「や」

薬石の言(やくせきのげん)

分類ことわざ意味薬や治療のように身のためになる言葉や忠告。 「薬石」は薬と石鍼(いしばり)を指し、転じて、治療全般のこと。
「と」

年が薬(としがくすり)

分類ことわざ意味年を取ってくると全ての事に対して思慮分別ができてくるものである、という意味。 若い時は乱暴だった者が、年を取ると温和になったりする。年齢を重ねたことが薬となり、思慮分別がつく、ということから。
「り」

良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし)

分類ことわざ意味人からの忠告を聞くのは辛いが、結局は自分のためになる、という意味。 良い薬は苦くて飲みにくいが、病気には優れた効き目がある、ということから。同類語・同義語忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)良薬は口に苦し、忠言耳に逆ら...
「ほ」

惚れた病に薬なし(ほれたやまいにくすりなし)

分類 ことわざ 意味 恋煩いを治す薬は無い、という意味。恋の病を癒すべき良薬は無い、ということ。
「く」

薬九層倍(くすりくそうばい)

分類 ことわざ 意味 薬の販売価格はその元となる原材料費(元値)に比べて物凄く高いことを示した言葉。 薬の売価は原価の九倍である、ということから。
「は」

馬鹿に付ける薬はない(ばかにつけるくすりはない)

分類 ことわざ 意味 薬は沢山あるけれど、馬鹿を治す薬はない、馬鹿はどうにもしようのないものである、という意味。 馬鹿はどんな薬を付けても利口になるわけではない。救いようのないことを表した言葉。
「と」

毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)

分類 ことわざ 意味 こちらの身にとっては害になるものも、使い方ではこちらの利益になるものである、という意味。有害なものが一転して有益なものに変わることがある、ということ。 人体に害をもたらす恐ろしい毒薬も使い方によっては薬となるものである...
「く」

薬人を殺さず医師人を殺す(くすりひとをころさずいしひとをころす)

分類 ことわざ 意味 その物の罪ではなく、これを用いる人の責任である、という意味。万事は物を扱う人によって毒にも薬にもなるものだ、ということ。 薬そのものは人を殺す者でなく、薬を使う医者の処方の仕方が人を殺すことになる、ということから。
「し」

自家薬籠中の物(じかやくろうちゅうのもの)

分類 ことわざ 意味 自らの手中にあり、思うままに使える人や物の事をいう。 「自家薬籠」は、知り尽くした自分の家の薬箱のこと。いつでも使いたいときにすぐに使え役に立つもののことをいう。 同類語・同義語 自家薬籠(じかやくろう) 自家薬籠中(...
「さ」

酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)

分類 ことわざ 意味 酒は適度に飲めば、どんな薬よりも健康に良い、という意味。 「百薬の長」は、全ての薬の大将という意味。 同類語・同義語 百薬の長 対義語・反対語 酒は百毒の長
「う」

内股膏薬(うちまたごうやく)

分類 ことわざ 意味 内股に貼った膏薬は、歩くたびに右の股にも左の股にもくっついてあちこちに動いてしまうように、自分の立場や考えを持たずにその時の利益や力関係、都合によって、どちらの立場にでもなることをいう。または、態度が不安定で対立してい...
「い」

一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり)

分類 ことわざ 意味 病人の回復を早めるものは、まず第一が周囲の人の心のこもった看病で、その次が医者の薬である、という意味。 病気の治療には薬も大切であるが、何よりも周りの人の心のこもった看病が第一だ、ということ。