出世

「そ」

糟糠の妻は堂より下さず(そうこうのつまはどうよりくださず)

分類ことわざ意味糟糠の妻(貧乏だった頃から苦労をしてきた妻)であれば、成功し出世した後でも、大切にしなければならない、という意味。「糟糠」は、酒の糟(かす)と米の糠のことで、粗末な食事の意味。転じて貧しい生活のこと。「糟糠の妻」は、非常に粗...
「に」

憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる)

分類ことわざ意味人から憎まれるような人に限って、かえって世の中では権力があって幅を利かせ、威勢をふるうものだ、という意味。また、憎まれたり嫌われたりするような子ほど、世間を上手に渡って出世するものだ、という意味。「憚る」とは、幅を利かせる、...
「か」

管鮑の交わり(かんほうのまじわり)

分類ことわざ意味どんな場合にもよく理解し合った極めて親密な交際のことをいう。昔、中国の春秋時代に、斉の管仲と鮑叔という者がいた。二人は仲が良くまだ出世する前に、二人で商いをして管仲の方が余計に利益を多く取ったが、鮑叔は彼が貧しいことを知って...
「に」

錦を着て昼行く(にしきをきてひるいく)

分類ことわざ意味成功して出世し財産を築き、その栄光を多くの人々に見せることをいう。同類語・同義語 錦を着て昼遊ぶ対義語・反対語 錦を着て夜行く
「に」

錦を着て夜行く(にしきをきてよるいく)

分類ことわざ意味成功して出世し財産を築いても、故郷には戻らずに、それを人に示す機会がなく、不本意なことをいう。華やかな衣服に身をまとって夜歩いても、誰にもよく見えない、ということから。対義語・反対語 錦を着て昼遊ぶ 錦を着て昼行く
「り」

犂牛の喩(りぎゅうのたとえ)

分類ことわざ意味父親が悪く愚か者であっても、その子供が賢ければ才能は必ず認められる、という意味。また、地位や身分の低い貧しい家の出であっても、有能な人材であれば世間に認められ出世する、という意味も。犂牛とは、毛の色がまだら模様になっている牛...
「や」

山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる)

分類ことわざ意味地位の低い人が出世することのたとえ。自然界には人知の及ばない計り知れないことがあるものであるから、物事が意外な発展をみせることをいう。同類語・同義語 山の芋が鰻になる