「そ」 即時一杯の酒(そくじいっぱいのさけ) 分類故事意味死後の名誉よりも今すぐに一杯の酒を飲む方が良い、という意味。ある人が放縦であった張翰を諫めて死後の名誉は欲しくないのかといった時、今一杯の酒の方が良いと答えた故事から。同類語・同義語即時一杯の酒にしかず(そくじいっぱいのさけにし... 2025.03.27 「そ」食べ物
「ら」 辣韭食うて口を拭う(らっきょうくうてくちをぬぐう) 分類ことわざ意味悪行をして知らん顔をしたつもりでも、すぐにばれてしまうものだ、という意味。また、醜行をしておきながら知らぬ顔をしていることのたとえ。匂いの強い辣韭(ラッキョウ)を食べておいて知らん顔をしていても、すぐに食べたことが分かってし... 2025.02.13 「ら」食べ物
「ま」 丸い卵も切りようで四角(まるいたまごもきりようでしかく) 分類ことわざ意味やり方次第で円満にも収まるし、角も立つものだ、という意味。丸い卵も切り方によって四角になるように、やり方によって穏やかに済む時もあれば、争いになるときもある、ということから。同類語・同義語物は言いよう(ものはいいよう)物は言... 2025.02.10 「ま」食べ物
「ぬ」 糠味噌が腐る(ぬかみそがくさる) 分類ことわざ意味調子はずれの歌を歌うことをけなして言う言葉。「糠味噌」は、漬け物用として、糠に塩を混ぜたもの。腐った糠味噌は、臭くていたたまれない、ということから。 2024.12.25 「ぬ」食べ物
「ち」 朝三暮四(ちょうさんぼし) 分類ことわざ意味詐術を用いて人を欺き愚弄すること、口先で人を騙して馬鹿にすること。また、目先の違いにこだわって結局何も変わっていないことに気が付かないことをいう。猿回しが猿に「栃の実(木の実)を朝三つ、夕方四つやろう」と言ったら朝の分が少な... 2024.09.25 「ち」動物植物職業食べ物
「こ」 五穀実れば首垂れる(ごこくみのればくびたれる) 分類ことわざ意味中身のある人間ほど、人前で頭を低くするものだ、という意味。穀物が実りに応じて穂先を垂れることから。 2024.07.16 「こ」身体食べ物
「い」 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) 分類ことわざ意味すべての信仰というものは、それを信ずる心次第である、という意味。節分の夜に鰯(イワシ)の頭を柊の枝に刺して門口に飾ると魔を払うという俗信がある。鰯のようなつまらぬものでも、信仰する人にとっては極めて大切なもので、信心一つでこ... 2024.07.08 「い」動物建物植物身体食べ物
「き」 京の着倒れ大阪の食い倒れ(きょうのきだおれおおさかのくいだおれ) 分類ことわざ意味京都の人は衣服にお金を惜しまず、大阪の人は、飲食にお金を惜しまない傾向にあることをいう。 2024.06.06 「き」お金地名食べ物
「そ」 滄海の一粟(そうかいのいちぞく) 分類ことわざ意味この世における人間は、広々とした青い海原の一粒の粟のようなものだ、という意味。海に浮かんだ粟粒、広大なものの中の非常に小さなもののこと。人間の命などを表現する。 2024.05.29 「そ」自然食べ物
「な」 梨の礫(なしのつぶて) 分類ことわざ意味音沙汰がないこと。こちらから手紙を出しても、返事がないこと。「梨」は、無しに引っ掛けた言葉。「礫」は投げる小石。投げた小石は帰って来ない、ということから。 2024.05.23 「な」自然食べ物
「き」 傷口に塩(きずぐちにしお) 分類ことわざ意味不幸の上にさらに不幸が重なること。また、困難な状態に重ねて厄介なことが降りかかること。ただでさえ痛い傷口に、塩を塗ってさらに一層痛みが増す、ということから。 2024.04.01 「き」身体食べ物
「ぬ」 濡れ手で粟(ぬれてであわ) 分類ことわざ意味余り苦労せずに大きな利益を得ることのたとえ。楽して大儲けをすることをいう。濡れた手で粟を掴むと、粟がくっついて簡単に沢山の実を取ることができる、ということから。 2024.03.19 「ぬ」商売(ビジネス)植物身体食べ物
「そ」 糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず) 分類ことわざ意味糟糠の妻(貧乏だった頃から苦労をしてきた妻)であれば、成功し出世した後でも、大切にしなければならない、という意味。「糟糠」は、酒の糟(かす)と米の糠のことで、粗末な食事の意味。転じて貧しい生活のこと。「糟糠の妻」は、非常に粗... 2024.03.13 「そ」家族食べ物
「た」 胆斗の如し(たんとのごとし) 分類ことわざ意味少しの物事では動じないこと。非常に大胆であること。胆が据わっていること。「斗」は、お酒を酌む柄杓あるいは一斗升(桝)のこと。胆(きも)の大きさが、一斗升程もある、ということから。 2024.01.17 「た」身体道具食べ物
「て」 手酌貧乏(てじゃくびんぼう) 分類ことわざ意味お酒を飲む時には、誰かに酌をしてもらって飲むとうまいが、自分一人で酌をするのはいかにも貧乏じみている、という意味。また、お酒は誰か他の人と飲んでこそ美味しいものであるが、そのうえに一人になってもお酒を飲むようになると、酒代が... 2023.11.24 「て」食べ物
「よ」 羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる) 分類ことわざ意味見かけは立派であるが中身は詰まらないものであること。表面と内容が一致しないこと。言うことと行いが違うこと。宣伝は立派でも実物がそれに伴わないこと。見かけを立派に飾って内容の虚偽、貧弱さをごまかす。看板に偽りがあることをいう。... 2023.04.07 「よ」動物商売(ビジネス)身体食べ物
「ね」 猫も杓子も(ねこもしゃくしも) 分類ことわざ意味何もかも。だれもかれも。どんな人も皆、という意味。猫や杓子(ご飯や味噌汁などを掬う道具)までも、ということから。または、「女子も弱子(じょしもじゃくしも)」や「女子も若子(めこもじゃくしも)」から変化したなどの説もある。 2023.02.15 「ね」動物道具食べ物