ことわざ意味婿は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の高いところから貰うと、家の格式が上がるためその家を繁栄につながり、反対に、嫁は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の低いところから貰った方が謙虚によく働くためその家を繁栄につなが...
「よ」

夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)

分類ことわざ意味女の人というものは、夜暗いところで見たり遠方から離れて見たり笠をかぶった顔をのぞき見た時に、美人に見えるものだ、という意味。女性が美しく見える場合を三つ挙げて並べた言葉。
「ひ」

人の心は九分十分(ひとのこころはくぶじゅうぶ)

分類ことわざ意味人の心や人の考え、思うところ、見るところはそれぞれ違うものだといってもたいした違いはなく、たいていはほとんど同じようなものである、という意味。同類語・同義語 世の中の人の心は九合十合 人の心は九合十合
「よ」

欲に目見えず

分類ことわざ意味欲に目がくらんでしまって、見えるはずのものまで見えなくなってしまい、是非善悪の区別がつかなくなることをいう。同類語・同義語 欲に耽る者は目見えず(よくにふけるものはめみえず) 欲に目がくらむ 欲に目がない
「よ」

夜が明けたら巣を作ろう

分類ことわざ意味梟(ふくろう)や夜鷹(よたか)は、巣を作ろうと思ってもすぐには作らずに、夜が明けてから巣を作ろうとし、やがて朝になると眼が見えなくなるためにいつまでたっても巣が完成しないことから、怠け者をたとえた言葉。同類語・同義語 梟の宵...
「よ」

楊枝削りも材木屋(ようじけずりもざいもくや)

分類ことわざ意味細かいことも同類である、という意味。
「よ」

宵っ張りの朝寝坊(よいっぱりのあさねぼう)

分類ことわざ意味夜遅くまで起きて夜更かしをし、朝は寝坊して遅くまで寝ていること。また、夜遅くまで起きているのであれば朝早く起きられないのは当然であることを非難していう。「宵っ張り」は、夜遅くまで起きていること、夜更かしをすること、の意味。同...
「ゆ」

湯を沸かして水にする

分類ことわざ意味せっかく苦労して努力してきたことを無駄にしてしまうことをいう。苦労して沸かしたお湯を冷まして冷えた水にしてしまうことから。同類語・同義語 湯を沸かして火を引く 湯を水にする 雪を担うて井を埋る(ゆきをにのうていをうずむ)
「ゆ」

指きたなしとて切られず

分類ことわざ意味悪い兄弟・姉妹等の肉親がいても、簡単に見捨てたりすることはできない、という意味。同類語・同義語 指は切って捨てられぬ 指むさしとて切って捨てられず
「し」

塩にて淵を埋む如し(しおにてふちをうずむごとし)

分類ことわざ意味無駄であることや不可能であること、無効となることのたとえ。または次から次へと消えてしまって溜まる事の無い様子のたとえ。水に浸すと溶けてしまう塩で、深い水溜りの場所を埋めるようなものである、ということから、同類語・同義語 雪を...
「ゆ」

雪を担うて井を埋る(ゆきをにのうていをうずむ)

分類ことわざ意味いくら労力を注いでも効果や成果の無いことのたとえ。無駄な努力をすること。雪を運んできて雪でもって井戸を埋めようとしても、雪は融けてしまうので、どうやっても埋めることができないものである、ということから。同類語・同義語 塩にて...
「い」

行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)

分類ことわざ意味馬子(まご)が荷物を受け取って行くついでに、空馬を使って別の荷物を運んで運賃を得ていたことから、ある事をするついでに他の事をして利益を得ること。また、悪事のついでに別の悪事をすること。駄賃は、馬で荷物を運ぶ手間賃のこと。良い...
「み」

身の程知らず

分類ことわざ意味自分の立場や実力の程度を知らないで、それ以上のことを望んだり求めたり、その行為をおこなう様子、またはその人をいう。同類語・同義語 夜郎自大 夜郎大
「や」

夜郎自大(やろうじだい)

分類ことわざ意味愚か者が自分の実力も知らずに大きな顔をして尊大に構えていばること。夜郎とは、中国にあった小国。その王が自分を大国の王だと思い込んで自慢をしたことから。自大は、自らを尊大に構え、自分を優れている者であると思うこと。『史記』にあ...
「や」

山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる)

分類ことわざ意味地位の低い人が出世することのたとえ。自然界には人知の及ばない計り知れないことがあるものであるから、物事が意外な発展をみせることをいう。同類語・同義語 山の芋が鰻になる
「の」

喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)

分類ことわざ意味熱い食べ物や飲み物を食べたり飲んだりしても、喉を過ぎて腹の中に入ってしまうともう熱くはないもので、熱かったことも忘れてしまう。そのように、困難なことや苦しいことも過ぎ去ってしまうと何でもない、ということ。また、苦しいときに助...