「わ」

我が家楽の釜盥(わがいえらくのかまだらい)

分類ことわざ意味お釜と盥(たらい)を兼用で使用するような道具の無い貧乏で不自由な生活でも、我が家は楽しいものである、という意味。同類語・同義語 我が栄楽の金盥(わがえいらくのかなだらい)
「ろ」

魯魚の誤り(ろぎょのあやまり)

分類ことわざ意味文字の書き誤りのこと。「魯」の字と「魚」の字は字形がよく似ていて間違えやすいことから。
「ろ」

老少不定(ろうしょうふじょう)

分類ことわざ意味老人は死に若者は生きながらえるとは必ずしも決まってなく、死というものは老人も若者も定めずにやってくる。この世のことは定めがたく未来のことは一向に分かることはないため、人の寿命は年齢の多少とは関わりがなく、いつどのようにして燃...
「ろ」

労多くして功少なし(ろうおおくしてこうすくなし)

分類ことわざ意味苦労ばかり多くて結果は大したことがない、という意味。いくら骨を折っても効果がないことをいう。「労」は、はたらき・骨折りの意、「功」は、効果・利益、の意。同類語・同義語 労して功無し
「れ」

礼も過ぎれば無礼になる

分類ことわざ意味礼儀にも程度が大切である、ということ。礼儀正しさも度を超すと、かえって相手は馬鹿にされたと思い、逆に失礼になるものである、という意味。
「れ」

礼に始まり乱に終わる

分類ことわざ意味酒宴のこと。酒の席では、始めは礼儀正しく振舞っているが、最後は取り乱してしまうものだ、ということから。
「り」

両雄並び立たず(りょうゆうならびたたず)

分類ことわざ意味力の等しい二人の英雄がいると、必ず争うようになってどちらか一方が負けるものであり、共に立つことはできない、という意味。『史記』にある言葉。同類語・同義語 両雄並びに立たず
「り」

良馬は鞭影を見て行く(りょうばはべんえいをみていく)

分類ことわざ意味優れた人物は、他人の指示や指導を待たずに行動ができる、という意味。良い馬というものは、鞭でその尻を叩かれる前に、鞭の影を感じ取るだけで走る速度を上げることができる、ということから。同類語・同義語 良馬は鞭声を見て行く(りょう...
「り」

梁上の君子(りょうじょうのくんし)

分類ことわざ意味盗賊・泥棒のこと。また、鼠(ネズミ)のこともいう。梁(はり)は家の天井に横に渡して棟を支える木材のこと。昔、中国である人が梁の上に潜んでいる泥棒を見て、その人の子供に「悪い癖を身につけると、あの梁の上の君子のようになる」と言...
「り」

良医の門に病人多し

分類ことわざ意味病人というものは医者が良いか悪いかに関心があり、良い医者のところには沢山の患者が集まるということから、良い師匠や先生には学ぶべきことが多く門人が沢山集まってくることをいう。
「あ」

頭でっかち尻すぼみ

分類ことわざ意味頭は大きいが尻は小さい、ということから、始めは勢いがいいけれど、終わりはだらしがないこと。同類語・同義語 竜頭蛇尾 虎頭蛇尾 頭でっかち尻つぼみ 頭でっかち尻すぼり
「り」

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

分類ことわざ意味初めは勢いが盛んで、終わりになるにしたがって衰えていくこと。頭は竜のように大きく立派であるのに、尾っぽは蛇のように小さく細い、という意味から。同類語・同義語 虎頭蛇尾 頭でっかち尻すぼみ
「り」

律義者の子沢山(りちぎもののこだくさん)

分類ことわざ意味義理堅く正直で真面目な人間は、家庭円満で夫婦仲も良いため子供が多い、という意味。律義な人は、外で酒を飲んだり色にふけることがないため、自然と家庭を大事にするようになり、沢山の子供に囲まれて暮らすということから。
「り」

犂牛の喩(りぎゅうのたとえ)

分類ことわざ意味父親が悪く愚か者であっても、その子供が賢ければ才能は必ず認められる、という意味。また、地位や身分の低い貧しい家の出であっても、有能な人材であれば世間に認められ出世する、という意味も。犂牛とは、毛の色がまだら模様になっている牛...
「ら」

ラッコの皮

分類ことわざ意味上下いずれへ対しても従順で、言われるがままになる人をたとえていう。ラッコ(猟虎)の皮は、手触りがとてもよいことから。
「ら」

楽人楽を知らず(らくじんらくをしらず)

分類ことわざ意味常に心や身体に苦痛や生活する上での気苦労がない者は、真の安楽を知らない、という意味。普段から気楽に生きている者は本当の意味で心身の安寧を理解するができない、または、楽をせず苦労してこそ楽のありがたさが分かる、ということ。
「ふ」

踏んだり蹴ったり

分類ことわざ意味重ね重ね辛い目にあわされること。ひどい目にあわされた上にさらにまた痛めつけられること。踏まれたり蹴られたりするということから。同類語・同義語 泣き面に蜂 泣き面を蜂が刺す 弱り目に祟り目
「な」

泣き面に蜂

分類ことわざ意味不幸の上に不幸が重なること。困って苦しんでいる上にさらに苦労が重なって起こること。泣いている顔をさらに蜂が刺すという意味から。同類語・同義語 泣き面を蜂が刺す 弱り目に祟り目 踏んだり蹴ったり
「よ」

弱り目に祟り目

分類ことわざ意味困っているときに、さらに神仏の祟りが重なったということから、不運の上にさらに不運が重なって起こることをいう。「弱り目」は弱っているとき。「祟り目」は、神仏の祟りを受けること。同類語・同義語 泣き面に蜂 泣き面を蜂が刺す 踏ん...
「む」

婿は座敷から貰え嫁は庭から貰え

分類ことわざ意味婿は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の高いところから貰うと、家の格式が上がるためその家を繁栄につながり、反対に、嫁は、自分の家よりも家柄や財産・地位・名誉の低いところから貰った方が謙虚によく働くためその家を繁栄につなが...