考え

「ふ」

故きを温ねて新しきを知る(ふるきをたずねてあたらしきをしる)

分類ことわざ意味古いことを研究して新しい道を発見する。昔のことをよく調べ、そこから新しい考えを見つけ出すこと。 『論語』のなかの孔子の言葉。同類語・同義語温故知新(おんこちしん)
「よ」

横車を押す(よこぐるまをおす)

分類ことわざ意味理屈に合わないことを強引に押し通すこと。無茶を言うこと。無理矢理自分の考えを押し通すこと。 車の車輪の回転方向と垂直の方向に押しても、スムーズに動くはずがないことを承知の上であえて無理に押そうとする、ということから。同類語・...
「る」

類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ)

分類ことわざ意味性格や考えの似ている者同士は、自然と集まって仲間になるものだ、という意味。 「類」は、似た者同士、同類の意味。中国の「類を以て集まる」が転じてできた言葉。同類語・同義語同気相求む(どうきあいもとむ)類を以て集まる(るいをもっ...
「む」

胸に一物(むねにいちもつ)

分類 ことわざ 意味 胸の奥に深い考えを秘めていること。あるいは、悪だくみを考えいていること。 「一物」は、隠した悪い考えの意味。心にわだかまりを抱いており、心の中に秘めた企みがある、ということ。 同類語・同義語 胸に一物、手に荷物(むねに...
「へ」

下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむにいたり)

分類 ことわざ 意味 下手な人が考えるのは時間を費やすばかりで、良い考えが浮かばず、結局休んでいるのと同じようなものである、という意味。 囲碁や将棋で、長時間考えている人をからかって言う言葉。
「ね」

猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころしらず)

分類 ことわざ 意味 小人物は、大人物の考えを理解できないものである、という意味。 よく似ていても猫のように小さな動物は、虎のように大きな動物の心を理解できない、ということから。
「け」

下衆の後知恵(げすのあとぢえ)

分類 ことわざ 意味 愚かな者は物事が済んでしまってから、やっとよい知恵が浮かんでくる、という意味。下衆は、判断が必要な時には考えがまとまらず、物事が終わってから何か考えつくものだ。 下衆は身分の卑しい者のこと。 同類語・同義語 下衆の後知...
「ね」

猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける)

分類 ことわざ 意味 素晴らしい計画も実行者がいなければ議論倒れだ、ということ。また、良い考えだが、実際には難しくて実行できないこと。または、実行が困難なことでも、提案するだけなら楽だということ。 鼠(ネズミ)が猫から身を守るために、襲って...
「し」

十人十色(じゅうにんといろ)

分類 ことわざ 意味 十人寄れば十人とも、各々の考えや好み、性格も違うものである、という意味。人間は十人いれば顔かたちが十種類あって、それぞれ違うように、それぞれの好みや考えも違うものだということ。 同類語・同義語 蓼食う虫も好き好き(たで...
「き」

机上の空論

分類 ことわざ 意味 頭の中で考えただけの、実際には役には立たない考えや計画のこと。 机の上で考えた役立たない考えや計画、という意味から。 同類語・同義語 画餅に帰す 画餅 絵に描いた餅 畳の上の水練
「は」

針の穴から天を覗く

分類 ことわざ 意味 自分の小さな見識をもって大きいことに臨むことをいう。また、わずかに得た知識から、大きな問題を自分勝手に判断することをいう。 針の穴から空を覗くと、わずか一部分しか見えないことから、狭い考えを非難する言葉。 同類語・同義...
「さ」

猿の人真似(さるのひとまね)

分類 ことわざ 意味 意味をよく考えもしないで、他の人の言葉や行動をそのまま真似ること。 また、他人の真似をして表面を取り繕うこと。 猿は考えがあって人間の真似をするものではなく、訳も分からず真似することから。 同類語・同義語 猿真似
「う」

内股膏薬(うちまたごうやく)

分類 ことわざ 意味 内股に貼った膏薬は、歩くたびに右の股にも左の股にもくっついてあちこちに動いてしまうように、自分の立場や考えを持たずにその時の利益や力関係、都合によって、どちらの立場にでもなることをいう。または、態度が不安定で対立してい...
「ひ」

人の心は九分十分(ひとのこころはくぶじゅうぶ)

分類 ことわざ 意味 人の心や人の考え、思うところ、見るところはそれぞれ違うものだといってもたいした違いはなく、たいていはほとんど同じようなものである、という意味。 同類語・同義語 世の中の人の心は九合十合 人の心は九合十合