「よ」

夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)

分類ことわざ意味女の人というものは、夜暗いところで見たり遠方から離れて見たり笠をかぶった顔をのぞき見た時に、美人に見えるものだ、という意味。女性が美しく見える場合を三つ挙げて並べた言葉。
「ひ」

人の心は九分十分(ひとのこころはくぶじゅうぶ)

分類ことわざ意味人の心や人の考え、思うところ、見るところはそれぞれ違うものだといってもたいした違いはなく、たいていはほとんど同じようなものである、という意味。同類語・同義語 世の中の人の心は九合十合 人の心は九合十合
「よ」

欲に目見えず

分類ことわざ意味欲に目がくらんでしまって、見えるはずのものまで見えなくなってしまい、是非善悪の区別がつかなくなることをいう。同類語・同義語 欲に耽る者は目見えず(よくにふけるものはめみえず) 欲に目がくらむ 欲に目がない
「よ」

夜が明けたら巣を作ろう

分類ことわざ意味梟(ふくろう)や夜鷹(よたか)は、巣を作ろうと思ってもすぐには作らずに、夜が明けてから巣を作ろうとし、やがて朝になると眼が見えなくなるためにいつまでたっても巣が完成しないことから、怠け者をたとえた言葉。同類語・同義語 梟の宵...
「よ」

楊枝削りも材木屋(ようじけずりもざいもくや)

分類ことわざ意味細かいことも同類である、という意味。
「よ」

宵っ張りの朝寝坊(よいっぱりのあさねぼう)

分類ことわざ意味夜遅くまで起きて夜更かしをし、朝は寝坊して遅くまで寝ていること。また、夜遅くまで起きているのであれば朝早く起きられないのは当然であることを非難していう。「宵っ張り」は、夜遅くまで起きていること、夜更かしをすること、の意味。同...
「ゆ」

湯を沸かして水にする

分類ことわざ意味せっかく苦労して努力してきたことを無駄にしてしまうことをいう。苦労して沸かしたお湯を冷まして冷えた水にしてしまうことから。同類語・同義語 湯を沸かして火を引く 湯を水にする 雪を担うて井を埋る(ゆきをにのうていをうずむ)
「ゆ」

指きたなしとて切られず

分類ことわざ意味悪い兄弟・姉妹等の肉親がいても、簡単に見捨てたりすることはできない、という意味。同類語・同義語 指は切って捨てられぬ 指むさしとて切って捨てられず
「し」

塩にて淵を埋む如し(しおにてふちをうずむごとし)

分類ことわざ意味無駄であることや不可能であること、無効となることのたとえ。または次から次へと消えてしまって溜まる事の無い様子のたとえ。水に浸すと溶けてしまう塩で、深い水溜りの場所を埋めるようなものである、ということから、同類語・同義語 雪を...
「ゆ」

雪を担うて井を埋る(ゆきをにのうていをうずむ)

分類ことわざ意味いくら労力を注いでも効果や成果の無いことのたとえ。無駄な努力をすること。雪を運んできて雪でもって井戸を埋めようとしても、雪は融けてしまうので、どうやっても埋めることができないものである、ということから。同類語・同義語 塩にて...
「い」

行き掛けの駄賃(いきがけのだちん)

分類ことわざ意味馬子(まご)が荷物を受け取って行くついでに、空馬を使って別の荷物を運んで運賃を得ていたことから、ある事をするついでに他の事をして利益を得ること。また、悪事のついでに別の悪事をすること。駄賃は、馬で荷物を運ぶ手間賃のこと。良い...
「み」

身の程知らず

分類ことわざ意味自分の立場や実力の程度を知らないで、それ以上のことを望んだり求めたり、その行為をおこなう様子、またはその人をいう。同類語・同義語 夜郎自大 夜郎大
「や」

夜郎自大(やろうじだい)

分類ことわざ意味愚か者が自分の実力も知らずに大きな顔をして尊大に構えていばること。夜郎とは、中国にあった小国。その王が自分を大国の王だと思い込んで自慢をしたことから。自大は、自らを尊大に構え、自分を優れている者であると思うこと。『史記』にあ...
「や」

山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる)

分類ことわざ意味地位の低い人が出世することのたとえ。自然界には人知の及ばない計り知れないことがあるものであるから、物事が意外な発展をみせることをいう。同類語・同義語 山の芋が鰻になる
「の」

喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)

分類ことわざ意味熱い食べ物や飲み物を食べたり飲んだりしても、喉を過ぎて腹の中に入ってしまうともう熱くはないもので、熱かったことも忘れてしまう。そのように、困難なことや苦しいことも過ぎ去ってしまうと何でもない、ということ。また、苦しいときに助...
「や」

病治って医者忘れる(やまいなおっていしゃわすれる)

分類ことわざ意味事が過ぎるとその時に必要であったものも忘れてしまう、という意味。いざ病気が治ってしまうと、世話になった医者のことなどさっぱりと忘れてしまうということから、苦しい時期が過ぎ去れば世話になった人の有難さなどきれいさっぱりと忘れて...
「や」

藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす)

ことわざ,藪をつついて蛇を出す(やぶをつついてへびをだす),動物,自然,藪,蛇,余計,苦労,災難,結果,同類語,同義語,同じ意味
「や」

瘦せ馬に重荷(やせうまにおもに)

分類ことわざ意味痩せている馬に何頭分もの荷物を背負わせる様子から、自分の能力を超える任務や責任を負うこと、または、身分不相応の重荷を負うことのたとえ。
「や」

焼け跡の釘拾い(やけあとのくぎひろい)

分類ことわざ意味道楽をして遊びつくして、お金を湯水のように使い込んだ後に、急に倹約をする、という意味。自分の家で大火事を出しておきながら、その家が焼け跡になった後に焼けた釘を拾い集める、ということから。
「も」

門を同じくして戸を異にす(もんをおなじくしてとをことにす)

分類ことわざ意味同じ門から出入りしているが家は別である、ということから、同じ一門であっても持ち味や得意なところは、それぞれ違っている、という意味。また、同じ道に学んでも、その見るところは人によって異なる、という意味。