治療

「や」

薬石効なし(やくせきこうなし)

分類ことわざ意味一生懸命に看護をしたがその甲斐もない。または、手当の甲斐もなく病死したときに使用する言葉。「薬石」は、昔の中国で鍼治療に使用した器具で、石で製作した針のこと。この言葉は、死亡通知をするときによく用いられる。
「や」

薬石の言(やくせきのげん)

分類ことわざ意味薬や治療のように身のためになる言葉や忠告。「薬石」は薬と石鍼(いしばり)を指し、転じて、治療全般のこと。
「と」

毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)

分類ことわざ意味悪人や悪事を抑えるために、他の悪人や悪事を使うことをいう。毒に当たった人に対して別の毒薬を使って治療をすることから。毒で毒を制御する、ということから。ここでの毒は、社会的な毒の意味で、悪一般を指す。悪を使って社会悪を取り除く...
「や」

病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)

分類ことわざ意味病状が悪化して病気が治る見込みが無くなること。また、あることに物事に憑かれたように熱中し過ぎてしまいその状態から抜けられず手も付けらないことをいう。「膏」は、心臓の下。「肓」は、胸部と腹部の間の薄い膜で、いずれも治療をしにく...
「い」

一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり)

分類ことわざ意味病人の回復を早めるものは、まず第一が周囲の人の心のこもった看病で、その次が医者の薬である、という意味。病気の治療には薬も大切であるが、何よりも周りの人の心のこもった看病が第一だ、ということ。
「い」

医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)

分類ことわざ意味どんなに名医であっても、患者がその医者の言うことを守らなければ治療はうまくいかない。病人は医者を信用して、その指示を忠実に守らなければならない、という意味。同類語・同義語 医を信ぜざればその病癒えず
「あ」

阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)

分類ことわざ意味阿漕が浦は、三重県津市付近の海岸。「伊勢の海阿漕が浦に引く網も度重なれば人もこそ知れ」という古歌からきた言葉で、隠し事も幾度か重なると、おのずと人に知られてしまう、という意味。阿漕が浦は元々は伊勢神宮に供えるための禁漁区で、...