ら行

「り」

良禽は木を見て棲み、賢臣は主を選びてつかう

分類 ことわざ 意味 賢い鳥は木を選んで巣を作り、優れた人物は自分が仕えるべき主君をよく選んで仕える。つまり、物事はよく見定めてから選びなさい、という意味。 (※「良禽は木を見て棲み、賢臣は主を選びてつかう」→りょうきんはきをみてすみ、けん...
「り」

利食い千人力(りぐいせんにんりき)

分類 ことわざ 意味 高値で売ろうとして商品を蓄えておくと利子が多くついて損失を招くため、商品を蓄えずに早めに決済して利益を確保する方が良い、という格言。
「る」

瑠璃も玻璃も照らせば光る(るりもはりもてらせばひかる)

分類 ことわざ 意味 優れた素質を持っている人物は、どんなところにいてもすぐに目立つものだ、という意味。 「瑠璃」は、紺色の宝石のこと。「玻璃」は、水晶のこと。多く石の中に混じっていても、瑠璃や玻璃は、照らしてみれば光り輝くためにすぐにそれ...
「ろ」

老驥櫪に伏す(ろうきれきにふす)

分類 ことわざ 意味 かつては英雄や英傑・豪傑で名を馳せた人物が、年老って動くことさえ思うままにならないでいることをいう。 駿馬が年を取って今では馬小屋に臥せっているだけだ、ということから。 同類語・同義語 老驥千里を思う心(ろうきせんりを...
「ろ」

老驥千里を思う心(ろうきせんりをおもうこころ)

分類 ことわざ 意味 年老いた駿馬がかつて千里を走ったことを思う心、ということから、英雄が年老いてもなお心に大望を抱いていること。 同類語・同義語 老驥千里を思う 老驥櫪に伏す(ろうきれきにふす)
「ろ」

櫓櫂の立たぬ海はなし(ろかいのたたぬうみはなし)

分類 ことわざ 意味 どんな難題でも必ず解決に至る方法は存在するものだ、という意味。 海であればどこでも、船のオールである櫓(ろ)や櫂(かい)は用いられるものであり、何事にもこれに対処する方法があることをいう。 同類語・同義語 櫓櫂の立たぬ...
「ろ」

六十にして耳順う(ろくじゅうにしてみみしたがう)

分類 ことわざ 意味 六十歳になったら人の言うことを素直に聞くことができるようになった、という意味。 『論語』の言葉。孔子が人生を振り返って述べた言葉。 同類語・同義語 耳順
「ろ」

六十の手習い(ろくじゅうのてならい)

分類 ことわざ 意味 人生も終わりに近い六十歳になってから字を習い始める、ということから、年を取ってから学問や芸事、稽古事を始めることをいう。晩学の意味。 同類語・同義語 八十の手習い
「り」

李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず)

分類 ことわざ 意味 他人から嫌疑を受けるような行為や疑いを招くような行動は慎まなくてはならない、という戒め。 李(スモモ)の木の下で冠を正す行為をすると、その木に実っている李の実を盗むのではないかと疑われるためにそのような行為をするべきで...
「ろ」

魯魚の誤り(ろぎょのあやまり)

分類 ことわざ 意味 文字の書き誤りのこと。 「魯」の字と「魚」の字は字形がよく似ていて間違えやすいことから。
「ろ」

老少不定(ろうしょうふじょう)

分類 ことわざ 意味 老人は死に若者は生きながらえるとは必ずしも決まってなく、死というものは老人も若者も定めずにやってくる。この世のことは定めがたく未来のことは一向に分かることはないため、人の寿命は年齢の多少とは関わりがなく、いつどのように...
「ろ」

労多くして功少なし(ろうおおくしてこうすくなし)

分類 ことわざ 意味 苦労ばかり多くて結果は大したことがない、という意味。いくら骨を折っても効果がないことをいう。 「労」は、はたらき・骨折りの意、「功」は、効果・利益、の意。 同類語・同義語 労して功無し
「れ」

礼も過ぎれば無礼になる

分類 ことわざ 意味 礼儀にも程度が大切である、ということ。 礼儀正しさも度を超すと、かえって相手は馬鹿にされたと思い、逆に失礼になるものである、という意味。
「れ」

礼に始まり乱に終わる

分類 ことわざ 意味 酒宴のこと。 酒の席では、始めは礼儀正しく振舞っているが、最後は取り乱してしまうものだ、ということから。
「り」

両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)

分類 ことわざ 意味 力の等しい二人の英雄がいると、必ず争うようになってどちらか一方が負けるものであり、共に立つことはできない、という意味。 『史記』にある言葉。 同類語・同義語 両雄並びに立たず
「り」

良馬は鞭影を見て行く(りょうばはべんえいをみていく)

分類 ことわざ 意味 優れた人物は、他人の指示や指導を待たずに行動ができる、という意味。 良い馬というものは、鞭でその尻を叩かれる前に、鞭の影を感じ取るだけで走る速度を上げることができる、ということから。 同類語・同義語 良馬は鞭声を見て行...
「り」

梁上の君子(りょうじょうのくんし)

分類 ことわざ 意味 盗賊・泥棒のこと。また、鼠(ネズミ)のこともいう。 梁(はり)は家の天井に横に渡して棟を支える木材のこと。昔、中国である人が梁の上に潜んでいる泥棒を見て、その人の子供に「悪い癖を身につけると、あの梁の上の君子のようにな...
「り」

良医の門に病人多し

分類 ことわざ 意味 病人というものは医者が良いか悪いかに関心があり、良い医者のところには沢山の患者が集まるということから、良い師匠や先生には学ぶべきことが多く門人が沢山集まってくることをいう。
「り」

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

分類 ことわざ 意味 初めは勢いが盛んで、終わりになるにしたがって衰えていくこと。 頭は竜のように大きく立派であるのに、尾っぽは蛇のように小さく細い、という意味から。 同類語・同義語 虎頭蛇尾 頭でっかち尻すぼみ
「り」

律義者の子沢山(りちぎもののこだくさん)

分類 ことわざ 意味 義理堅く正直で真面目な人間は、家庭円満で夫婦仲も良いため子供が多い、という意味。 律義な人は、外で酒を飲んだり色にふけることがないため、自然と家庭を大事にするようになり、沢山の子供に囲まれて暮らすということから。