「さ」

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砂上の楼閣(さじょうのろうかく)

分類ことわざ意味見たところは立派でも、基礎が脆弱ですぐに駄目になり長続きしない事や実現できない事を指していう。「楼閣」は、高い建物のこと。砂の上に建てられた高い建物は、不安定で壊れやすい、という意味。
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酒飯雪隠(さけめしせっちん)

分類ことわざ意味客を招く時の心得のこと。「酒」は良い酒。「飯」は美味いご飯。「雪隠」は清潔な便所(お手洗い)。お客様を招く時には、良い酒、美味いご飯、清潔な便所を用意することが大事である、という意味。
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左顧右眄(さこうべん)

分類ことわざ意味周囲に気を遣って、右へ行くか左へ行くか、決断が付かないことをいう。「左顧」は左を振り向くこと、「右眄」は右を流し目で見る、という意味。
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雑魚の魚交じり(ざこのととまじり)

分類ことわざ意味弱く小さいものが、強く大きいものの中に交わることをいう。身分不相応な地位に就くことの喩え。「雑魚」とは、小さい魚のこと。大きな魚の中に小さな魚がいるように、無能な者が有能な者の中に混じってすましていること。同類語・同義語目高...
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酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

分類ことわざ意味酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良い、という意味。「百薬の長」は、全ての薬の大将という意味。同類語・同義語 百薬の長対義語・反対語 酒は百毒の長
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酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)

分類ことわざ意味人間の身体に有毒で有害なものは沢山あるが、酒は中でも最大の毒物である、という意味。対義語・反対語 酒は百薬の長
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酒は飲むとも飲まれるな

分類ことわざ意味酒で本心を失ってしまうような飲み方をせぬよう用心すべきだ、という意味。酒というものは飲んでも構わないけれども、決して酒に飲まれてしまってはならない、ということ。
「さ」

酒は天の美禄(さけはてんのびろく)

分類ことわざ意味酒は天からの素晴らしい贈り物である、という意味。『漢書』の言葉。それ以後、「美禄」は酒の異称となった。
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策士策に溺れる(さくしさくにおぼれる)

分類ことわざ意味謀(はかりごと)の上手な人は、謀を使い過ぎて帰って失敗する、という意味。うぬぼれて策を弄し過ぎると、かえって失敗する、ということ。同類語・同義語 策士策に倒れる
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先んずれば人を制す(さきんずればひとをせいす)

分類ことわざ意味他の人よりも先に実行した方が、有利な立場に立つことができる、という意味。先手は相手を制圧することに通じる、ということ。また、人に先立って物事を行えば、人の機先を制すことができる、という意味。「制す」は抑えつける、制圧する、と...
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魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ

分類ことわざ意味何にでも向き不向き、誰にでも得手不得手があるものだ、という意味。殿様はひもじい暮らしをしていないので魚を焼かせるといじることがないため姿のまま上手に焼き上がる。一方、乞食はいつも腹が減っているから餅を焼かせると待ちかねてよく...
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才余りありて識足らず(さいあまりありてしきたらず)

分類ことわざ意味才気は有り余る程に十分に備えているにもかかわらず、見識は不足している、という意味。同類語・同義語 才余りて識足らず
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賽は投げられた(さいはなげられた)

分類ことわざ意味結果はどうあろうと、始まった以上は予定通り行動するしかない、という意味。決心したからには後戻りはできずもう実行するほかない。シーザーがローマへ進軍した際に、ルビコン川を渡ろうとした時の言葉。「賽」は、サイコロのこと。サイコロ...
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才知は身の仇(さいちはみのあだ)

分類ことわざ意味自分の才能を鼻にかけ才知を弄すれば、かえって身を滅ぼす元凶となる、という意味。
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才子多病

分類ことわざ意味才能のある人間は、とかく病気がちである、という意味。
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才子才に倒れる(さいしさいにたおれる)

分類ことわざ意味自分の才能を過信する人間は、その才能への過信から失敗しがちである、という意味。
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細工貧乏人宝(さいくびんぼうひとだから)

分類ことわざ意味細工仕事が上手な手先の器用な人は、とかく他人には重宝がられ利用されるが、自分自身はかえってうだつが上がらずいつも貧乏である、という意味。同類語・同義語 器用貧乏(きようびんぼう)
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細工は流々仕上げを御覧じろ(さいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ)

分類ことわざ意味細工の方法は、よく念を入れて色々とあるのだから、方法そのものを批判をせずに、結果を見て判断してくれと、自慢するときの言い方。結果がどんなに見事であるかを今にご覧にいれることができるでしょう、どうぞご期待ください、という意味。
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座して食らえば山も空し(ざしてくらえばやまもむなし)

分類ことわざ意味働かないでじっとしていて食べるばかりで財産を使っていれば、山のような多くの財産も、いつかは食い尽くして無くなってしまうものである、という意味。「座して」は、座ったままの働かないこと。「山」は、ここでは大きな財産のこと。同類語...
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猿の人真似(さるのひとまね)

分類ことわざ意味意味をよく考えもしないで、他の人の言葉や行動をそのまま真似ること。また、他人の真似をして表面を取り繕うこと。猿は考えがあって人間の真似をするものではなく、訳も分からず真似することから。同類語・同義語 猿真似