さ行

「し」

歯牙にもかけない(しがにもかけない)

分類ことわざ意味論ずるに及ばないこと。問題にする必要ないこと。「歯牙」は歯、転じて口先。歯を使う必要のないことから、取り立てて言うほどのことでもない、という意味。同類語・同義語 歯牙の間に置くに足らず(しがのあいだにおくにたらず) 歯牙にか...
「し」

鹿を指して馬と為す(しかをさしてうまとなす)

分類故事意味無理矢理に我を通すことをいう。昔、秦の趙高(ちょうこう)は鹿を天子に献上して馬だと言い張り、鹿だと言った者は、皆捕らえて処刑した。このことから、間違いを間違いと認めず押し通すこと、また、威圧的に間違いを押し付ける、という意味。【...
「し」

鹿を追う者は兎を顧みず(しかをおうものはうさぎをかえりみず)

分類ことわざ意味大きな利益を目的としている者は、ひたすらにその目的に向かって力を注いで、小さな利益については問題にしていない、という意味。鹿を捕ろうとして追っている者は、途中で兎(ウサギ)が出てきても、そんなものは相手にしないということから...
「し」

鹿を追う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)

分類ことわざ意味ある一つの事に熱中する者は、そのこと以外には注意を払わないことをいう。鹿を捕ろうとして熱中する猟師は、山全体の状況を顧みず、その山の状態がどんなふうになっているか、道はどうなっているかなどを考えることもせず、思わず山深く入る...
「さ」

三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ)

分類ことわざ意味自分一人だけでは、どんなに考えても良い知恵の浮かばないものだが、三人集まってそれぞれの知恵を絞って相談すれば、文殊の知恵のような知恵が出るものである、という意味。「文殊」は、如来の左に座して知恵を司る仏である文殊菩薩のこと。
「さ」

三年飛ばず鳴かず(さんねんとばずなかず)

分類ことわざ意味三年間、何もせずに過ごし、ひとたび行動を起こすと、大いに活躍することをいう。三年間もの間、飛びもせず鳴きもしないで、じっと将来の機会を待つことから。同類語・同義語 三年飛ばずまた鳴かず 鳴かず飛ばず
「さ」

三尺下がって師の影を踏まず(さんじゃくさがってしのかげをふまず)

分類ことわざ意味弟子は師を敬い、礼儀を尽くさなくてはならない、という教え。弟子が先生と一緒に外出する際には、後ろに下がって地上の先生の影を踏まないようにするべきである、ということから。「三尺」は、約90cm。中国では「七尺」であったが、日本...
「さ」

三度目の正直(さんどめのしょうじき)

分類ことわざ意味物事を行う際に、二度目まではうまくいかなくても、三度目には必ずうまくいくものだ、という意味。勝負事や占いでも、最初の一、二回は当てにならないが、三回目は確実だ、ということ。「正直」は、良い結果のこと。
「さ」

三人旅の一人乞食(さんにんたびのひとりこじき)

分類ことわざ意味何事も三人でやるとそのうちの一人が仲間外れになりやすい。三人でやるものではない、という意味。同類語・同義語 三人寄れば取り除き講
「さ」

三人虎を成す(さんにんとらをなす)

分類ことわざ意味無根の説も、多くの人が言えば、ついには人が信じるようになる、という意味。大勢で口にすると噂が事実と間違えられるようになること。町に虎がいるという噓を、一人や二人が言っても信用されないけれども、三人が言ったとなると信用されるも...
「さ」

山中の賊を破るは易く心中の賊を破るは難し

分類ことわざ意味山に立てこもる賊を倒すよりも、自分の心の中に巣食う賊、すなわち色々な邪念を打ち払う方が難しい、という意味。王陽明の書中の句。
「さ」

三寸の見直し(さんずんのみなおし)

分類ことわざ意味測り方によっては多少の誤差が出てくるところから、物事を丁寧に点検すると、多少の誤りや欠点はあるものだ、という意味。また、多少の欠点は、見慣れれば気にならなくなるものだ、という意味も。
「さ」

三十振袖四十島田(さんじゅうふりそでしじゅうしまだ)

分類ことわざ意味その時期でもない年齢になった女性が、なお化粧をすること。女性が年齢不相応に若い服装や化粧をすることをいう。三十歳で振袖の着物を着て、四十歳で島田の髪を結う、ということから。水商売の女性などの若作りを馬鹿にしていう。
「さ」

山雨来らんと欲して風楼に満つ(さんうきたらんとほっしてかぜろうにみつ)

分類ことわざ意味物事が起ころうとして、その前兆があることを例えたもの。変事が起こる前に不穏な気配がただよう様子をいう。山からの雨が降ろうとして、風は楼に満ちた、ということから。
「さ」

触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし)

分類ことわざ意味ある物事に関係さえ持たなければ、そのことによって災いを受けるいこともないため、なるべく余計なことには手を出すなという戒め。どんなに恐ろしい神様も、触らない限り無関係な人間に祟りはしないという意味から。どんなことでもいたずらに...
「さ」

去る者は追わず来る者は拒まず

分類ことわざ意味自分の元から離れ去っていく人は、その人の心に任せ、無理に引き止めない、という意味。去る者も来る者も人の自由に任せて、自分は頓着をしない、ということ。同類語・同義語 去る者は追わず 去る者は追わず来たる者は拒まず
「さ」

去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし)

分類ことわざ意味死んだ人のことは月日が経つにつれて徐々に忘れていくものであるし、また、親しかった人も遠く離れ永く会わずにいれば徐々に疎遠になっていくものだ、という意味。死者は日に日に忘れられ、また、別れた者も日に日に忘れられていく、というこ...
「し」

上手の手から水が漏る(じょうずのてからみずがもる)

分類ことわざ意味物事をうまくこなす人でも、時にはその中にわずかな手抜かりがあることをいう。どんな名人でも時には失敗することがある、という意味。名人といわれる人の失敗を評していう。「水が漏る」は、注意が行き届いている意味の「水も漏らさぬ」から...
「さ」

猿も木から落ちる(さるもきからおちる)

分類ことわざ意味その道に秀でた者でも、時にはその得意技で失敗する場合もある、という意味。猿のような木登りが達者なものでも、時には木から落ちることもある、ということから。同類語・同義語 弘法にも筆の誤り 河童の川流れ 上手の手から水が漏る 算...
「さ」

皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう)

分類ことわざ意味主犯や大悪党は捕らえられずに、その下っ端の小物だけが捕らえらること。また、後から行っても割が合わないことをいう。魚を食べた猫は逃げた一方、後で皿だけなめている猫がその罰を受ける、ということから。