「え」 枝を伐りて根を枯らす(えだをきりてねをからす) 分類ことわざ意味末端を処理してから根本に戻る、という意味。また、全てを取り払ってしまう、という意味も。木を枯らすには、末端の枝を伐採し、順に根っこにまで及ぶのが良い、ということから。 2025.02.28 「え」植物
「え」 潁水に耳を洗う(えいすいにみみをあらう) 分類故事意味世俗の事は聞きたくないというたとえ。堯帝(ぎょうてい)から天下を譲るという話を聞いた許由(きょゆう)が、耳が汚れたとして潁水という名前の川で耳を洗った、という故事から。 2025.02.27 「え」自然身体
「い」 石臼芸(いしうすげい) 分類ことわざ意味多くの芸を身に付けながら、何一つとして秀でたものがないことをいう。石臼は、何でも挽くことができるけれども、貴い器物ではない、ということから。 2025.01.24 「い」道具
「い」 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく) 分類ことわざ意味人情・風俗の悪いことを言う。また、性質が荒々しく、行動が機敏なこと。俗に「江戸っ子は生き馬の目を抜く」などという。他人を出し抜くことがあるから、少しも油断ができないこともいう。生きている馬の目を、知らないうちに抜き取る程素早... 2025.01.23 「い」動物地名
「い」 鋳掛屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう) 分類ことわざ意味出過ぎた者、出しゃばりな人のこと。鋳掛屋が使う天秤棒は、普通のものよりも前後が長い、ということから。「鋳掛屋」とは、鍋や釜、やかん等の鉄器・銅器を同質の金属またははんだで修理する職人のこと同類語・同義語鋳掛屋の天秤(いかけや... 2025.01.22 「い」職業道具
「い」 家貧しくて孝子顕る(いえまずしくてこうしあらわる) 分類ことわざ意味恵まれない環境の時こそ、真価を問われる人間が出てくるものだ、という意味。家が貧乏だと子供も家計のために働くこととなり、自ずと親孝行が知られるようになる、ということから。 2025.01.21 「い」家族
「お」 温故知新(おんこちしん) 分類ことわざ意味昔のことや古い事柄を研究して、そこから新しい真理を発見すること。「温」は、復習すること。「故」は、古い事柄。『論語』で孔子が教師の資格として述べた言葉。同類語・同義語故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる... 2024.10.23 「お」職業
「あ」 明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう) 分類ことわざ意味明日はどうなるかも分からないのに気が早い、という意味。未来である明日は、どんなことが起こるかは誰にもわからないことで、そのようなことをとやかく言うと鬼にも笑われる、ということから。同類語・同義語明日の事を言えば天井で鼠が笑う... 2024.10.05 「あ」
「い」 殷鑑遠からず(いんかんとおからず) 分類ことわざ意味失敗の前例は身近にあり、それに学ぶべきだ、という意味。戒めとすべき例は目前にある、ということ。殷の国(中国の古代の国号)が鑑みて戒めるべき例は、その前代の夏の国にある、ということから。殷が鏡としなければならないのは、王の暴政... 2024.09.12 「い」道具
「い」 夷を以て夷を制す(いをもっていをせいす) 分類ことわざ意味自国の安全を守るために、他国をもってして別の第三国を抑止すること。「夷」は、中国から見て東国の意味(東夷)だが、一般に中国以外の民族をいう。 2024.09.10 「い」戦
「う」 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい) 分類ことわざ意味この世の中の全ての事象は、常に移り変わり変化する儚いものだ、という意味。「有為」は、無為に対する言葉。無為とは、一切の変化のない世界のことで、有為は、様々な因縁により起こる現象な存在のことで、無常転変限りのない世界のこと。同... 2024.09.09 「う」
「う」 烏合の衆(うごうのしゅう) 分類ことわざ意味烏(カラス)の集まりのように、いたずらに騒ぐばかりで規律も統制のない集団・群衆・軍勢のこと。また、寄り集まってはいるが、何のまとまりもなく、あまり役に立たない人々のこと。人の群れを、鳴き騒ぐだけでまとまりのない烏の群れにたと... 2024.07.11 「う」動物戦
「い」 言わぬが花(いわぬがはな) 分類ことわざ意味本当のことをはっきりと言ってしまわない方が、差し障りが無く、趣もあるものだ、という意味。また、物事は全部話してしまうとあからさまになり、差し障りが起こるため、慎んだ方が良い、という意味。黙っている方がかえって良い、ということ... 2024.07.09 「い」植物
「い」 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) 分類ことわざ意味すべての信仰というものは、それを信ずる心次第である、という意味。節分の夜に鰯(イワシ)の頭を柊の枝に刺して門口に飾ると魔を払うという俗信がある。鰯のようなつまらぬものでも、信仰する人にとっては極めて大切なもので、信心一つでこ... 2024.07.08 「い」動物建物植物身体食べ物
「お」 女の一念岩をも徹す(おんなのいちねんいわをもとおす) 分類ことわざ意味女性が一度心に決めると、その執念の深いことは、岩でも貫くほどに強いものだ、という意味。同類語・同義語女の一念岩をも通す 2024.07.04 「お」自然
「お」 恩を仇で返す(おんをあだでかえす) 分類ことわざ意味相手から恩を受けながら、ありがたいと思わず、逆に害を加えたり、迷惑をかけたりするような仕打ちをすること。「仇」は、害を与える悪行のこと。 2024.07.03 「お」