困難

「そ」

創業は易く守成は難し(そうぎょうはやすくしゅせいはかたし)

分類ことわざ意味事業というものは初めて作り出すことよりも、出来上がった事業を維持していく事の方が困難である、という意味。新規に事業を始めるよりも、それを受け継いで衰退させないようにすることの方がはるかに難しい、ということ。
「い」

意馬心猿(いばしんえん)

分類ことわざ意味駆ける馬や騒ぎまわる猿を抑えて静めることが困難なのと同様に、一旦起こった人の欲情や煩悩を抑えることは簡単ではない、という意味。
「き」

傷口に塩(きずぐちにしお)

分類ことわざ意味不幸の上にさらに不幸が重なること。また、困難な状態に重ねて厄介なことが降りかかること。ただでさえ痛い傷口に、塩を塗ってさらに一層痛みが増す、ということから。
「は」

盤根錯節に遇いて利器を知る(ばんこんさくせつにあいてりきをしる)

分類ことわざ意味紛糾して解決の難しい事案に直面すると、これに当たる人間の手腕や才能を知ることができる、という意味。人間の実力というものは解決が困難な事態に遭遇したときに初めて分かるものだ、ということ。「盤根錯節」とは、根や節が入り組んでこん...
「ひ」

百里の道は九十九里を半ばとす(ひゃくりのみちはくじゅうくりをなかばとす)

分類ことわざ意味どんなことでも完成するのは難事業であるから、最後まで手を抜いてはいけない、という意味。物事は、初めやさしく終わりは困難で、成し遂げる者が少ない。百里の半ば(半分)は、五十里だが、百里を歩く者は、五十里を百里の半分と思って歩い...
「こ」

呉越同舟(ごえつどうしゅう)

分類ことわざ意味仲の悪い同士が、共通の困難や利害に対して協力し合うこと。あるいは、それから転じて、仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせることをいう。「呉「越」は、中国・春秋時代の国の名前(対立国)。呉と越の国は互いに仲が悪かったが、同じ舟に乗...
「け」

蛍雪の功(けいせつのこう)

分類故事意味艱難辛苦(かんなんしんく:酷く辛い目や困難な目にあって苦しむこと)を重ねて学問をすることをいう。貧乏のため蛍の光や雪の光で書を読んで苦学したという故事から。昔、中国の車胤(しゃいん)というは家が貧しかったため蛍を捕まえて袋に入れ...
「み」

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ)

分類ことわざ意味大変な困難に直面した時は、自分の身を犠牲にするほど、また、命を捨てるほどの決心で頑張ってこそ、はじめて活路が見出せるものだ、という意味。また、我欲を捨ててこそ安泰にもなり得る、という意味も。水に溺れた時は、死んだつもりで流れ...
「ね」

猫の首に鈴を付ける(ねこのくびにすずをつける)

分類ことわざ意味素晴らしい計画も実行者がいなければ議論倒れだ、ということ。また、良い考えだが、実際には難しくて実行できないこと。または、実行が困難なことでも、提案するだけなら楽だということ。鼠(ネズミ)が猫から身を守るために、襲ってきてもす...
「し」

死中に活を求める(しちゅうにかつをもとめる)

分類ことわざ意味どうしようもない絶望的な状況で、危険を冒してでも何とか生き残る道を求めことをいう。また、困難を克服するために、あえて危険に挑戦することをいう。「死中」は死ぬよりほかないというような状態のこと。「活」は生きること。同類語・同義...
「の」

喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる)

分類ことわざ意味熱い食べ物や飲み物を食べたり飲んだりしても、喉を過ぎて腹の中に入ってしまうともう熱くはないもので、熱かったことも忘れてしまう。そのように、困難なことや苦しいことも過ぎ去ってしまうと何でもない、ということ。また、苦しいときに助...
「こ」

志あるところに道あり

ことわざのなかの「志あるところに道あり」の意味を記載したページです。「志あるところに道あり」と同じ意味のことわざも紹介しています。