道具

「せ」

世間知らずの高枕(せけんしらずのたかまくら)

分類ことわざ意味他人はあれこれ心配しているのに、世情に疎い人間は平気でのんびりと暮らしている、という意味。世の中のことを何も知らないものは、何も心配事がなく、夜も枕を高々として安眠することができる、ということから。
「い」

一枚の紙にも表裏あり(いちまいのかみにもひょうりあり)

分類ことわざ意味とても簡単そうに見えるものにも隠れて気が付かない面もあることから、世渡りをするには、よく物事の裏表に通じていなければいけない、という意味。そこにある一枚の薄い紙は、見たところ何の変哲もない一枚の紙だが、その紙にも裏があり、表...
「う」

内股膏薬(うちまたごうやく)

分類ことわざ意味内股に貼った膏薬は、歩くたびに右の股にも左の股にもくっついてあちこちに動いてしまうように、自分の立場や考えを持たずにその時の利益や力関係、都合によって、どちらの立場にでもなることをいう。または、態度が不安定で対立している両方...
「あ」

網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)

分類ことわざ意味網が荒いと、舟を呑む(丸吞みをする)ような大きな魚を捕まえることができず逃がしてしまうことから、法律が大まかなために大罪人を捕らえることができない、という意味。また、大罪人が、たくみに法の網をくぐることで、法律の力で制するこ...
「い」

一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり)

分類ことわざ意味病人の回復を早めるものは、まず第一が周囲の人の心のこもった看病で、その次が医者の薬である、という意味。病気の治療には薬も大切であるが、何よりも周りの人の心のこもった看病が第一だ、ということ。
「え」

笑みの中の刀(えみのなかのかたな)

分類ことわざ意味うわべでは優しく笑顔を作りながら、内心では悪意を持っていたり人を傷つけようとしていることをいう。同類語・同義語 笑中に刀あり(しょうちゅうにとうあり)
「い」

戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)

分類ことわざ意味戦いを見てあわてて矢を作る、ということから、事件が起こってしまってから準備をすること。矧ぐ(はぐ)とは、矢竹に羽をつけて矢を作るという意味。同類語・同義語 泥棒を見て縄を綯う 泥縄 泥棒を捕らえて縄を綯う 盗人を捕らえて縄を...
「と」

泥棒を見て縄を綯う(どろぼうをみてなわをなう)

分類ことわざ意味泥棒を見てから捕らえるための縄を綯って(なって)いたのでは間に合わない、ということから、日頃から用意をしておけばよいのに、事が起こってからあわてて準備しても間に合わない、という意味。行き当たりばったりやその場その場の成り行き...
「わ」

藁人形も衣裳から(わらにんぎょうもいしょうから)

分類ことわざ意味つまらない人間も美しい着物で着飾ると立派に見えるものだ、という意味。同類語・同義語 馬子にも衣裳 鬼瓦にも化粧
「わ」

若木の下で笠を脱げ(わかぎのしたでかさをぬげ)

分類ことわざ意味笠を脱ぐという行為は、尊敬の念を示す動作のこと。若い木は後にどんな大木になるか分からないものであるが、人もまた、若者は将来どんなに立派な人に成長するか分からない。そのため、そういった若者の前では軽んじたりせずに笠を脱いで敬い...
「わ」

我が家楽の釜盥(わがいえらくのかまだらい)

分類ことわざ意味お釜と盥(たらい)を兼用で使用するような道具の無い貧乏で不自由な生活でも、我が家は楽しいものである、という意味。同類語・同義語 我が栄楽の金盥(わがえいらくのかなだらい)
「り」

良馬は鞭影を見て行く(りょうばはべんえいをみていく)

分類ことわざ意味優れた人物は、他人の指示や指導を待たずに行動ができる、という意味。良い馬というものは、鞭でその尻を叩かれる前に、鞭の影を感じ取るだけで走る速度を上げることができる、ということから。同類語・同義語 良馬は鞭声を見て行く(りょう...
「よ」

夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)

分類ことわざ意味女の人というものは、夜暗いところで見たり遠方から離れて見たり笠をかぶった顔をのぞき見た時に、美人に見えるものだ、という意味。女性が美しく見える場合を三つ挙げて並べた言葉。
「ゆ」

雪を担うて井を埋る(ゆきをにのうていをうずむ)

分類ことわざ意味いくら労力を注いでも効果や成果の無いことのたとえ。無駄な努力をすること。雪を運んできて雪でもって井戸を埋めようとしても、雪は融けてしまうので、どうやっても埋めることができないものである、ということから。同類語・同義語 塩にて...
「や」

焼け跡の釘拾い(やけあとのくぎひろい)

分類ことわざ意味道楽をして遊びつくして、お金を湯水のように使い込んだ後に、急に倹約をする、という意味。自分の家で大火事を出しておきながら、その家が焼け跡になった後に焼けた釘を拾い集める、ということから。
「も」

沐猴にして冠す(もっこうにしてかんす)

分類ことわざ意味表面上は立派な衣服と冠(かんむり)を身にまとって着飾っているが、心は下品で卑しく野蛮である、という意味。沐猴(もっこう)とは猿(サル)の類。猿が衣冠に身にまとっても不似合いであることから。同類語・同義語 虎にして冠す(とらに...
「め」

目は心の鏡

分類ことわざ意味目はその人の心の様子を映し出す鏡のようなものであるから、人の心は、その人の目つきに現れる、という意味。また、嘘を言っているかどうかや心が正しいかどうかは、その人の目を見れば分かるものである、という意味。
「ち」

千切れても錦(ちぎれてもにしき)

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「ほ」

ぼろでも八丈(ぼろでもはちじょう)

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「ほ」

骨をしゃぶって皿に及ぶ

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