「と」

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独立影に慚じず(どくりつかげにはじず)

分類ことわざ意味常時品行方正を心掛ける、という意味。 自分の心にやましいことがなければ、たった一人立っていても自分の影に恥じることがない、ということから。
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年が薬(としがくすり)

分類ことわざ意味年を取ってくると全ての事に対して思慮分別ができてくるものである、という意味。 若い時は乱暴だった者が、年を取ると温和になったりする。年齢を重ねたことが薬となり、思慮分別がつく、ということから。
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塗炭の苦しみ(とたんのくるしみ)

分類ことわざ意味酷く辛い苦しみ。甚だしく苦しいことを表現していう。 「塗」は、泥。「炭」は炭火のこと。泥にまみれ火に焼かれるのと同じような苦しみ、ということから。
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年寄れば欲深し(としよればよくふかし)

分類ことわざ意味年寄りになると、物事に対する欲が深くなる、という意味。
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同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)

分類ことわざ意味同じような悩みや苦しみを持つ人は、互いに同情し合うものである、という意味。 同じ病気を患っている人は、苦痛がよくわかるので、いたわり合う、ということから。
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時人を待たず(ときひとまたず)

分類ことわざ意味時間というものは人を待ってくれないで、時々刻々と速やかに過ぎ去ってしまうものである、という意味。
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刺のない薔薇はない(とげのないばらはない)

分類ことわざ意味目には美しく見えるものでも、醜く恐ろしい反面を持っているものである、という意味。また、世の中には完全無欠な幸福は存在しない、という意味も。 英語での表記 There is no rose without a thorn.
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団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)

分類ことわざ意味どれもみな同じくらいで変わり映えもなく、似たり寄ったりで特に優れたものがないこと。また、どれもこれも同じくらいつまらないものばかりが、優劣を競うことのたとえ。 団栗(どんぐり)は、色も形も大きさも殆ど同じでよく似ていて、背比...
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同舟相救う(どうしゅうあいすくう)

分類ことわざ意味境遇の似た者同士は、危急の時には自然に助け合うものである、という意味。 同じ舟に乗り合わせた者は、舟に危険が迫った場合は、自然に助け合うものである、ということから。
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同気相求む(どうきあいもとむ)

分類ことわざ意味気性の似た人間はお互いを求めあい、同じ種類のものは自然と集まり、気の合う者は寄り合うものである、という意味。同類語・同義語同気相求める(どうきあいもとめる)類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)類を以て集まる(るいをもってあつまる...
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虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)

分類ことわざ意味勢いの盛んな様子。 虎は、一日千里を走り、再びその千里を帰ってくることができる、ということから。
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鳥は古巣に帰る(とりはふるすにかえる)

分類ことわざ意味人間は故郷を忘れることができない、という意味。 渡り鳥などが去年の巣にまた帰ってくる、ということから。
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虎に翼(とらにつばさ)

分類ことわざ意味猛威を振るう者に、なお一層の力を添えることをたとえた言葉。 猛獣である虎は、それだけでも非常に強いのに、その上になお翼を与える、ということから。
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どこの烏も黒い(どこのからすもくろい)

分類 ことわざ 意味 他所へ行けばここよりはずっといいことがあるかもしれないと思うけれども、何処へ行っても同じようなもので、さして変わったよいこともない、という意味。同じ物は何処へ行っても変わりはせず、目新しさはない。また、人間の本性は、国...
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遠きは花の香(とおきははなのか)

分類ことわざ 意味身近にあって慣れてしまうとあまり立派に見えなくなる。逆に、遠く離れたものは、離れても匂う花の香りが優れているように、立派に思われるものである、という意味。
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虎を描きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす)

分類 ことわざ 意味 力量の乏しい人が優れた人物から真似してもかえって軽薄に見えるだけである、という意味。立派で優れたものを真似ようとして学び損ね、かえって見苦しいものになる、ということのたとえ。また、崇高なものを求め過ぎると不成功に終わる...
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堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ)

分類 ことわざ 意味 自分の落ち度や怠慢を棚に上げて、他のことを理由にこじつけ、言い逃れをすること。また、重々しく見せてもったいぶるが何もしないことをいう。 お経がよく読めないのは、仏堂が歪んでいるからだ、というこじつけから。 同類語・同義...
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毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)

分類 ことわざ 意味 何をするにも徹底した方が良い、という意味。また、一度罪を犯したのならば、徹底的に罪を重ねる、という意味も。 どうせ毒を食ってしまったのだから、同じ毒を食って死んでしまう以上は、毒を盛った皿まで舐めてしまう方が良い、とい...
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毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)

分類 ことわざ 意味 悪人や悪事を抑えるために、他の悪人や悪事を使うことをいう。 毒に当たった人に対して別の毒薬を使って治療をすることから。毒で毒を制御する、ということから。 ここでの毒は、社会的な毒の意味で、悪一般を指す。悪を使って社会悪...
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時の花をかざしにせよ(ときのはなをかざしにせよ)

分類 ことわざ 意味 その時その時の時勢に従って行動するのが良い、という意味。 「かざし」は簪(かんざし)や髪やかぶり物の飾りのことで、季節季節の花を飾りにさすのが良い、ということから、我を張らずに時勢・時流に乗って世間を渡るのが良い、とい...