ら行

「ら」

楽人は若く見える(らくじんはわかくみえる)

分類ことわざ意味思い煩いをしない人間は若く見える、という意味。
「ら」

辣韭食うて口を拭う(らっきょうくうてくちをぬぐう)

分類ことわざ意味悪行をして知らん顔をしたつもりでも、すぐにばれてしまうものだ、という意味。また、醜行をしておきながら知らぬ顔をしていることのたとえ。匂いの強い辣韭(ラッキョウ)を食べておいて知らん顔をしていても、すぐに食べたことが分かってし...
「ら」

楽髪苦爪(らくがみくづめ)

分類ことわざ意味楽な生活をしていると髪が伸びてくるもので、苦しい暮らしぶりだと爪が伸びてくるものである、という意味。
「ら」

落花情あれども流水意なし(らっかじょうあれどもりゅうすいこころなし)

分類ことわざ意味一方には思う心があるけれども、その心が一方には通じない、という意味。散りゆく花は、川の流れに従う心持ちであるけれど、川の水は知らない顔で流れていくものだ、ということから。関連語落花流水(らっかりゅうすい)
「り」

理屈上手の行い下手(りくつじょうずのおこないべた)

分類ことわざ意味理屈ばかり達者で実行力の伴いこと。同類語・同義語理屈商人金儲けず(りくつしょうにんかねもうけず)
「り」

理屈商人金儲けず(りくつしょうにんかねもうけず)

分類ことわざ意味理屈ばかりいって実行の伴わない商売人は、金儲けが下手なことをいう。理屈上手の行い下手(りくつじょうずのおこないべた)
「り」

理に負けて非に勝て(りにまけてひにかて)

分類ことわざ意味道理や理屈には負けてもよいが、不利益な立場には立たないようにし実利を取ることが大事である、という意味。「非」は、自分に不利な状態のこと。同類語・同義語理に勝ちて非に負ける(りにかちてひにまける)理に勝って非に落ちる(りにかっ...
「り」

理に勝ちて非に負ける(りにかちてひにまける)

分類ことわざ意味道理を掲げて自分の正しい立場を主張し、論議には勝ったものの、実際には自分が不利なところに追い込められる結果になること。正義も、時には非の前に敗れることをいう。同類語・同義語理に勝って非に落ちる(りにかってひにおちる)理に負け...
「ら」

来年の事を言えば鬼が笑う(らいねんのことをいえばおにがわらう)

分類ことわざ意味未来は予知できないということ。来年はどんなことが起こるかは誰にもわからないことで、そのようなことをとやかく言うと鬼にも笑われる、ということから。将来のことは誰にも予測不可能だから当て込んでも仕方がないものであることをいう。同...
「ら」

落書きに名筆なし(らくがきにめいひつなし)

分類ことわざ意味落書きは皆下手である、という意味。落書きはどこにでもあるが、字の上手な落書きは存在しないものである、ということから。
「ら」

落花流水(らっかりゅうすい)

分類ことわざ意味男女互いに慕う気持ちがあること。男に女を慕う思いがあれば、女にもまた男の情を受け入れようとする心が生まれるものだ、という意味。男女には互いに想い合う情があること。散り落ちる花弁には、水に落ち、水の流れるままに流れ去りたいとい...
「ら」

楽は身に覚えず(らくはみにおぼえず)

分類ことわざ意味苦痛とは違い、楽は身に感じないものである、という意味。楽をするのことの有難味は感じられないので、楽をすることをつい当たり前のように思ってしまう、ということから。
「り」

綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)

分類ことわざ意味一度出された天皇(天子)の言葉は、取り消したり訂正したりできないものだ、という意味。「綸言」は、帝王の言葉のこと。一度体外に排出された汗が二度と身体に戻らないように、皇帝が発した言葉は、取り消しや訂正ができない、ということか...
「る」

類を以て集まる(るいをもってあつまる)

分類ことわざ意味同じような者同士は、自然と集まるものである、という意味。英語での表記Like to like.同類語・同義語同気相求む(どうきあいもとむ)類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)
「る」

類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)

分類ことわざ意味性格や考えの似ている者同士は、自然と集まって仲間になるものだ、という意味。「類」は、似た者同士、同類の意味。中国の「類を以て集まる」が転じてできた言葉。同類語・同義語同気相求む(どうきあいもとむ)類を以て集まる(るいをもって...
「り」

良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし)

分類ことわざ意味人からの忠告を聞くのは辛いが、結局は自分のためになる、という意味。良い薬は苦くて飲みにくいが、病気には優れた効き目がある、ということから。同類語・同義語忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)良薬は口に苦し、忠言耳に逆らう
「り」

両手に花(りょうてにはな)

分類ことわざ意味良いもの、美しいものが同時に二つ手に入り、独り占めすること。「花」は、美しく華やかなものを意味。両方の手にそれぞれ花がある、ということから。特に左右にいる女性を独り占めにしたときなどに表現する言葉。
「り」

悋気嫉妬は女の常(りんきしっとはおんなのつね)

分類ことわざ意味女性の嫉妬深さのこと。女性はやきもちを焼くのが普通で、やきもちは女性の特権である、ということから。「悋気」は男女間でのやきもちのこと。
「り」

利を見て義を思う(りをみてぎをおもう)

分類ことわざ意味利益のあることも、義(義理)に合うか否かを考え、義に合えばその利益を取り、合わなければ取らないことをいう。『論語』にある句。
「り」

竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)

分類ことわざ意味大変危険な状況のこと。また、大きな危険を冒そうとすること。大変恐ろしい竜の髭を撫でたり、同じく恐ろしい虎の尾っぽを踏むような、大変危険な行動に出ることから。