さ行

「す」

臑に傷を持つ(すねにきずをもつ)

分類ことわざ意味やましいところがある。前に他人に隠したい悪いことをしている、という意味。膝から足首までの部分である臑に傷があると、草などが当たって痛むので、こそこそと忍び足で歩く、ということから。「臑」は「脛」とも書く。同類語・同義語 脛に...
「す」

脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)

分類ことわざ意味心にやましいことのある人間は、笹原を過ぎる風の音にも驚いて、笹原を走って通る、という意味。同類語・同義語 脛に疵あれば萱原走らぬ 脛に疵持てば笹原走らぬ(すねにきずもてばささはらはしらぬ) 脛に疵持てば茅原走らぬ(すねにきず...
「す」

脛に疵持てば茅原走らぬ(すねにきずもてばかやはらはしらぬ)

分類ことわざ意味後ろ暗いもののある人や心にやましいことのある人は、世間を渡るにも注意深くひっそりと生きていかなければならない、という意味。怪我をしていなければどんな所でも平気で走っていけるが、脛に傷があると、茅原(萱原)のような所は走ること...
「せ」

聖人に金無し(せいじんにかねなし)

分類ことわざ意味清廉潔白にその身を持している人は、貧乏なものである、という意味。
「せ」

積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)

分類ことわざ意味善い行いを積んだ家には、その徳によって、子孫にまで慶福(目出度いことや幸い)があるものである、という意味。易経にある句。同類語・同義語 積善の家には余慶あり
「し」

仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)

ことわざのなかの「仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)」の意味を記載したページです。「仁者は敵なし(じんしゃはてきなし)」と同じ意味のことわざも紹介しています。
「す」

水魚の交わり(すいぎょのまじわり)

分類故事意味大変に仲の良い付き合い。親密な友情・交際のこと。また、切っても切れない関係。魚は水を離れては生きられない関係である、ということから。中国の『三国志演義』から。同類語・同義語 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり) 管鮑の交わり(かん...
「せ」

雪駄の土用干し(せったのどようぼし)

分類ことわざ意味ふんぞり返って威張っていることをいう。雪駄を土用の日に干すと反り返って威張っているように見える、ということから。
「せ」

雪隠で饅頭(せっちんでまんじゅう)

分類ことわざ意味人には隠して自分一人でよい思いをすることをいう。「雪隠」はトイレ、便所(お手洗い)のこと。便所のなかで内緒で隠し持っていた饅頭を食う、ということから。同類語・同義語 雪隠で米をかむ(せっちんでこめをかむ)
「す」

雀百まで踊り忘れず(すずめひゃくまでおどりわすれず)

分類ことわざ意味どんなに年を取っても、幼い頃に覚えたことや身につけた習慣や癖は、なかなか抜けることができないし、忘れないものである、という意味。雀(スズメ)は、踊るように跳躍する癖が一生抜けない、ということから。同類語・同義語 三つ子の魂百...
「そ」

粗製乱造(そせいらんぞう)

分類ことわざ意味粗末な物をむやみやたらに大量に製造すること。「粗製」は粗末に造ること。「乱造」はやたらに沢山造ること。同類語・同義語 粗製濫造
「し」

尻馬に乗る(しりうまにのる)

分類ことわざ意味何も考えもせずに他人の意見や行動に従うことをいう。「尻馬」は、他人の乗っている馬の鞍の後ろの箇所。
「し」

仁者は山を楽しむ(じんしゃはやまをたのしむ)

分類ことわざ意味仁徳のある人や情け深い人は、自分に与えられた天命を知ってこれに安んじてその心を固く動かさない。それは山がその形を改めずにいつもその場所に落ち着き払って少しも動じないことに似ているため、仁徳のある仁者は、山を楽しむものである、...
「す」

寸鉄人を刺す(すんてつひとをさす)

分類ことわざ意味短いが鋭く的確な警句が、相手の急所を突くことになることのたとえ。短いが深い意味を持つ言葉が人の心に強い感銘を与える、という意味も。短く小さい刃物(寸鉄)でも、急所を刺せば人を殺すことができる、ということから。同類語・同義語 ...
「せ」

千貫の鷹も放さねば知れず(せんがんのたかもはなさねばしれず)

分類ことわざ意味才能があっても、実際に試してみなければ技量は知ることができない、という意味。千貫の鷹(非常に高価な鷹)も、これを実際に空に放ってみなければ、どれだけの技量を持っているものかは知ることができない、ということから。「貫」は、昔の...
「し」

針小棒大(しんしょうぼうだい)

分類ことわざ意味小さな事実を大げさに話すこと。針のように細くて小さいことを、棒のように太くて大きいことにして話すことから。同類語・同義語 針程の事を棒程に言う(はりほどのことをぼうほどにいう) 針を棒 針程の事を柱程に言う(はりほどのことを...
「せ」

背中に眼はなし(せなかにめはなし)

分類ことわざ意味人は前方のことはよく分かるが、背後のことは知ることができない、ということ。また、前にある物は見えるが背中にある物は見えない、ということから、隠れてする悪事までは気づきようがないことをいう。同類語・同義語 背中に目はなし
「せ」

前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)

分類ことわざ意味やっと禍をひとつ逃れて、また次の禍に遭遇すること。表の門の虎を退治したと思ったら、裏門から狼が入ってきた、ということから。同類語・同義語 一難去ってまた一難 前門虎を防ぎ後門狼を進む
「せ」

千日に刈った草を一日に滅ぼす(せんにちにかったくさをいちにちでほろぼす)

分類ことわざ意味長年かけた苦労の成果を一瞬で無にしてしまうこと。長い間掛かって刈り取った草も一日で焼けてしまうことから。同類語・同義語 千日に刈った萱を一日で滅ぼす
「せ」

世間の口に戸は立てられぬ

分類ことわざ意味世間の口はうるさいもので、戸を閉めるようにその口を封ずることはできない、という意味。口に戸を立てられれば、噂話は広がることはないだろうに、という意味から。同類語・同義語 世間の口に戸は立てられない 人の口に戸は立てられぬ