「こ」

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類ことわざ意味功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すものは得...
「ね」

鼠の嫁入り(ねずみのよめいり)

分類ことわざ意味物事はあれこれ選んでも結局は変わりばえのしないところに落ち着くものだ、という意味。鼠(ネズミ)の夫婦が娘に天下一強い婿を取ろうと考え、太陽に話を持ち掛けたが、太陽の光を遮る雲がもっと強いと言ったことから、強い者は順に、風(雲...
「か」

壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)

分類ことわざ意味内緒話や隠し事は、注意しないとすぐに人に漏れてしまうものだ、という意味。壁に耳を当てたり、障子に穴を開けたりして、どこでだれが聞いたり見たりしているか分からない、ということから。同類語・同義語 藪に目(やぶにめ) 壁に耳(か...
「へ」

屁を放って尻すぼめる(へをひってしりすぼめる)

分類ことわざ意味尻をすぼめれば屁(おなら)を放ったことが隠せると思ってでもいるかのように、何かしくじった後で慌ててそのことを隠そうと取り繕うとすること。また、何かしでかした後で慌てて隠そうとしても間に合わない様子をいう。「尻すぼめる」とは、...
「は」

針の穴から天を覗く

分類ことわざ意味自分の小さな見識をもって大きいことに臨むことをいう。また、わずかに得た知識から、大きな問題を自分勝手に判断することをいう。針の穴から空を覗くと、わずか一部分しか見えないことから、狭い考えを非難する言葉。同類語・同義語 葦の髄...
「ひ」

人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ)

分類ことわざ意味人を呪って害を与えようとすれば自分にもその害が及んでくる、という意味。人を呪い殺そうとすれば、相手の分だけでなく自分の墓穴も掘らなければならなくなる、ということから。同類語・同義語 人を祈らば穴二つ
「あ」

蟻の穴から堤も崩れる(ありのあなからつつみもくずれる)

分類ことわざ意味些細な油断や不注意などで細心の注意が欠ければ、大事を引き起こすものであるから、細かいことも侮らず気をつけるべきである、という意味。蟻(アリ)の作った小さな穴でも、見過ごしていると、それが原因で水がしみこんで、結果として大きな...
「あ」

雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)

分類ことわざ意味微力でも根気よく努力をし続ければ成功につながる、という意味。「穿つ(うがつ)」とは穴をあけるという意味で、雨垂れも長い間同じところに落ち続ければ石に穴をあけるということから。中国の『漢書』にあることば。同類語・同義語 水滴り...
「み」

水滴りて石穿つ(みずしたたりていしうがつ)

分類ことわざ意味一つ一つ僅かな水滴でも長い間には石に穴を開けるたとえから、少しのことも積もり積もれば大きくなる、という意味。同類語・同義語 雨垂れ石を穿つ 塵も積もれば山となる 石の上にも三年 積羽舟を沈む