身体

「に」

二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)

分類 ことわざ 意味 一人で二つの異なる職業を兼ねることをいう。一人に人が相互に矛盾する二つの職業を持つこと。 一度に一足しか履けないはずの足に、二足の草鞋を履く、ということから。江戸時代では、博徒(賭博を職業とする者。博打打)が罪人を捕え...
「く」

苦しい時の神頼み(くるしいときのかみだのみ)

分類 ことわざ 意味 人間は身体が達者で心配事のない時には神のことを忘れて暮らしがちであるが、病気にかかったり心配があったり災難にあったりすると、神に祈願を込めるものである、という意味。 普段は神や仏を信じない、信心のない人であっても、苦し...
「の」

能なしの口たたき(のうなしのくちたたき)

分類 ことわざ 意味 才能の無い者や役にも立たない者に限って、口だけは達者で、口数が多くよくしゃべる、という意味。
「ひ」

百日の説法屁一つ(ひゃくにちのせっぽうへひとつ)

分類 ことわざ 意味 長年の苦労もわずかな失敗で無効になることをいう。 百日かかって行った説法も、うっかりやったひとつの屁で、フイになるという意味から、長い間の懸命な苦労もちょっとしたしくじりで駄目になるものだということ。
「ね」

寝る子は育つ(ねるこはそだつ)

分類 ことわざ 意味 よく睡眠をとる子供は、五体が健全で立派に成長する、という意味。 同類語・同義語 泣く子は育つ(なくこはそだつ)
「な」

泣く子は育つ(なくこはそだつ)

分類 ことわざ 意味 よく泣く子は丈夫に育つものだ、という意味。 赤ん坊や子供が大きな声で泣くのは元気な証拠である。赤ん坊や子供が泣くことは大変な運動であり、そのため身体が健全で元気に育つといわれる。 同類語・同義語 寝る子は育つ(ねるこは...
「ひ」

飛耳長目(ひじちょうもく)

分類 ことわざ 意味 物事の観察に鋭く深いことをいう。観察力や情報収集力があり、物事に精通していること。 居ながらにして遠くのことを聞き、古のことを見る、ということから。遠くのことを聞く耳と、遠くのものを見る目を持つ、ということ。 同類語・...
「ほ」

暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)

分類 ことわざ 意味 向こう見ずの無謀な勇気のことをいう。 虎を手で打ち、川(河)を徒歩で渡るような無謀な気構え、ということから。 同類語・同義語 匹夫の勇(ひっぷのゆう)
「か」

壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)

分類 ことわざ 意味 内緒話や隠し事は、注意しないとすぐに人に漏れてしまうものだ、という意味。 壁に耳を当てたり、障子に穴を開けたりして、どこでだれが聞いたり見たりしているか分からない、ということから。 同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) ...
「か」

壁に耳(かべにみみ)

分類 ことわざ 意味 壁にまで耳があるような世の中で、何事も世間には聞こえやすいものである、という意味。 「壁に耳、石に口」と続けて言う場合もある。 同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり...
「や」

藪に目(やぶにめ)

分類 ことわざ 意味 藪にも人間の目が潜んでいるかのように、どこかで誰かが見ているかわからない世の中であって、秘密を隠しにくいこと、秘密が漏れやすいことをいう。 同類語・同義語 壁に耳(かべにみみ) 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありし...
「に」

肉を切らせて骨を切る(にくをきらせてほねをきる)

分類 ことわざ 意味 自分もかなりの痛手を受けながら、相手にそれ以上の痛手を与える。多少の被害を恐れずに捨て身で打ち勝とうとすること。 自分の肉が切られる犠牲は覚悟の上で危ない思いをして敵に対し、、相手の骨を切って倒す、ということから。 同...
「と」

毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)

分類 ことわざ 意味 こちらの身にとっては害になるものも、使い方ではこちらの利益になるものである、という意味。有害なものが一転して有益なものに変わることがある、ということ。 人体に害をもたらす恐ろしい毒薬も使い方によっては薬となるものである...
「は」

話半分腹八分(はなしはんぶんはらはちぶ)

分類 ことわざ 意味 話は真実が半分くらいと思え、腹は八分目程度になるように食事をとれ、という意味。 話というものは誇張が多いものであるから半分くらいに割り引いて聞いておいた方がよく、食事も腹八分目くらいにした方がよい、ということ。 同類語...
「き」

金時の火事見舞い(きんときのかじみまい)

分類 ことわざ 意味 顔が真っ赤なこと。おもに酒を飲んだりしたときに顔が赤い様子をいう。 顔が赤い金時(金太郎)が火事の見舞いに行ったら、火に照らされてますます赤く見える、ということから。「金時」は源頼光(みなもとのらいこう)の家来である坂...
「は」

花の下より鼻の下(はなのしたよりはなのした)

分類 ことわざ 意味 花を観賞するより食べる方が良い、という意味。花の下で花を眺めて風流を楽しむよりも、鼻の下にある口を満足させる方がもっと大切である、ということ。 「花の下」は花見のこと。芸術や文化よりも、まずは今の暮らしを立てることが大...
「お」

鬼の目にも涙(おにのめにもなみだ)

分類 ことわざ 意味 情け知らずの冷酷無情の人でも、時には慈悲の情を持つことがある、という意味。 冷酷な鬼でさえ、目に涙を浮かべて情け深い行いをすることがある、ということから。
「ま」

真綿で首を締める(まわたでくびをしめる)

分類 ことわざ 意味 じわじわと遠回しに文句をつけたり、苦しめたりすること。婉曲に人を責め、痛めつけたるすることをいう。 「真綿」は蚕の繭から作った柔らかくて丈夫な綿のこと。柔らかいが丈夫で切れないため、これで首を絞められると段々と苦しくな...
「か」

髪結いの乱れ髪(かみゆいのみだれがみ)

分類 ことわざ 意味 自分自身の仕事が他人だけに向けられ、自分にまでは手が回らないことをいう。 髪結いさん(美容師)が、自分の髪は乱れているということから。 同類語・同義語 紺屋の白袴(こうやのしろばかま) 医者の不養生(いしゃのふようじょ...
「て」

出物腫れ物所嫌わず(でものはれものところきらわず)

分類 ことわざ 意味 おならやおでき等の出物腫れ物は、出る場所や場合に関係なく出るものだ。それらは、好きな時、好きな所に出るものだから、防ぎようがない、という意味。 「出物」は、人体から出るもののこと。具体的には、おならや大小便のこと。「腫...