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馬耳東風(ばじとうふう)

分類ことわざ意味人の意見や注意を気にも留めず聞こうともしない様子。また、批評や批判を聞き流して何とも思わないことのたとえ。東風(春風)が吹いたら人は嬉しいものであるが、馬の耳に吹いても馬は何も感じない、ということから。李白の詩から。同類語・...
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盤根錯節に遇いて利器を知る(ばんこんさくせつにあいてりきをしる)

分類ことわざ意味紛糾して解決の難しい事案に直面すると、これに当たる人間の手腕や才能を知ることができる、という意味。人間の実力というものは解決が困難な事態に遭遇したときに初めて分かるものだ、ということ。「盤根錯節」とは、根や節が入り組んでこん...
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破鏡再び照らさず(はきょうふたたびてらさず)

分類ことわざ意味一度夫婦別れしてしまったものを、再び元のようにすることはできない、という意味。夫婦の離別をいう。「破鏡」とは、昔夫婦が離別に際し、後日の形見に鏡を破ってその一片を持っていたということから。同類語・同義語 覆水盆に返らず(ふく...
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吐いた唾を呑む(はいたつばをのむ)

分類ことわざ意味一度口から出した言葉を翻したり、撤回したりすること。また、噓をつくことをいう。同類語・同義語 二枚舌を使う(にまいじたをつかう)対義語・反対語 吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ) 覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)
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吐いた唾は吞めぬ(はいたつばはのめぬ)

分類ことわざ意味一度口に出した言葉は取り消すことができないこと。また、十分に注意して話をするべきだということ。一度吐いた唾は、もう戻して飲めないように、一度口から出した言葉は取り返しがつかないことのたとえ。同類語・同義語 吐いた唾は飲めぬ ...
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流行物は廃り物(はやりものはすたりもの)

分類ことわざ意味流行の永続しないことをいう。流行は全く一時的なもので、いずれは廃れ、人の目から消えていくものだ、という意味。流行のものはその時期が過ぎると流行らないものになってしまう、ということから。同類語・同義語 流行物は廃れ物
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花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)

分類ことわざ意味花の中では桜が最も優れ、人の中では武士が最も優れいている、という意味。武士の美意識を示した言葉。桜の咲き際と散り際の鮮やかさと、武士の死に際のイメージを重ねたもの。
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歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)

分類ことわざ意味思っていることを遠慮せずに、ずばずばと言うこと。歯に、衣(衣服)を着せない、ということから。包み隠すところなくものをいう、という意味。同類語・同義語 歯に衣着せない
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張子の虎(はりこのとら)

分類ことわざ意味実力も無いくせに威勢だけはよく虚勢を張る人のこと。あるいは、何事にもただ首を縦に振る人のこと。または、首をよく振り動かす癖のある人のこともいう。「張子の虎」は、紙と竹で作った張子でできた虎の形の郷土玩具のこと。首の部分がゆら...
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早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)

分類ことわざ意味朝早くから起きると、何かしら良い事があるため、早く起きなさい、という意味。「徳」は「得」とも書き、毎朝早く起きると健康にも良く何かしら得なことがあるものだ、という意味に。「三文」は昔のお金で、僅かな金額。同類語・同義語 早起...
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馬鹿に付ける薬はない(ばかにつけるくすりはない)

分類ことわざ意味薬は沢山あるけれど、馬鹿を治す薬はない、馬鹿はどうにもしようのないものである、という意味。馬鹿はどんな薬を付けても利口になるわけではない。救いようのないことを表した言葉。
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馬鹿と鋏は使いよう(ばかとはさみはつかいよう)

分類ことわざ意味人を使うときは、その人に合わせて使わなくてはならない、という意味。鋏(はさみ)は、使い方でよく切れるものである。馬鹿な者でも何か優れた点を持っているから、使い方によっては結構役に立つものである。切れない鋏もうまく使えば切れる...
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箸にも棒にも掛からぬ(はしにもぼうにもかからぬ)

ことわざのなかの「箸にも棒にも掛からぬ(はしにもぼうにもかからぬ)」の意味を記載したページです。「箸にも棒にも掛からぬ(はしにもぼうにもかからぬ)」と同じ意味のことわざも紹介しています。
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春の晩飯あと三里(はるのばんめしあとさんり)

分類ことわざ意味春は夕飯を食べた後で三里の道が歩ける程に日の長いものである、という意味。一里は4km。晩御飯を食べてからでもまだ三里はたっぷりと歩ける程に春は日が長いことを例えた言葉。
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花は根に鳥は古巣に帰る(はなはねにとりはふるすにかえる)

分類ことわざ意味どのような物もすべてその根本・根源に帰するものである、という意味。咲き終わった花はその木の根元に散り落ち肥しとなり、鳥は空を飛んでいても必ずそのねぐらとなる巣に帰る、ということから。同類語・同義語 花は根に鳥は古巣に 花は根...
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針とる者車をとる(はりとるものくるまをとる)

分類ことわざ意味小さな悪でも慎まなければならない、という意味。針のような小さい物でも、これを盗む人間は、ついには車のような大きな物まで盗るようになる、ということから。
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箱根知らずの江戸噺(はこねしらずのえどばなし)

分類ことわざ意味実際に見たわけではないのに、さも知っているかのように話すことをいう。箱根から西に住んでいる人が、箱根の山を越えてその先へ行ったこともないのに、いかにも見てきたかのように江戸の話をする、ということから。同類語・同義語 知らぬ京...
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話半分腹八分(はなしはんぶんはらはちぶ)

分類ことわざ意味話は真実が半分くらいと思え、腹は八分目程度になるように食事をとれ、という意味。話というものは誇張が多いものであるから半分くらいに割り引いて聞いておいた方がよく、食事も腹八分目くらいにした方がよい、ということ。同類語・同義語 ...
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花より団子(はなよりだんご)

分類ことわざ意味①美しいものを味わう心が欠けていること。風流を解さないことのたとえ。②風流よりも実利、虚栄より実益を優先するべきであるということ。外見の華やかさよりも実際に役立つものの方をよしとすることのたとえ。花に現(うつつ)を抜かすより...
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花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした)

分類ことわざ意味花を観賞するより食べる方が良い、という意味。花の下で花を眺めて風流を楽しむよりも、鼻の下にある口を満足させる方がもっと大切である、ということ。「花の下」は花見のこと。芸術や文化よりも、まずは今の暮らしを立てることが大事である...