「ひ」 左団扇で暮らす(ひだりうちわでくらす) 分類 ことわざ 意味 苦労をせずに安楽に暮らすこと。 左手に団扇を持ってゆっくりと仰ぎながら毎日を過ごす、ということから。 2022.03.13 「ひ」道具
「こ」 子は鎹(こはかすがい) 分類 ことわざ 意味 夫婦の間柄というものは、たとえ仲違いしても、子供への愛から辛抱してしまうものだ、という意味。 「鎹(かすがい)」は、コの字型の大釘。鎹が材木を繋ぎとめるように、子供への愛情は、夫婦の仲を繋ぎとめるものである、ということ... 2022.03.06 「こ」家族道具
「ぬ」 糠に釘(ぬかにくぎ) 分類 ことわざ 意味 糠に釘を打つのと同じで、まったく手応えがないこと。また、効き目がないことをいう。 糠は、玄米などを精白する際に出る粉。糠に釘を打ち込んでも粉のため効き目がないことから。 同類語・同義語 豆腐に鎹(とうふにかすがい) 暖... 2022.03.01 「ぬ」道具食べ物
「と」 豆腐に鎹(とうふにかすがい) 分類 ことわざ 意味 注意や意見をしても手応えがなく効き目のないことをいう。 「鎹(かすがい)」は、二つの材木を接合するためのコの字型の釘のこと。豆腐に鎹を打ち込んでも手応えがないことから。 同類語・同義語 糠に釘(ぬかにくぎ) 暖簾に腕押... 2022.02.28 「と」道具食べ物
「か」 眼光紙背に徹す(がんこうしはいにてっす) 分類 ことわざ 意味 書物を読み、文言の意味や解釈だけでなく、その裏に含まれた著者の意図や思想を読み取ることをいう。 目の光が紙の裏側まで突き抜けて見通すということから。読解力の鋭い様子をいう。 同類語・同義語 眼光紙背に徹る(がんこうしは... 2022.02.17 「か」身体道具
「く」 口も八丁、手も八丁(くちもはっちょう、てもはっちょう) 分類 ことわざ 意味 口先も手先も達者なこと。けなした意味で使うことが多い。 櫓(ろ)が八つあり自由に動かすことがのできた舟(八丁櫓)のことから、よくしゃべり、またよく仕事をすること。 同類語・同義語 手八丁口八丁(てはっちょうくちはっちょ... 2022.02.15 「く」身体道具
「て」 亭主の好きな赤烏帽子(ていしゅのすきなあかえぼし) 分類 ことわざ 意味 一家の主人の好み・趣味であれば、どんな変なものでも家族の者は皆それに従わなければならない。一家の中で亭主が支配力を持つたとえ。 主人の好きなものなら、たとえ赤烏帽子のような異様なものでも、家中のものはそれに従う方が無難... 2022.02.10 「て」動物家族道具
「し」 杓子は耳搔きにならず(しゃくしはみみかきにならず) 分類 ことわざ 意味 大きな杓子は耳搔きの代わりにはならない、ということから、形が似ているからといって大きい物は必ずしも小さい物の代わりにはならない、という意味。「大は小を兼ねる」の反対の意味。 味噌汁等を掬う杓子は、耳搔きの代わりには使え... 2022.02.07 「し」道具食べ物
「し」 室に入って戈をとる(しつにいってほこをとる) 分類 ことわざ 意味 師(先生)に教わった道をもってかえって師(先生)を攻めたり、相手の論ずるところによってこれを利用して逆にその相手を攻める、という意味。 他人の部屋に入り、その人の武器を手にして、その武器で人を攻撃する、ということから。... 2022.01.29 「し」建物職業道具
「し」 舌の剣は命を断つ(したのつるぎはいのちをたつ) 分類 ことわざ 意味 言葉を慎まないと、生命を失うことになる、という意味。注意を心掛けないと、言葉は人を傷つけることになり、命取りになりかねない、ということ。 同類語・同義語 口は禍のもと 口は禍の門 口と財布は締めるが得 病は口から入り禍... 2022.01.27 「し」身体道具
