「い」

「い」

色気より食い気(いろけよりくいけ)

分類ことわざ意味①色欲よりも食欲の方が先だということ。②見栄や外聞より実利を重んじること。同類語・同義語 花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした) 花より団子(はなよりだんご)
「い」

医者の不養生(いしゃのふようじょう)

分類ことわざ意味他人には立派に教えを諭しながら、自分ではそれを実行しないことをいう。患者には健康に注意し養生を説く医者が、自分自身は意外に不摂生なことから。同類語・同義語 紺屋の白袴(こうやのしろばかま) 坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)...
「い」

怒りは敵と思え(いかりはてきとおもえ)

分類ことわざ意味すぐ立腹し怒るのは、人の反感を買い、自分を破滅させる敵と考えて慎め、という戒め。何事を行う場合にも短気は損をする。怒りは自分を滅ぼす敵だから用心せよ、という意味。徳川家康の遺訓。同類語・同義語 短気は損気
「い」

一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)

分類ことわざ意味災難をどうにか切り抜けて一安心しているところへ、また別の災難がやってくることをいう。同類語・同義語 前門の虎後門の狼
「い」

いずれ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)

分類ことわざ意味二者択一するにしても、いずれも優れていて甲乙つけがたいことをいう。アヤメもカキツバタも、共にアヤメ科の草花で紫・白の花を咲かせて似ているため、区別が難しいことから。源三位頼政が美女である菖蒲前(あやめのまえ)を賜り幾人もの美...
「い」

一寸の光陰軽んずべからず(いっすんのこういんかろんずべからず)

分類ことわざ意味ほんの少しの時間でも、侮って無駄に費やしてはならない、という意味。中国の宋の時代の、朱熹の詩に見える言葉。「光」は昼「陰」は夜で「光陰」は時間のこと。同類語・同義語 少年老い易く学成り難し
「い」

犬骨折って鷹に取られる(いぬほねおってたかにとられる)

分類ことわざ意味無駄骨を折って、手柄や功績を他の者に取られてしまうこと。鷹狩りで、犬が骨折って駆け回って追い出した獲物を、鷹に横取りされてしまうことから。
「い」

犬の尾を食うて回る(いぬのおをくうてまわる)

分類ことわざ意味苦労した割に報われないこと。また、焦りながらも思うように事が進まないことをいう。また、どんなに努力をしても成功しがたいことをいう。犬が自分の尾を咥えようとしているが、咥えることができずに、ぐるぐるとその場を回る、ということか...
「い」

韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)

分類ことわざ意味韋編は、竹札を皮紐で綴じた中国古代の書物のことで、その韋編の皮紐が三度も切れてしまったことから、書物を繰り返し熟読することをいう。また、何回も読書をすること。同類語・同義語 韋編三絶
「い」

犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)

分類ことわざ意味当たり前で、何の不思議もないこと。物事の分かり切ったことをいう。犬が西を向けば、尾は当然東を向く、ということから。同類語・同義語 犬が西向きゃ尾が東 雨が降る日は天気が悪い
「い」

一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)

分類ことわざ意味青桐(あおぎり)の葉が一枚落葉したことにより天下が秋になったのを知る、ということから、ほんのちょっとした出来事の一端を見ることによって、気がつかなかった大きな出来事を知る、という意味。また、ごくわずかな前兆から成り行きを予知...
「い」

一枚の紙にも表裏あり(いちまいのかみにもひょうりあり)

分類ことわざ意味とても簡単そうに見えるものにも隠れて気が付かない面もあることから、世渡りをするには、よく物事の裏表に通じていなければいけない、という意味。そこにある一枚の薄い紙は、見たところ何の変哲もない一枚の紙だが、その紙にも裏があり、表...
「い」

一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり)

分類ことわざ意味病人の回復を早めるものは、まず第一が周囲の人の心のこもった看病で、その次が医者の薬である、という意味。病気の治療には薬も大切であるが、何よりも周りの人の心のこもった看病が第一だ、ということ。
「い」

戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)

分類ことわざ意味戦いを見てあわてて矢を作る、ということから、事件が起こってしまってから準備をすること。矧ぐ(はぐ)とは、矢竹に羽をつけて矢を作るという意味。同類語・同義語 泥棒を見て縄を綯う 泥縄 泥棒を捕らえて縄を綯う 盗人を捕らえて縄を...
「い」

一将功成って万骨枯る(いっしょうこうなってばんこつかる)

分類ことわざ意味一人の権力者の手柄の影には、大勢の部下の努力が隠されている、という意味。「一将」とは、一人の将軍のこと。「万骨」とは、大勢の戦死した兵士の骨のこと。戦場で一人の将が功名をあげる影には、多くの兵士が犠牲となって、戦場に屍をさら...
「い」

医を信ぜざればその病癒えず(いをしんぜざればそのやまいいえず)

分類ことわざ意味医者を信用して病に関わるすべてのことを任せる気持ちにならなければ病気は治癒しない、という意味。同類語・同義語 医者上手にかかり下手
「い」

医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)

分類ことわざ意味どんなに名医であっても、患者がその医者の言うことを守らなければ治療はうまくいかない。病人は医者を信用して、その指示を忠実に守らなければならない、という意味。同類語・同義語 医を信ぜざればその病癒えず
「い」

行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)

分類ことわざ意味馬子(まご)が荷物を受け取って行くついでに、空馬を使って別の荷物を運んで運賃を得ていたことから、ある事をするついでに他の事をして利益を得ること。また、悪事のついでに別の悪事をすること。駄賃は、馬で荷物を運ぶ手間賃のこと。良い...
「い」

石の上にも三年

分類ことわざ意味じっと我慢して辛抱を続けていれば、やがて報われる、という意味。また、三年も経てば、何かと道は開けてくるものである、という意味。石のように冷たいものでも三年も上に座り続ければ、少しは温まるものである、ということから。同類語・同...
「い」

命あっての物種(いのちあってのものだね)

ことわざのなかの「命あっての物種(いのちあってのものだね)」の意味を記載したページです。「命あっての物種」と同じ意味のことわざも紹介しています。