「こ」

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五風十雨(ごふうじゅうう)

分類ことわざ意味気候が順当なこと。転じて、世の中が平穏無事なこと。 五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降る、ということから。中国から来た言葉。
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沽券に係わる(こけんにかかわる)

分類ことわざ意味品位や体面に傷がつくことをいう。 「沽券」とは、土地などを売買する時の売渡証文のこと。転じて、品位や体面のこと。
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五穀実れば首垂れる(ごこくみのればくびたれる)

分類ことわざ意味中身のある人間ほど、人前で頭を低くするものだ、という意味。 穀物が実りに応じて穂先を垂れることから。
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胡椒の丸飲み(こしょうのまるのみ)

分類ことわざ意味物事の表面だけでは真実はわからない、という意味。 丸飲みしたのでは胡椒の味もわからない、ということから。
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転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ)

分類ことわざ意味失敗しないようにするには、前もって注意や用心を怠らないようにするべきだ、という意味。 転んでから杖をついても何の役にも立たない。転ばない前に杖をつけ、ということから。転倒する前の杖が大切ということ。同類語・同義語濡れぬ先の傘...
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黒白を争う(こくびゃくをあらそう)

分類ことわざ 意味どちらが良いか、悪いかを明確にさせることをいう。 「黒」は、悪いことや間違っていること。「白」は、良いことや正しいこと。
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香餌の下必ず死魚あり(こうじのもとかならずしぎょあり)

分類ことわざ 意味利益のあるうまい話には、必ず危険が付きまとっているものだ、という意味。 香ばしく餌の下には、必ず死んだ魚がある、ということから。また、転じて、良い餌を投じれば、必ず魚が獲れる、ということから。 利益のために釣られて死ぬ者が...
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口耳の学(こうじのがく)

分類ことわざ 意味他人から聞いたことを自分自身で咀嚼することなく直ぐに口にして、自分のものになっていない学問のことをいう。 口と耳との間、四寸(約12.12cm)にも満たない学問である、ということから。 同類語・同義語 口耳四寸の学(こうじ...
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弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)

分類 ことわざ 意味 優れた技術を持っている人は、どんな道具を使っても、優れた成果を上げるものである、という意味。 良い仕事をするのは、道具ではなく、その人の腕である、ということ。また、名人は道具選びをしない、ということ。 対義語・反対語 ...
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好事も無きに如かず(こうじもなきにしかず)

分類 ことわざ 意味 全て人生は良いことも悪いこともなく、無事に暮らすのに越したことはない、という意味。 良いことがあっても煩わしいことが付きまとうものであるし、何事もなく平穏な生活が良い、ということから。
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口角泡を飛ばす(こうかくあわをとばす)

分類 ことわざ 意味 激しく論じたてることをいう。口から唾を飛ばさんばかりに、激しく議論すること。 「口角」は、口の両端のこと。口角から唾の泡を飛ばさんばかりに話す、ということから。
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氷を叩いて火を求む(こおりをたたいてひをもとむ)

分類 ことわざ 意味 手段を間違えて物事がうまくいかないことをいう。 できもしないことを求めることのたとえ。
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呉越同舟(ごえつどうしゅう)

分類 ことわざ 意味 仲の悪い同士が、共通の困難や利害に対して協力し合うこと。あるいは、それから転じて、仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせることをいう。 「呉「越」は、中国・春秋時代の国の名前(対立国)。呉と越の国は互いに仲が悪かったが、同...
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琴柱に膠す(ことじににかわす)

分類 ことわざ 意味 柔軟性の無いこと、融通が利かないことをいう。 膠(にかわ)で琴柱を動かないようにして固定してしまうと音の調子を変えることができなくなる、ということから。 「琴柱」は、琴の胴に立てて弦を支える柱のことで、その位置によって...
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虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類 ことわざ 意味 功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すも...
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虎口を脱する(ここうをだっする)

分類 ことわざ 意味 非常に危険な場所や状態から逃れることをいう。 「虎口」は虎の口。虎に食われそうになるという意味から。
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虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

分類 ことわざ 意味 危険や災難が、次々と起こることをいう。 虎から逃げることができたと思ったら、竜の住む洞穴(竜穴)に入ってしまう、ということから。「虎口」は虎の口のことから、虎に食われそうになるということ。
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紺屋の白袴(こうやのしろばかま)

分類 ことわざ 意味 他人のことで忙しく、自分のことには手が回らないこと。また、いつでもできると思っていて、結局はやらずにいること。身に付けた専門技術が他人のために使われ、自分自身のためには使われないことのたとえ。 紺屋とは、染物屋のこと。...
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尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)

分類 ことわざ 意味 書物に書いてあることがすべて正しいという訳ではない。書物に書かれていることを全部信用してしまうくらいなら、書物は無い方がましで読まない方が良い、という意味。自分の判断力を生かして読書をせよ、ということ。
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コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)

分類 ことわざ 意味 当人同士にとっては一大事であるが、脇から見たら些細な争いのこと。 嵐は嵐でも、外に影響を及ぼさないものは、コップの中の嵐のようなものだ、ということから。イギリスのバーナード・ショー作の劇の題名から。