「し」 死屍に鞭打つ(ししにむちうつ) 分類 ことわざ 意味 死んだ人の悪口を言ったり責任を追及したりすることをいう。報復的に死者に向かって悪口や雑言を浴びせること。 春秋戦国時代に、伍子胥(ごししょ)という者が、楚の都に攻め入ったとき、かねて恨みに思っていた楚の昭王を捜したが見... 2022.01.26 「し」身体道具
「し」 自家薬籠中の物(じかやくろうちゅうのもの) 分類 ことわざ 意味 自らの手中にあり、思うままに使える人や物の事をいう。 「自家薬籠」は、知り尽くした自分の家の薬箱のこと。いつでも使いたいときにすぐに使え役に立つもののことをいう。 同類語・同義語 自家薬籠(じかやくろう) 自家薬籠中(... 2022.01.24 「し」道具
「さ」 三十振袖四十島田(さんじゅうふりそでしじゅうしまだ) 分類 ことわざ 意味 その時期でもない年齢になった女性が、なお化粧をすること。女性が年齢不相応に若い服装や化粧をすることをいう。 三十歳で振袖の着物を着て、四十歳で島田の髪を結う、ということから。 水商売の女性などの若作りを馬鹿にしていう。 2021.12.29 「さ」職業身体道具
「こ」 弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり) 分類 ことわざ 意味 その道の名人や達人のような技芸の優れた者でも、失敗することがあるものだ、という意味。弘法大師のような書道の名人でも、時には書き誤ることがある、ということから。 「弘法」は、僧侶の空海のことで、嵯峨天皇、橘逸勢と並んで三... 2021.12.20 「こ」職業道具
「さ」 皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう) 分類 ことわざ 意味 主犯や大悪党は捕らえられずに、その下っ端の小物だけが捕らえらること。また、後から行っても割が合わないことをいう。 魚を食べた猫は逃げた一方、後で皿だけなめている猫がその罰を受ける、ということから。 2021.12.17 「さ」動物道具
「さ」 賽は投げられた(さいはなげられた) 分類 ことわざ 意味 結果はどうあろうと、始まった以上は予定通り行動するしかない、という意味。決心したからには後戻りはできずもう実行するほかない。 シーザーがローマへ進軍した際に、ルビコン川を渡ろうとした時の言葉。 「賽」は、サイコロのこと... 2021.11.26 「さ」地名戦自然道具
「く」 腐り縄に馬繋ぐ(くさりなわにうまつなぐ) 分類 ことわざ 意味 頼りにならない様子をたとえた言葉。また、成功など有り得ないことのたとえ。 腐った縄に馬を繋げば、馬はいつしか放たれてしまうかもしれない、ということから。 同類語・同義語 腐り縄に馬繋ぐ如し 2021.11.14 「く」動物道具
「ろ」 櫓櫂の立たぬ海はなし(ろかいのたたぬうみはなし) 分類 ことわざ 意味 どんな難題でも必ず解決に至る方法は存在するものだ、という意味。 海であればどこでも、船のオールである櫓(ろ)や櫂(かい)は用いられるものであり、何事にもこれに対処する方法があることをいう。 同類語・同義語 櫓櫂の立たぬ... 2021.11.10 「ろ」自然道具
「は」 半畳を入れる(はんじょうをいれる) 分類 ことわざ 意味 人の言動を非難したり、茶化したりすることをいう。 半畳はござの大きさで、昔、芝居小屋で見物人が敷いた畳のこと。芝居で役者の芸や筋立てに対する不満や反感の気持ちを表現するために、その半畳を舞台に投げた。これより転じて、芸... 2021.11.09 「は」道具
「ひ」 瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる) 分類 ことわざ 意味 意外な所から意外な物が出てくること。道理上、有り得ないことが起こること。また、思いがけないことや冗談を言ったことが事実になること。 瓢箪の小さな口から、出てくるはずがない駒(馬)が飛び出した、という意味から。 同類語・... 2021.11.03 「ひ」動物道具