「と」

虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)

分類ことわざ意味勢いの盛んな様子。 虎は、一日千里を走り、再びその千里を帰ってくることができる、ということから。
「と」

虎に翼(とらにつばさ)

分類ことわざ意味猛威を振るう者に、なお一層の力を添えることをたとえた言葉。 猛獣である虎は、それだけでも非常に強いのに、その上になお翼を与える、ということから。
「り」

竜の髭を撫で虎の尾を踏む(りゅうのひげをなでとらのおをふむ)

分類ことわざ 意味大変危険な状況のこと。また、大きな危険を冒そうとすること。 大変恐ろしい竜の髭を撫でたり、同じく恐ろしい虎の尾っぽを踏むような、大変危険な行動に出ることから。
「と」

虎を描きて狗に類す(とらをえがきていぬにるいす)

分類 ことわざ 意味 力量の乏しい人が優れた人物から真似してもかえって軽薄に見えるだけである、という意味。立派で優れたものを真似ようとして学び損ね、かえって見苦しいものになる、ということのたとえ。また、崇高なものを求め過ぎると不成功に終わる...
「た」

竹に虎(たけにとら)

分類 ことわざ 意味 調和して絵になる取り合わせや組み合わせのこと。取り合わせの良いもの。 同類語・同義語 紅葉に鹿(もみじにしか) 牡丹に唐獅子(ぼたんにからじし) 竹に雀(たけにすずめ) 梅に鶯柳に燕(うめにうぐいすやなぎにつばめ) 梅...
「は」

張子の虎(はりこのとら)

分類 ことわざ 意味 実力も無いくせに威勢だけはよく虚勢を張る人のこと。あるいは、何事にもただ首を縦に振る人のこと。または、首をよく振り動かす癖のある人のこともいう。 「張子の虎」は、紙と竹で作った張子でできた虎の形の郷土玩具のこと。首の部...
「ね」

猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころしらず)

分類 ことわざ 意味 小人物は、大人物の考えを理解できないものである、という意味。 よく似ていても猫のように小さな動物は、虎のように大きな動物の心を理解できない、ということから。
「こ」

虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

分類 ことわざ 意味 功名を得たい、あるいは、立派な成果を上げたいと思うならば、安全策を取ってばかりいるのではなく、大きな危険を覚悟しなければならない、という意味。危険を冒さなければ大きな望みは果たせない、身の安全ばかり考えていては目指すも...
「ほ」

暴虎馮河の勇(ぼうこひょうがのゆう)

分類 ことわざ 意味 向こう見ずの無謀な勇気のことをいう。 虎を手で打ち、川(河)を徒歩で渡るような無謀な気構え、ということから。 同類語・同義語 匹夫の勇(ひっぷのゆう)
「か」

苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)

分類 ことわざ 意味 苛酷で惨い政治は、虎よりも恐ろしいものである、という意味。 酷い悪政の下にある人民は、虎に襲われて死ぬよりも恐ろしい目にあう、ということから。
「こ」

虎口を脱する(ここうをだっする)

分類 ことわざ 意味 非常に危険な場所や状態から逃れることをいう。 「虎口」は虎の口。虎に食われそうになるという意味から。
「こ」

虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)

分類 ことわざ 意味 危険や災難が、次々と起こることをいう。 虎から逃げることができたと思ったら、竜の住む洞穴(竜穴)に入ってしまう、ということから。「虎口」は虎の口のことから、虎に食われそうになるということ。
「せ」

前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)

分類 ことわざ 意味 やっと禍をひとつ逃れて、また次の禍に遭遇すること。 表の門の虎を退治したと思ったら、裏門から狼が入ってきた、ということから。 同類語・同義語 一難去ってまた一難 前門虎を防ぎ後門狼を進む
「さ」

三人虎を成す(さんにんとらをなす)

分類 ことわざ 意味 無根の説も、多くの人が言えば、ついには人が信じるようになる、という意味。大勢で口にすると噂が事実と間違えられるようになること。 町に虎がいるという噓を、一人や二人が言っても信用されないけれども、三人が言ったとなると信用...
「と」

虎は死して皮を残し人は死して名を残す

分類 ことわざ 意味 虎は死後に美しい皮にその威容を残して珍重されるように、人間の死後は名誉や功績によって美名を残してその名を長く後世に語り伝えさせる、という意味。 名誉や功績によって名を残すように、立派な行いをするべきだという教え。 同類...
「と」

虎を千里の野に放つ(とらをせんりののにはなつ)

分類 ことわざ 意味 後の禍(災い)の元となる危険なものを野放しにすること。 虎のような危険な動物を野に放ってしまって自由にさせる、ということから。 同類語・同義語 虎を野に放つ 虎を養いて憂いを残す
「と」

虎の尾を踏む(とらのおをふむ)

分類 ことわざ 意味 非常に危険なことをいう。 もし凶暴な虎の尾を踏んだら、嚙み殺されてしまうことから、大変に危ないことをするということ。
「り」

竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

分類 ことわざ 意味 初めは勢いが盛んで、終わりになるにしたがって衰えていくこと。 頭は竜のように大きく立派であるのに、尾っぽは蛇のように小さく細い、という意味から。 同類語・同義語 虎頭蛇尾 頭でっかち尻すぼみ
「と」

虎にして冠す(とらにしてかんす)

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「き」

騎虎の勢い(きこのいきおい)

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