食べ物

「た」

卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ)

分類ことわざ意味あまりに早計なことをたとえた言葉。順序を考えず、せっかちに結果を求めることをいう。鶏の卵に、時を告げてくれることを期待する、ということから。荘子にある句。
「も」

餅は餅屋(もちはもちや)

分類ことわざ意味全ての物事にはそれぞれ専門家がいるので、その人に任せるのが最も良い、という意味。どんなことでもその道の専門家というものがいるものであるから、知ったかぶりせずにやはりその人物に任せるべきだ、ということ。餅はやはり専門の餅屋が搗...
「こ」

コックが多いとスープがまずくなる

分類ことわざ意味物事は他人の干渉が多いと、うまくいかないものだ、という意味。英語での表記Too many cooks spoil the broth.同類語・同義語 コックが多いとスープが台無しになる 船頭多くして船山に上る(せんどうおおく...
「と」

飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて)

分類ことわざ意味早とちりのこと。空を飛ぶ鳥を見て、まだ捕まえてもいないのに、鳥料理の献立を考えてる、ということから。同類語・同義語 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)
「て」

手前味噌で塩が辛い(てまえみそでしおがからい)

分類ことわざ意味自家製の味噌だから美味しいと言われ、食べてみたら塩辛すぎてまずかった、ということから、自慢話ばかりで聞き苦しいことをいう。同類語・同義語 手前味噌 自画自賛
「と」

とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)

分類ことわざ意味とかくこの世の中はというものは男女の色事と、酒が一番である、という意味。浮世は浮かれて渡る世間のこと。楽しみといえば何といっても情事と酒を飲むことである、ということ。
「て」

手酌貧乏(てじゃくびんぼう)

分類ことわざ意味酒を飲む時には、誰かに酌をしてもらって飲むと美味しいが、自分一人で酌をするのはいかにも貧乏じみている、という意味。また、酒は人と飲んでこそ美味しいものなのに、一人になってもまた酒を飲むようだと酒代がかさんで貧乏の元になる、と...
「や」

八百屋に看板なし(やおやにかんばんなし)

分類ことわざ意味八百屋は店先に並べた野菜・果物等の品が看板になるから、わざわざ看板を出す必要はないことをいう。
「ぬ」

糠に釘(ぬかにくぎ)

分類ことわざ意味糠に釘を打つのと同じで、まったく手応えがないこと。また、効き目がないことをいう。糠は、玄米などを精白する際に出る粉。糠に釘を打ち込んでも粉のため効き目がないことから。同類語・同義語 豆腐に鎹(とうふにかすがい) 暖簾に腕押し...
「と」

豆腐に鎹(とうふにかすがい)

分類ことわざ意味注意や意見をしても手応えがなく効き目のないことをいう。「鎹(かすがい)」は、二つの材木を接合するためのコの字型の釘のこと。豆腐に鎹を打ち込んでも手応えがないことから。同類語・同義語 糠に釘(ぬかにくぎ) 暖簾に腕押し(のれん...
「ね」

猫に鰹節の番(ねこにかつおぶしのばん)

分類ことわざ意味極めて危険で安心できないこと、油断ならないことをいう。また、過ちが起きやすいこと、間違いを起こしやすい状態をいう。大好物の鰹節を猫の傍に置くことということから。同類語・同義語 猫に鰹節 鰹節を猫に預ける
「し」

杓子は耳搔きにならず(しゃくしはみみかきにならず)

分類ことわざ意味大きな杓子は耳搔きの代わりにはならない、ということから、形が似ているからといって大きい物は必ずしも小さい物の代わりにはならない、という意味。「大は小を兼ねる」の反対の意味。味噌汁等を掬う杓子は、耳搔きの代わりには使えないこと...
「さ」

酒飯雪隠(さけめしせっちん)

分類ことわざ意味客を招く時の心得のこと。「酒」は良い酒。「飯」は美味いご飯。「雪隠」は清潔な便所(お手洗い)。お客様を招く時には、良い酒、美味いご飯、清潔な便所を用意することが大事である、という意味。
「さ」

酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

分類ことわざ意味酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良い、という意味。「百薬の長」は、全ての薬の大将という意味。同類語・同義語 百薬の長対義語・反対語 酒は百毒の長
「さ」

酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)

分類ことわざ意味人間の身体に有毒で有害なものは沢山あるが、酒は中でも最大の毒物である、という意味。対義語・反対語 酒は百薬の長
「さ」

酒は飲むとも飲まれるな

分類ことわざ意味酒で本心を失ってしまうような飲み方をせぬよう用心すべきだ、という意味。酒というものは飲んでも構わないけれども、決して酒に飲まれてしまってはならない、ということ。
「さ」

酒は天の美禄(さけはてんのびろく)

分類ことわざ意味酒は天からの素晴らしい贈り物である、という意味。『漢書』の言葉。それ以後、「美禄」は酒の異称となった。
「さ」

魚は殿様に焼かせよ餅は乞食に焼かせよ

分類ことわざ意味何にでも向き不向き、誰にでも得手不得手があるものだ、という意味。殿様はひもじい暮らしをしていないので魚を焼かせるといじることがないため姿のまま上手に焼き上がる。一方、乞食はいつも腹が減っているから餅を焼かせると待ちかねてよく...
「あ」

秋茄子嫁に食わすな(あきなすびよめにくわすな)

分類ことわざ意味秋に収穫する茄子は味が良いから、嫁には勿体無いので食べさせるな、という意味。または、秋茄子は身体を冷やして毒なので、嫁に食べさせるなという逆の意味も。一つ目は、姑が嫁に意地悪をする様子(嫁いびり)をいう。二つ目は、嫁を大事に...
「た」

大根を正宗で切る(だいこんでまさむねをきる)

分類ことわざ意味正宗は稀代の名刀とされる鎌倉時代の刀のこと。大根を切るために名刀である正宗を使用して切ることから、立派なものをつまらない用途に使用する、また、使用方法が適切でないことをいう。また、実力のある人物なのに、つまらない仕事をさせる...