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八百長(やおちょう)

分類ことわざ意味前もってこっそりと打ち合わせで勝ち負けを決めておき、真剣に戦うふりをして勝敗を争うこと。馴れ合いで事を運ぶこと。また、わざと負けること。 昔、八百屋と相撲茶屋を経営していた長兵衛(通称、八百長)が、ある親方と囲碁を打ち、強い...
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薬石効なし(やくせきこうなし)

分類ことわざ意味一生懸命に看護をしたがその甲斐もない。または、手当の甲斐もなく病死したときに使用する言葉。 「薬石」は、昔の中国で鍼治療に使用した器具で、石で製作した針のこと。この言葉は、死亡通知をするときによく用いられる。
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薬石の言(やくせきのげん)

分類ことわざ意味薬や治療のように身のためになる言葉や忠告。 「薬石」は薬と石鍼(いしばり)を指し、転じて、治療全般のこと。
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藪から棒(やぶからぼう)

分類ことわざ意味前触れもなく、突然である様子。出し抜けにすること。思いがけないこと。唐突なこと。 薮から急に棒を突き出すとびっくりする、ということから。同類語・同義語藪から棒を突き出す(やぶからぼうをつきだす)寝耳に水(ねみみにみず)窓から...
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山伏も門出(やまぶしもかどで)

分類ことわざ 意味つまらないことでもそれなりに礼儀作法があるものである、という意味。また、何事もその始めが大切である、という意味。 現世を捨てた世捨て人でも、門出にはそれなりの祝いをする、ということから。 「山伏」は、ここでは山中に住んでい...
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山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにとうとからず)

分類 ことわざ 意味 どんなに見かけや外観が良くても、中身や内容が伴わなければ立派とはいえない。物事は見かけよりも中身が大事である、という意味。 山は高いから価値があるのではなく、樹木が生い茂ってからこそ価値がある、ということから。「山高き...
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焼け木杭に火がつく(やけぼっくいにひがつく)

分類 ことわざ 意味 一度険悪な関係になった者同士が、また元通りに仲良くなること。以前関係があって縁が切れた人が、また、元の状態に戻ることをいう。 「焼け木杭」は、一度も得て黒焦げになった杭のことで、火が付き易いことから、男女の関係について...
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焼け石に水(やけいしにみず)

分類 ことわざ 意味 少しばかりの援助や努力では、ちっとも役に立たないこと。また、やるにはやってみたが、少しの効き目もないこと。 焼けて熱くなった石に、少しぐらいの水をかけても、すぐに蒸発して乾いてしまい効果がない、ということから。
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痩せ馬の道急ぎ(やせうまのみちいそぎ)

分類 ことわざ 意味 才能の乏しい者ほど、功名を急いだりするものだ、という意味。また、心や気ばかり焦って捗らないこと。 痩せている馬に限って、道を急ぎ歩くものであることから、 同類語・同義語 道下手のどか歩き
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焼きが回る(やきがまわる)

分類 ことわざ 意味 頭の働きや技術が落ちてくること。愚鈍になること。また、年を取って頭の働きや能力が鈍り、役に立たなくなることをいう。 金属を鍛えて刀や刃物を作るときに、火が回り過ぎて焼き過ぎると切れ味が鈍くなる、ということから。
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焼き餅焼くとて手を焼くな(やきもちやくとててをやくな)

分類 ことわざ 意味 嫉妬のために我が身を滅ぼすな、という意味。 「焼き餅」は火で炙って焼いた餅。嫉妬することを「焼く」ということから、餅を付けて言った言葉。
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柳は緑花は紅(やなぎはみどりはなはくれない)

分類 ことわざ 意味 物事が自然のままである様子や真実の姿を表している様子をいう。また、春の景色が美しい様子もいう。 柳の葉が緑になり、花が紅に(赤く)咲くという、当たり前の姿が、物事の真実をも表すことから。物には、天然・自然の理があること...
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藪に目(やぶにめ)

分類 ことわざ 意味 藪にも人間の目が潜んでいるかのように、どこかで誰かが見ているかわからない世の中であって、秘密を隠しにくいこと、秘密が漏れやすいことをいう。 同類語・同義語 壁に耳(かべにみみ) 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありし...
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山に蛤を求む(やまにはまぐりをもとむ)

分類 ことわざ 意味 不可能なことのたとえ。 海にしかいない蛤(ハマグリ)を山に獲りに行ってもあるはずがない、ということから、方法を間違えれば何をしようとしても実行不可能なことをいう。 同類語・同義語 木に縁りて魚を求む(きによりてうおをも...
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八百屋に看板なし(やおやにかんばんなし)

分類 ことわざ 意味 八百屋は店先に並べた野菜・果物等の品が看板になるから、わざわざ看板を出す必要はないことをいう。
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柳に風

分類 ことわざ 意味 少しも逆らわずに巧みに受け流すことをいう。 柳の枝や葉は軟らかいために風の吹くままになびいて逆らわないことから、人が強引な態度をとっても上手に受け流す、という意味。 同類語・同義語 柳に風と受け流す
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柳の下にいつも泥鰌は居らぬ(やなぎのしたにいつもどじょうはおらぬ)

分類 ことわざ 意味 柳の木の下で一度泥鰌を捕まえたからといって、いつもそこで捕り得るものではないということから、一度良い事があったからといって、常にそういうわけにはいかない、という意味。同じようなうまいことは、そう度々あるものではなく、一...
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病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)

分類 ことわざ 意味 病状が悪化して病気が治る見込みが無くなること。また、あることに物事に憑かれたように熱中し過ぎてしまいその状態から抜けられず手も付けらないことをいう。 「膏」は、心臓の下。「肓」は、胸部と腹部の間の薄い膜で、いずれも治療...
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柳に雪折れなし(やなぎにゆきおれなし)

分類 ことわざ 意味 柔和なものは剛なるものより、かえってよく耐え、害を受けることのないことのたとえ。柔軟な者は強直な者よりもかえって、重い試練や苦難にも耐えるものだ、という意味。 柳の枝はよくしなるため、雪が積もってもしなって雪を落として...
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夜郎自大(やろうじだい)

分類 ことわざ 意味 愚か者が自分の実力も知らずに大きな顔をして尊大に構えていばること。 夜郎とは、中国にあった小国。その王が自分を大国の王だと思い込んで自慢をしたことから。 自大は、自らを尊大に構え、自分を優れている者であると思うこと。 ...